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特別好きではなかった夫との暮らし

わたしは夫と結婚するつもりはありませんでした。
でも、そんな夫と結婚した理由。

友人たちに夫を紹介しても「今まで付き合ってきた人と全然違う」「なんであの人にしたの?」とよく言われたものです。

上に貼り付けた記事にも書いたけど、これまで付き合ってきた人たちのと恋愛は、一緒にいると好きすぎて心臓バクバクする感じで、全然落ち着かなかったんです。
夫には緊張もしないし、ドキドキもしない。多分知り合った最初の頃は男としてもあまり見ていなかった。(失礼だけど)

でも共通の話題から話は盛り上がり、あとはわたしが失恋直後だったこともあり、「まぁじゃあ期間限定で付き合うか」くらいのスタンスでした。(めっちゃ失礼)

そんな夫との生活は、新婚の頃からドキドキワクワクするようなものではありませんでした。「the現実」というイメージ。

でもこの結婚、かなりアリだったとわたしは思っているんです。その理由について少し書いていきます。

淡々と(自由に)生活出来る

ドキドキしない夫との生活は「the現実」なので、日々一喜一憂することなく淡々とした暮らしが出来ています。

例えば夫が飲み会で連日遅くなっても何も思わず、疑ったこともありません。勝手に戸締りしてさっさと寝るだけ。

「いつも飲み会が続いてごめんね」という夫に「全然気にしてないよ~」と素直に言えるので、夫もわたしを野放しにしてくれています。
結婚しても友人と自由に飲みに行けるし、最高!赤ちゃん生まれても出来るだけこれは継続しようと話しています。

ちょっと自由が丘いってくるわーと言って飲みに出たり。

つまり、「the自由」なのです。わたしは束縛されるのが嫌いなので各々自由なこの空間はかなり居心地が良いものですよ。

現実が見えているのでお金が貯まる

「家の中の家具を可愛くしたい!」とか「食器も新しく買いたい!」とか、結婚したら思うのかなぁと思ったりしていたけど、大恋愛ではなかった夫との結婚は「居候感」からスタート。

家具の買い替えはいつか家を買ったときとか、「しばらーくこの賃貸に住む」みたいな時にしよう、と緩く考え、結局何もそろえませんでした。かわいくする必要ないやー、みたいな感じで常に肩の力を抜いているので、食卓もめちゃくちゃ質素。基本茶色。

適当すぎランチ。冷凍庫、冷蔵庫にあるものでとにかく安く。

結婚したときにもらった頂き物と自分たちが持っていたもので全て賄い、壊れかけていた冷蔵庫だけ買い替え。

あと、部屋着とかも実家で使っていたダサいパジャマをそのまま使っています。(まだ使ってる)

おかげで初期費用は全然かからず5年もミニマムな暮らしが出来ました。
(まぁいつかは買い替えるんだろうけども)

日々の食事も栄養だけは考えているけど、茶色ご飯でも何も言わない人だから料理も楽ちんですよ。

自立していられる

「この人がいてくれたら助かるけど、別にいなくなっても平気」という距離感にいるわたしは、経済的にも精神的にも自立出来ています。(自立していなければいけないから)
そう思ったら目標まで出来てしまって人生前向きになりました。

結婚前は高収入な人と結婚して気楽なパートで生活していこう、という甘い考えを持っていたけど、対等でいたいし、対等でいなければならないと思えるようになりました。

この人と結婚していなかったら、この価値観はなかったかもしれない、そう思うととても感謝しています。目標が出来るまでのわたしは、空っぽな人間だったなって。

ただ、やっぱり大好きすぎるくらい好きな人と結婚したらどうだったのかなぁと考えるときもある。実は最後まで結婚を悩んでいたので、結婚直前まで「最後の悪あがき」と称してマッチングアプリや合コンに参加していました。(最低)でもだけどもやっぱり今の夫と御縁があって結ばれた。

そして、今そこそこの幸せを手に入れている。あと2週間で2人の赤ちゃんも誕生する。これってすごいことだなぁと思うんです。
こんな無礼な嫁だけど、大切にしてくれる夫にも、この御縁にも感謝しています。

特別好きではなかった人との結婚は、結論わたしにとってはとても良い選択肢でした。


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