炎天下で、音に溺れる魚のように
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炎天下で、音に溺れる魚のように

さきぽん

2019/9/7 泉大津フェニックスで開催されたOTODAMA18-19音泉魂へ。

ほぼ毎年行ってるフェスなので異常な愛が強いのですがそこは割愛して、フィッシュマンズの事を綴りたいと思います。

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フィッシュマンズとわたし。

フィッシュマンズはスカパラの茂木欣一氏がドラムとボーカルを務めている。本来のボーカルだった佐藤伸治氏は、もう私が知った頃にはとっくに鬼籍に入られていた。ただ友達が誕生日にくれたサブカル楽曲の詰め合わせのようなCDに、好きそう、といかれたBabyを入れてくれていたのをきっかけに聞きまくった。

3.11震災きっかけだっただろうか、日比谷野音の配信を見て【銀河と迷路】のようなスカパラの茂木氏と違う歌声に驚いた。完全に佐藤氏ではないか。

音泉魂は精一杯ふざけるフェスである。そんなところに、大阪に、FISHMANSがメインになったのは4年前。

ステージは完全リスペクト仕様。

ベストアルバムのジャケットが模されたステージに、コンセプトはプロレス(生前佐藤氏が好きだったためということ)。

清水音泉とフィッシュマンズの関係、愛の深さは主催者の過去のブログから伺い知れる。何よりもモッシュにダイブをかます野郎キッズどもも皆無で随分居心地が良かった。

ロングセットで60分一本勝負。新日のIWGPみたいにゴングが鳴ったら合図。胸を高揚させながら、人混みを掻き分けて足を前に進めた。

LONG SEOSON。普通のフェスならこれで終了!という長尺曲に酔いしれて、勝手に涙が頬を伝う。

あぁ、フィッシュマンズは存在してた、と。涙が溢れた。

しかし、その喜びが一変し悲劇へ。隣が一緒に歌っちゃいます系の輩だったのだ。私は曲途中で丘を泣きながら駆け上がって、友人の元に戻った。しかしここでも笑われたため、ひとりで体を揺らそう。ちょっと人から離れて観覧した。あんな高揚感は二度と味わえないと思う。そして本当の大トリの赤犬にまた泣かされた。笑い泣き。


そして今回は、真昼間のフィッシュマンズ。

毎回Vo.は茂木氏、もしくはクラムボンの原田郁子氏なのだが今回はハナレグミ、bonobosの蔡氏、そして現在イケイケのyogge new waves角舘氏という4人客演。

これに関してはソワソワしていた。

郁ちゃんに関してはほぼ現フィッシュマンズに関わっているので、この人しかいないと思っている。蔡さんの味のあるハイトーンボイスもきっと佐藤氏を降ろせるだろう。ハナレグミは良い意味でハナレグミの曲になりそう。角舘くんに関しては失礼ながら演奏に呑み込まれるか、カラオケになったらどうしよう。と。

結果は言わずもがな、だが、一番驚いたのが、茂木氏も郁ちゃんも、佐藤味めっちゃ増してるーーーー!同じ女性としてどうしてあんなになれるんだろうとサウンドチェックからずっと考えていた。

そしてハナレグミのMAGIC OF LOVEからうるっときたが、郁ちゃんが頼りない天使をワンフレーズ歌い出した時に佐藤味増し増しの増しで多分周りに引かれるぐらいは号泣していた。

いかれたBabyを角舘くんに当てたのは相当なギャンブルというか期待だったのではないかと思う。黄色い声援の中きれいに歌い上げたのは相当なフィッシュマンズ愛が伝わってきた。

ラストはALLで【感謝(驚)】。

圧巻でしたの一言に尽きた。

後日FM802でこの音源が流れたのだが、DJの土井コマキ氏がおっしゃっていた通り、真昼間のフィッシュマンズは夢か幻の白昼夢。

とてもしっくりきて、また泣いた。また大阪に来て欲しい。

わたしはいつまでもサカナのように音で溺れていたい。

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ちなみにアクティブに弱いわたしはこの日火傷級の日焼けをしてしまい、音泉魂最期の泉大津フェニックス開催終了は見届けられなかった。多少後悔がある。

しかしまた来年、どこかで出会えれば御の字。


またかなりの余談はあるが、数年前に友人のバンドのスタッフとして行ったフェスで、ギターの小暮氏と朝食会場で目の前で共にするという瞬間があった。緊張しすぎて部屋に帰ってもれなく吐いたことも思い出した。



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さきぽん
Osaka,Jp//人生津々浦々備忘録//楽しいことがいい//無益なテキストばかりです