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子どもを静かにさせる10の方法

こんにちは、桜井です。


今回は、子どもを静かにさせる10の方法をご紹介します。

新任の方で「なかなか子どもが静かにならない」と悩んでいるかもしれません。

またベテランでも、「あれ?最近教室がうるさい」と思うこともしばしば。

この10個を知っていればきっと役に立つはずです。


1.「静かにしなさい!」と言い続けるではなく、
「●●さん、お話してもいいですか?」と言う。

静かにしなさい!と感情的に怒ってばかりいると子どもたちはどんどん話を聞かなくなります。まずは落ち着いて子どもたちを観察します。そして、どの子がおしゃべりの発端なのか突き止めましょう。その発端が分かれば、その子に向かって「●●さん、お話してもいいですか?」と問うのです。

2.具体物を提示して、その後隠す

プロジェクターがあれば、PPTなどを投影して、「W」ボタンを押すとホワイトアウトといって画面から消えます。クラスの何人かが画面を見ます。そして、「先生今の何?」と聞いてきます。その具体物を見たいがために子どもたちは静かになるのです。

他にも算数の小道具としてパズルやパターンブロック、折り紙でも機能しますので、おすすめです。

3.学級委員・係の子に注意してもらう

学級委員の子や係の子に注意してもらうのも有効です。
「ねえねえ、●●さんに注意してきてくれない!」とお願いします。その間に板書したりプリントを配り始めましょう。全体指導よりは個別指導がおすすめです。

4.手拍子などをさせる、そのやり方を決めておく

パン、パパパン、パンパンパンなど手拍子をさせます。
そのリズムを変えるのです。そして、子どもたちが意識をそちらに向け始めます。普段から手拍子を決めておいておくと便利です。
うまい先生は研究授業の前や授業公開の前に「パン、パパパン、パンパンパン」とやっていますね。

5.授業の流れをきちんと提示する。

子どもたちはどんな時にうるさくなるのでしょうか。それは、次に何をすればいいのかわからない時。だから私たちは「これやって、これやってという流れを提示する必要があります。」

あなたの授業は子どもたちにとって見通しが立ちますか?

6.話す時間を与える。

自分が気持ちよさそうに説明している先生をよく見かけますが、それでは子どもたちは飽きてしまいます。自分がセミナーなどに参加すると、ホントウに人の話を聞き続けるのは苦痛です。

上手い人のセミナーは「周りの人と話しましょう!」という時間が必ずあります。

まずは、説明して、活動、そしてペアワーク、グループワークときちんと授業の構造ができていてそれを子どもたちが理解しているとうるさくなりにくくなります。

7.子どもたちの良いところをきちんと見つけて信頼関係を構築する。

同じ「静かにしなさい!」でも聞く先生と聞かない先生がいます。
それはなぜでしょう。

子どもたちとの信頼関係があるか、どうかです。
普段から子どもたちの話に耳を傾け、私はあなたの敵ではない!と子どもたちに伝えます。そして「この先生の言うことは聞こう!」と子どもたちに思わせるのです。

とても大切なことです。

8.保護者に子どもたちの良いところを伝える。

子どもたちは保護者の遣い手です。保護者はお家であなたのことをどう話しているでしょうか。保護者に「よい先生!」と思われれば子どもたちはすぐに静かになります。そうではないと子どもたちは次第に言うことを聞かなくなります。ここらへんが新任の先生の不利なところ。

まずは1学期の授業公開で保護者の心を掴むことですね。これができないと後半辛いです。

9.ほかの先生たちに子どもたちを褒めてもらう。

学年団の先生たちと連携して、子どもたちを褒めましょう。
あなたも嬉しいですよね。こう言われたら
「校長先生があなたの授業上達してた!って言ってたよ」

第三者の人を上手く巻き込んで、子どもとの信頼関係を築きましょう。
陰口の逆をやるのです。


10.うるさくならないうちに課題を与えてしまう。

うるさくなる教室の共通点とは?
それは教師が時間にルーズなことです。


休み時間が終わっているのに教室に現れない。

何をすればいいか、子どもたちがわからない→おしゃべりをはじめる
→立ち歩く

負のスパイラルです。


休み時間の途中には教室に行って、板書をはじめたり、プリントを配ってしまう。そして「隙きを与えない」。


●まとめ

いろいろなことを試しています。その中で効果があった10個です。

何か参考になれば幸いです。


おしまい。


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