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生成AIにもブレストは有効?
Google for Education認定トレーナー/コーチの笠原です。
ChatGPTやGeminiなどの生成AIの活用の仕方として、自分のブレストに付き合ってもらうという活用方法はだいぶ一般にも知られるようになってきました。
実は生成AI自身にブレストをしてもらってから、結論を出してもらうと出力される答えをより自分好みに出来ます。
なお、今日のTipsはChatGPTでもGeminiでもだいたい同じ傾向を見せているので、お好みの生成AIで取り組んでもらってOKです。
今回はGeminiの画面で紹介しようと思います。
まずはアイデアを発散してもらう
自分が考えてみたいテーマに関して、まずは雑多にGeminiに答えを聞いてみます。
体感的には「出力を箇条書きで構造化して示して」と指示をしておくと、後の工程で割と良い感じになる印象があります。
![](https://assets.st-note.com/img/1707823056475-QcPCGhTzge.png?width=800)
もし、そのテーマについて特定の方向性に掘り下げたいのであれば、追加で質問を生成AIへ投げればOK
出したアイデアの数を絞ってもらう
ある程度、自分が納得するアイデアだしが終わったら、次に出したアイデアを統合して、数を減らしてもらいます。
ブレーンストーミングで発散させた思考を、今後はある程度の重要度を決めながら収束させていきます。
プロンプトとしては、何か方向付けをしたいのであればその旨を書いても良いでしょうし、特に意図がない場合は「優先度を考えて〇〇個にまとめて」などのようにまとめてもらうと良いでしょう。
![](https://assets.st-note.com/img/1707823215449-2F9LdoC0fM.png?width=800)
この時点でもなかなか良い感じにまとまっている。
最終的な出力を指示する
こんな感じで生成AIの出力をこねくり回した後に、自分の欲しいデータの形に再度指示をすれば完成です。
![](https://assets.st-note.com/img/1707823383238-DRdMKVi2h9.png?width=800)
こうやって過程を踏んで出力させると、具体性や自分の狙いに沿った出力を狙いやすくなりますね。
ちなみに、何も準備しないでGeminiに聞いてみると…
![](https://assets.st-note.com/img/1707823540529-AaCzaznDCL.png?width=800)
うん、そこそこ良い出力が出ていますね。
じゃあ、生成AIにブレストさせて遠回りさせた意味は…?無駄な手間だった…?
いやいや、そんなことはないんです。
出力データだけではなく思考の過程から得られるもの
かなり文系的な発想なのかもしれませんが、生成AIが出力してくるデータそのものよりも、生成AIにブレストさせて思考を収束させていく過程で得られることに意味があるのだと思います。
つまり、上記の例であれば、スピーチの評価の基準を生成AIに作らせようと思ったときに、いきなり答えだけをもらっても、おそらく評価するときには使いにくいはずです。
それは生成AIがどういう基準で何を優先して出力しているのかが見えないため、その基準の持つ優先度がよく分からないからです。
しかし、ブレストさせて収束させるという過程を通すと、その後、出力データを活用する時に、どういう意味を持つのかを考えたりどのような可能性を含んでいるのかを考えたりしやすくなります。
生成AIにブレストさせているようで、結局は自分の思考がブレストされる訳ですね。
ChatGPTの方が得意そう
なお、この使い方はChatGPTでもGeminiでも同じようなことができます。
ただ、「〇〇の形式で出力して」というお願いはChatGPTの方が得意ですね。ややGeminiの方が出力にクセがあります。
今回も読んでいただきありがとうございました。シェア、コメント、いいね!をしてくれたら嬉しいです。
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