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生成AIがあることによる変化

Google for Education認定トレーナー/コーチの笠原です。

今年度は生成AIが登場して初めての受験指導に取り組んでいますが、かなりのインパクトや変化を感じています。

もちろん、志望理由書をAIに書かせるなどの不正に近いような利用はしません。そのような使い方ではなく、自分の事務的な作業を効率化させるという点に特化して考えても、かなり生成AIがあることでラクになることが増えました。

あまり詳細に書くと差し障りもありそうな気がしますので、ざっくりとしたことを紹介してみます。

入試要項の把握が早くなる

最近は受験が複雑化していることもあり、入試要項もかなり複雑になっています。そのため、自力で要項をすべて読もうとするとかなりの労力を持って行かれます。

しかし、NotebookLMにデータを食べてもらうことによって、自分の欲しい情報へのアクセスがかなり早くなります。

もちろん、AIの出してきた情報をそのまま使うなんてことは恐ろしくてできませんが、NotebookLMの場合は資料のどの部分を参照したのかを示してくれるため、アタリをつけてから資料を読むということができるようになり、効率よく読めるようになります。

文字が埋め込まれているPDFであればかなり高い確率で欲しい情報をチャットで手に入れられるので、割と助かります。

大学の情報を把握する

生徒の志望理由書などを見るときに、その大学の特色について把握する必要があります。

その時にやはり助かるのが生成AIです。NotebookLMに大学のデータを食べさせて調べてみるのもよし、Perplexityのような検索型AIに頼んで情報を集めてもらうのもよし、自分でリンク先をあれこれと見て集めていた時に比較すると圧倒的に情報の収集速度が速くなります。

アドミッションポリシーなどの三つのポリシーが、同じ大学であっても学部などでそれぞれ個別にあるなど、結構、ややこしいことになっていることもあるので、AIがある程度集めてきてくれることには非常に助けられます。

面接練習の想定問答作成に

面接練習の想定問答作成にも生成AIはかなり便利です。過去の受験生の質問リストを与えて、大学の情報を与えれば、一般的な質問リストはあっという間に得ることが出来ます。

ついでにいえば、入試の面接マニュアルみたいなものも、人力で作っていましたが、今となっては生成AIに作ってもらった方が早いですし、詳しくしようと思えばいくらでも詳しくできるので、おそらく合理的ですね。

先日、ChatGPTの拡張音声機能がオープンになりましたが、この性能の高さを考えると、カスタムインストラクションをしっかりと大学の特色や面接の特色に合わせて作り込んでおけば、基本的な受け答えの練習はAIで省力化できそうな予感もありますね。


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