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限界独身オタク男性がエリーゼS1を買ってから1年半経ったので諸々を書いていく

エリーゼのS1(初代)ってエリーゼの中でも特に限界独身オタク男性が乗る様なクルマだと思ってたのに、フォロワーのS1乗りが2人ほど立て続けに結婚してて納得が行かない。

買ってから1年半が経ちました

2021年の12月にS1エリーゼを買って、下の記事を書きました(公開は2022年3月)。乗り始めてから1年と半年が経ったので、色々レポートしていこうと思います。

ちなみに走行距離は大体8,000kmくらい。通勤や日常生活に使ってないし、毎週末どこかの山に出かけてるわけでもないのでまあこんなもんでしょう。

交換した部品

「エリーゼ、特にS1って壊れるんでしょ?」と思ってる人は多いと思いますし、自分もそう思ってましたが予想に反して全然壊れませんでした。まあまだ1年半しか乗ってないからって可能性はありますが……。
とは言えもう20年以上前のクルマなので、完全無故障とはいきませんでした。この1年と半年間で直した箇所を紹介します。

ヘッドライト

可愛い丸目ヘッドライト
嘘みたいだろ……点灯しないんだぜこいつ

購入してから半年経たないくらいで左側のヘッドライトが点灯しづらくなりました。何度もON/OFFを繰り返せば点いてくれるので騙し騙し乗っていましたが、流石に辛くなったので前オーナーがメンテに出していたショップに持ち込んで診て貰ったところ、HIDの故障ということが判明しました。故障している部品を交換という手もありましたが、古いHIDだったので今後のメンテのしやすさも考えてLEDのヘッドライトに交換して貰いました。
前オーナーがHIDの取り付けを依頼したショップ(今回メンテに出したところは別のところ)が変な取り付け方をしていたらしく、LEDに交換する際にも色々ありましたが……まあショップの人がいい感じにやってくれました。
エリーゼが故障しやすいのって、専門店が変なところばっかりだからじゃなかろうか。

ブレーキローター

交換したフロント

ブレーキローターが歪んでいて、強めにブレーキを踏むとまるでABSが効いてるかの様にブレーキペダルが押し戻されてガタガタ振動するという症状が購入時から出ていました。まあブレーキは問題なく効くし対処はしなくてもいいかな~と思っていましたが、車検に出した際にショップの人から「ブレーキローター交換しない?」と言われたので、じゃあお願いしますと返事して交換して貰いました。いやー、振動しないペダルって良いですね(当然。

「お金無いです!(大声」と言っておいたので、安いプレーンローターになりました。フロントのみの交換だったので、フロントはプレーンなのにリアがドリルドスリットというよくわからない状態になってます。どうせなら前後統一したいけどなー金がな~。

シフター

グニグニの純正シフター
もしかしたらクイックシフターが入ってたかも

故障による交換じゃないのですが、あまりよろしくないシフトフィールを改善したくて、シフトレバー周りの部品一式を交換しました。エリーゼはシフトレバーとトランスミッションがワイヤーで接続されていて、ただでさえフィールが悪いのですが、シフトレバー周りの部品もうすいペラペラな金属板で構成されている他、レバーをニュートラルに戻すためのリターンスプリングも搭載されておらず、本当に最悪なフィールになっています。グニッ、ゴキッ……みたいな感じ。ちゃんとロッドで繋がっているポルシェなんかと比べたら月とスッポン、雲と泥、天と地、既婚者と限界独身オタク男性みたいな感じです。

交換したシフター
画像は下記リンクより引用

そんなことを思ってた時に知ったパーツがこれ。

ローバーエンジン用のシフターキット。2021年に新しく開発されたシフターで、2022年の春頃にVer.2が出たのでうっかり買っちゃいました。20年以上前の車の交換部品が2022年に新しく作られるってマジ?

結構いいお値段しましたが、これがまた最高でした。肉厚な筐体による剛性と、スムーズに動く軸受によってシャッコンシャッコンとシフトが入るようになりました。やっぱりシフトフィールって大事やね……。ローバーエンジンのエリーゼのシフトフィールに困ってる人が居たらぜひ取り付けてみて欲しいです。本当にオススメ。

今後交換を考えている部品

壊れてるわけではないのですぐに交換が必要というわけではありませんが、「その内交換しておきたいな~」とか思ってるパーツがあるのでいくつか紹介しておきます。

ドライブシャフト

2022年10月に車検に出した際に、「ドラシャのブーツにヒビが入ってるけどどうする?ゴムはまだ柔らかいけど変えちゃう?」みたいなことを聞かれたため「破けても嫌だし交換しちゃってください!」と頼んだのですが、どうもドラシャが社外品だったらしくブーツが一体型で交換できないという事態に陥りました。すぐにでも破けそうという状態でも無かったので車検は一旦そのまま通して、その内中古の純正ドラシャを仕入れてドラシャごと交換するということで落ち着きました。いつ変えることになるかわかりませんが、次の車検くらいのタイミングにやりたいですね……。

ハンドル

このハンドル、な~んか白いですねえ

今は純正ではなくOMPのトレチェントというハンドルが着いているのですが、これを同モデルの新品に交換したいな~と思っています。
というのも、この個体はそこそこの期間野晒しで放置されていたことがあるらしく、その時にハンドルにカビがモッサモッサと生えていたそうです。放置状態からレストアした際にハンドルのカビを除去してそのまま使っていたとのことですが、退色が酷く、元々黒色だったのが灰色になってしまっているのと、そういう経緯を聞いてしまうとちょっと気持ち的に交換したくなってしまって……。2~3万円程度で新品が買えるみたいですので、早めに交換したいなと思っています。

シフトノブ

お気に入りのシフトノブがあるわけでも無かったので、元々着いていたシフトノブをそのまま使い続けているのですが、これがなぜかRALLIART製。本物かどうかは知りませんが……というかネジピッチが違うはずなのになんでアダプタも無しに装着されているんだ?タップ切り直したのかな……。
まあそれはさておき、もうちょっとオシャレな奴を着けたくなったのでこれもその内交換したいと思ってます。夏に熱くならず、冬に冷たくならないジュラコン製がいいな~と思っていたのですが中々納得出来る製品が無く、今のところは金属製だと思われるこれにしようかなと思ってます。

安定のエリパー製
画像は以下のリンクから引用

夏の火傷にも冬の張り付きにも負けない強靭な手の平に鍛え上げないとダメかも……。

雨について

取り扱い説明書に「雨の日には乗らないでください」と書かれているらしかったり(持ってないので読んだことがない)、「雨の日に乗ると調子が悪くなるんだけどどうにかならないの?」とロータス社員に聞いたら「雨の日に乗るなんて正気か?」という顔をされたという話をどこかで見た記憶があったり、青空駐車だと雨水がプラグホールに溜まってプラグが錆びてしまったという話を複数件聞いたり、雨漏りの様子を撮影した動画がTwitterで伸びたりなど雨に関するエピソードには事欠かないエリーゼS1くんですが、この1年と半年で何度も雨の中を走ってきたので、実際のところどうだったのかレポートしていきます。

雨漏り

前回の記事で「まだ雨天走行はしたことないけど洗車するだけで水が中に入るし絶対雨漏りするでしょ」みたいなことを書きましたが……やっぱり雨漏りしました。当然ですね。小雨の中短時間走行するだけなら大丈夫ですが、それ以外だと水がポタポタ落ちてきます。ぶっちゃけ多少の雨漏りなら気にせず乗るつもりだったのですが、想定よりも漏れる量が多かったので本格的な対策を考えています。養生テープで目張りしまくった時は一応雨漏りを防ぐことが出来ましたが、見た目が最悪なのと高速道路を走ってると段々剥がれてきて危なかったので、別の方法を検討します。前回の記事にコメントで雨漏り対策の方法を書いてくださった方がいたので、その方法から試そうと思っています。

まあ、吸水性の良いタオルを用意してどうにかするというのも手ではあります。

窓の曇り

ぶっちゃけ雨漏りより困るのがこれです。クーラーもヒーターも無いので、曇に対して完全に無力です。メスガキに「ざぁこ💗よわよわフロントガラス💗」と罵られても「うぅ……」と顔を曇らせることしかできないくらい無力。

まあこれは分かっていたことだったので、車内に曇り止め強化タイプの窓フクピカを常備することで対策しました。メスガキの対策には理解らせ同人誌を買いましょう。

曇ってきたら安全な場所に車と停めてこれでフロントガラスを拭いてあげると、取り敢えず曇らなくなるので安心です。余裕がある時は出発前にスプレータイプの曇り止め付きクリーナーを吹いたりもしてます。フロントガラスも綺麗になって一石二鳥!

ちなみに、こないだ雨が降った時に窓フクピカが切れていて、雨の中窓を開けて走ったことがありました。これなら雨漏り関係ないな!ヨシ!

雨の日のエンジン(プラグホール)

エリーゼのエンジンフードには冷却のための穴が空いていて、雨が降ると思いっきりエンジンに降りかかるような構造になっています。そのため、雨の日に乗ったり屋根なし駐車をしたりしているとプラグホールに水が溜まってプラグ錆びてしまいます。

うちのエリーゼは何度も雨の中走っていますが今のところプラグは無事です。普段はガレージに入れているので、雨の日の運転よりも保管時に雨に打たれる方が問題なのかもしれません。

ただし、うちのエリーゼのエンジンにプラグカバーが付いているから雨天走行しても大丈夫だった可能性があります。世の中のローバーエンジンのエリーゼを色々と見ていると、チラホラとプラグカバーが無いエンジンを搭載している個体が居ます。水を防ぐものがマジで何もないので、そういうエンジンが載っているエリーゼの場合は雨の日の運転を避けるか、どこからかプラグカバーを見つけてくるかした方が良いと思います。あと、屋根なし駐車している人はちゃんとカバーを掛けましょう。

赤い奴がプラグカバー
これがついてなくてプラグがむき出しになってる場合もある

ワイパー

役立たず。カス。拭き筋残りまくり。せっかく塗布したガラスコーティング剥がしまくり。誰か良いワイパー教えて欲しい。

雨の日のブレーキやグリップ

エリーゼS1は「雨の日だとブレーキが効かない」とか「雨の日はスピンしやすくて危ない」とか言われることもあります。前回の記事でも少し触れましたが、1年半乗ったことで色々と分かってきたような気がしないこともないので、今の理解を書いてみます。あ、ちなみにサーキット走行は想定してません。全部街乗りもしくは峠道での話になります。

まずブレーキの話ですが、雨の日でも全く問題ありませんでした。効き具合の差とかも感じられませんでした。サーキットを走ったりしない限りは大丈夫そうです。ただし、僕のエリーゼは前オーナーがサーキット走行用にかなり強力なパッドを入れてるおかげでかなり効きが良いそうです(メンテに出してるショップ談)。これのおかげなのであれば、入れてるパッドによっては雨の日はブレーキの効きが甘くなるとかあるのかもしれません。あと、初期型の純正アルミローターを搭載してる場合は雨の日になると途端に効かなくなるという話を聞いたことがあります。S1の初期型自体数が少ないですし、まだアルミローターを残してる個体なんて数えるほどしか無いと思いますが、幸いにも入手する機会に恵まれた人はその点を注意してください。

次のグリップの話ですが……まあこれはタイヤ次第ですよね。中古タイヤとか格安タイヤとか、変な奴を履いてたら雨の日に(大人しく運転してても)突然滑り出してスピン、みたいなことが起きても不思議じゃないと思います。素直に各社から出ているハイグリップタイヤを履いておきましょう。
あ、でもサーキット用のSタイヤだと雨の日はほんと滑るので初めて履く人は気をつけてください。

ちなみに今履いているのはネオバのAD08R

夏の暑さ対策

クーラーが無いことで有名なS1エリーゼ。クルマを複数台持っている人は夏の間は乗らないという対策が出来ますが、これしか持ってない身としては夏でもどうにかして乗らないといけないわけで……夏に乗る時に少しでも快適にしようと工夫した内容を紹介します。

暑くない時間帯に走る

夜中のコンビニ

正直な話、これが一番効きます。この後に書く方法はどれもほとんど効果無いです。気温が高くない以上当然ですね。深夜に出発して朝日が出た辺りにで帰宅する。これが一番快適です。金曜の夜は夕飯食べたら速攻で寝て土曜の朝に超早起きして出かけましょう。

勿論、これが徹底できるなら苦労はしないわけですが……。遠征や旅行に行く、日常の足として使わざるを得ないなど、どうしても日中に乗らないといけない時に使える対策を以下に書いていきます。

冷たい飲み物を用意する

これが一番暑さに効く(運転中はやめましょう)

凍らせたペットボトルなり、クーラーバッグなりを用意してキンキンに冷えた飲み物をいつでも飲めるようにしておくという方法です。飲むのは勿論、直接身体に当てて冷やすのも良いです。
自宅からペットボトルを何本も持っていくのも良いですが、コンビニ等でこまめに現地調達するのも悪くないです。冷房が効いた店内で涼めるので……。

冷感タオルを装着する

今ではダイソーでも買える冷感タオルを首に巻いて走る方法です。冷感タオルというのは速乾性のある生地で作られていて、濡らすと水分が蒸発することによる気化熱で凄い勢いで冷えてくれます。その特性上風に当てて水分を蒸発させないと冷えないので、風が当たりやすい首に巻くのが良いと思います。まあまあ冷えてくれますが、水分がすぐに乾いちゃうのでこまめに濡らさないといけないのが面倒なところですね。

車載用の扇風機を取り付ける

シガーソケットから電源を取る車載用の扇風機やファンがたくさん売られてるので、適当に買って取り付けます。風が当たるので結構涼しい……と思いきや全然そんなことは無く、「何か生温かい風が当たってるなあ」となるだけです。そろそろ不燃ゴミに出さないと。
ただし、前述の冷感タオルと組み合わせるとそこそこいい感じに冷えてくれます。

着るエアコンを使う

SONYのこれ、ペルチェ素子を使って冷たくなったり温かくなったりするデバイスなんですが、多分皆さんが想像してるよりちゃんと冷たいです。ただ、当然ですがこんなサイズだと身体を冷やすところまでは行かないので熱中症の防止にはなりません。気持ちが若干楽になる程度ですね。
ちなみにこんなのを着けてる男はモテないので、女性から「ねっちゅーしよ💗」とか言われることは防止出来るかもしれません。

冬に乗れるか

納車翌朝の図

真冬にも関わらずスタッドレスタイヤを履かない人が多数派になる温かい地域にお住まいの方は冬の心配なんてしてないと思いますが(外気温が7℃を下回る場合はスタッドレスタイヤを履いた方が良いそうです)、気温が氷点下になったり雪が降ったりする地域の人は冬が心配だと思いますので、その点がどうなのかを書いていきます。

なおクーラーとは違ってヒーターは初代エリーゼでもちゃんとついてますので、寒さ対策については特に書きません。え?お前のエリーゼにヒーターは無いだろうって?うるせえ!長野生まれは真冬でも窓全開で乗るくらい寒さには強いんだよ!

スタッドレスタイヤ

当然ですが、ちゃんと履きましょう。サイズが中々無いと思いますが、前後で別銘柄にすれば行けます。グリップ力の都合上、メーカーは揃えた方が良いと思います。僕はIG50とIG60を組み合わせてます。ネオバより高かった……。

225/45R16のスタッドレスタイヤが無くて215で代用

雪道

ちゃんとしたスタッドレスタイヤを履いていて、雪道の運転の心得がある程度ある人であれば少量の雪なら大丈夫だと思います。僕は大丈夫でした。ただ平地は大丈夫でも、登り坂下り坂がある様な場所ではどうなるかわかりませんし、ある程度以上積もってしまうとカウルで雪かきをする羽目になるかもしれないので、できるだけ運転は避けた方が無難でしょう。エリーゼでスキーやボードをしにゲレンデへ行く!?ははは、ご冗談を……。

まあ、北海道で通勤に使ってる人がいるくらいなので、不可能では無いと思います。

凍結路

エリーゼ以外のクルマも凍結路は無理です。冬場はとにかく慎重に運転しましょう。

走った後

寒い地域では凍結防止のために必ずと言っていいほど道路に塩カルが撒かれています。これのおかげで安全に走れるわけですが、こいつはクルマをとんでもなく錆びさせます。寒冷地や積雪地の車は、塩カルのせいでフェンダーが腐りきってる車をよく見かけます。

エリーゼはメインフレームがアルミなので多少はマシなのですが、サブフレーム等は鉄なので普通に錆びます。放っておくととんでも無いことになりそうなので、塩カルが撒かれてる時期に走った時は必ず下回りの洗浄をしています。

この下回り洗浄君というのが便利なのでオススメしておきます。

車検費用

怖いですよね、エリーゼの車検。何十万円も掛かるって話を聞きますし。
エリーゼを買った翌年(2022年)の10月に最初の車検が有り、無事に通ってきたので実際のところどうなのかを書いていきます。

今回の車検費用

車検費用
シフターのカスタム(PRODIMEX 取り付け)も一緒にやって貰ったので実質15万円くらい

上記請求書の通り18万と5千円程度でしたが、これはシフターの取り付け費も含まれているので実質15万円程度。フロントブレーキのローター交換も行っているので、これがなければ11万円程度で済んでました。激安か?
とは言え内容を見れば分かる通り最低限のことしかやって貰ってないので、まあ妥当な価格かな?と思ったり思わなかったり。これ以上の安さを求める場合は自分で整備してユーザー車検するしか無いでしょう。

ぶっちゃけ20年以上も前のクルマなんてその個体の状態によって替えなきゃいけない部品が違い過ぎるので、人によって車検費用は大きく変わると思います。僕のエリーゼも今後どこか壊れるか分からないので、今回は安く済みましたが次回は30万とか40万とかかかるかもしれません。

が、取り敢えず状態に問題の無い個体であれば車検なんて全然10万円台で済むことは知っておいて欲しいです。

乗り降り

エリーゼの乗り降りは非常に大変だとよく言われています(どうでもいいですが動画の車両はエキシージです。当然こっちも大変)。1年半ほど乗ってみて、実際に大変だったかどうかや、狭い駐車場ではどうなのかと言ったことを書いていきます。

大変?

大変だけど慣れれば楽勝。ただしハンドルが取れる場合に限る。

実際のところ、乗り降りはどう考えても大変です。僕のエリーゼは前オーナーがクイックリリースを着けていたので簡単にハンドルが外せるのですが、それでも乗り降りは大変です。最初の頃は一度乗り込んだら「もう降りたくない……」とか思ってました。

ただ不思議なもので、何度も乗り降りを繰り返して慣れてくると全く苦でなくなり、いつの間にか余裕で乗り降りできるようになっていました。今ではハンドルを外さなくても乗り降り出来ます。まあ、外した方が楽なので着けたまま乗り降りすることはないですが。

狭い駐車場でも大丈夫?

狭くてドアが開けられなくて困ったということは今のところ無かったです。この令和において人が沢山来るような場所の駐車場はそれなりに余裕が設けられてますし、エリーゼのドアが開けられない様な狭い駐車場には人が余り来ないので意外とどうにかなったりします。そもそもエリーゼS1は車幅が1703mmでコンパクトですし、(慣れてしまえば)ドアを大きく開けなくても乗り降り出来るので、そんな苦労するようなクルマでも無かったりします。安心して買いましょう。

実際に乗り降りしてる様子

動画を撮りました。恥を偲んで。

外から撮った様子と、スマホを手で持って一人称視点っぽく撮った様子が流れます。乗り降りの参考にしてみてください。b

積載性

無いです。S660よりはマシですが、基本無いです。でも無いなりに工夫すれば2人で2泊3日の旅行くらいは行けます。行きました。
基本的にこういうクルマを買うような人は積載性なんぞ気にしないと思いますが、僕の様にこれ1台で全てをこなす必要がある人は積載性も気になると思いますので、解説して行きます。

助手席の足元

ダイソーの箱
丁度いいサイズが売って無くて……

助手席の足元には本来はフットレストがあるのですが、これを取り外して空いたスペースに適当な箱を置くと、そこを収納スペースに出来ます。大きなものは入れられませんが、あるとなんだかんだ便利です。ただし、フットレストがなくなる分助手席に座る人の疲労が増えますので、あまりオススメ出来る手段では無いですね。僕のエリーゼは最初からフットレストが無かったので、気にせず置きましたが……

あと、ドリンクホルダーはオートバックスで買ってきた適当な奴を助手席の足元のシフトレバーの辺りに両面テープで貼り付けてます。こんなんでもちゃんとドリンクホルダーとしての役割を果たしてくれて、コンビニコーヒーなんかもこぼさずに運転出来ます。助手席に座っても邪魔にならないのでこれはオススメです。

シート裏

まともな写真が撮れなかった

大きいものは収納できませんが、ここも貴重なスペースです。普段は車検証やフクピカ、ティッシュにウエットティッシュ等を収納してますが、旅行に行くときは自分の着替えを小分けにしてここに押し込んだりしています。次の項でも説明しますが、エリーゼの積載の基本は「小分け」です。

トランク

一番まともな積載スペースです。基本的にはここに詰めていくことになりますが、エンジンのせいで爆熱になることに注意です。食品系はできるだけ避けましょう。

まともな積載スペースとは言ったものの、2シーターのMRなので大した広さは無いです。深さがあるのと、開口部が狭いだけでその奥にもスペースがあるので、見た感じよりは入ります。ただし後ろ側の灯火類のコネクタがむき出しになってるので、荷物を詰め込み過ぎるのはNGです。

トランク開口部
シコッティはサイズ比較用です

そして開口部が本当に狭いので、大きいカバンや、力を加えても変形しないしっかりとした作りのカバンは入れられません。機内持ち込み出来るサイズのスーツケースすら入りません。できるだけ多くの荷物を積むには柔らかくて小さいカバンを複数用意して小分けにする必要があります。小型のトートバッグとかオススメです。

結構面倒ですが、この方法でトランクの容量をフルで使えば、男女2人で2泊3日の旅行に行くのもなんとかなると思います。まあ僕にはそんなことする相手は居ないわけですが……。

運転全般

重ステ、ノンアシストブレーキ、狭い足元に小さいペダル……という細かいところだけど気にしてる人が居るかもしれないところについてもちょっと書いて今回は終わりにしたいと思います。

重ステ

重ステは良いぞ!

エリーゼにはパワステが無いのでハンドルが重いです。車体が少しでも動いていれば重いなりにハンドルを回せますが、据え切り(全く動いてない状態でハンドルを切ること)だと重すぎて頑張る気にもなれません。

問題になってくるのはハンドルを切れるかどうかよりも、路面の凹凸に取られるハンドルを抑え込むのが大変、というところと、そのせいで疲れてしまって体力が無いと長距離運転が難しいかも?というところでしょうか。

とは言え貧弱な僕でも全然どうにかなってるので、重ステを怖がる必要は無いと思います。エリーゼの重ステはフィーリングもいいので、是非味わってみて欲しいですね。

ノンサーボブレーキ

これはリアローター

前回の記事でも言及しましたが、エリーゼのブレーキには倍力装置が着いておらず、普通のクルマと比べて踏力が必要です。その代わりブレーキタッチが素晴らしく、細かい調整もしやすいというメリットがあるのですが、普通の人が気になるのは「自分の踏力で十分な制動力を発揮できるかどうか?」ではないでしょうか?結論も前回の記事で書いていますが、貧弱な自分でも十分にクルマを止めることが出来たので、基本的には心配無いと思います。

ただ、メンテに出してるショップの人が言うにはブレーキパッドが良い奴じゃないと止まらないらしいので、そこだけは注意が必要かもしれません。

足元の狭さ

うちのエリーゼの足元
ペダルカバーまみれや!

エリーゼの足元は狭くてペダル同士の間隔も狭いため、ペダルの踏み分けが普通のクルマに比べると難しいです。これが問題になるかどうかはほんとその人次第です。僕は最初にちょっと面食らったくらいで、ちょっと乗ったら慣れました。一方、僕の父親は中々慣れず運転する時は必ず細身のドライビングシューズを履いて少しでも踏み分けしやすいようにしていました。履いている靴によるところも大きく、ブーツや革靴、ソールの厚いウォーキングシューズなんかだと僕も運転するのは無理です。ドライビングシューズとまで行かなくてもいいので、細身でソールが薄めの靴を用意しておいたほうがいいかなとは思います。

余談ですがエリーゼ用にドライビングシューズを購入したので、またその内レビュー記事を書ければなと思います。

最後に

書きたいことを適当に書いてしまったせいでまとまりの無い記事になってしまいましたが、まあヨシとします。買ったばかりの頃は乗り続けられるか心配でしたが、1年半付き合った感じ全然行けそうなので、このまま5年くらいは乗ってあげたいなと思っています。それ以降はメンテ費用がどうなるか次第ということで……。

また何かあったらnoteを書くと思いますので、その時はよろしくお願いします。

おまけ

例によって写真を載せておきます。

赤城山にて
クリオV6と
エリーゼとセブンでビーナスラインに
カーグラ風
桜が綺麗
霧の中で
いつものコンビニで
雨に濡れててもかっこいい



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