4月7日

カレイドスターを26話(第1部と呼ぶらしい)まで見たので感想を残す。
見たのは先週なので、先週の記事としたいが書くタイミングを逃した。

カレイドスターは、幼い頃に「カレイドステージ」に憧れた女の子が「カレイドステージ」のオーディションを受けてステージに立ち、「カレイドステージ」の花形である「カレイドスター」を目指す話。

舞台はアメリカで「カレイドステージ」はいわゆるサーカスのようなものと思っておけばいい。

第1部の目標としては憧れのトップスターである「レイラ」に認められて一緒に「幻の大技」を披露するまでの過程が描かれている。
主人公の「苗木野そら」は明るくて猪突猛進な性格で、CV広橋涼はまさにはまり役。

スポ根ものでシンプルに面白いが、古い作品だからかいくつか気になる点があった。

1. 展開作りが強引
2. 1話単体で見たときの話の密度が薄い
3. 第1部で重要な「レイラ」の深堀が少し薄い

「そら」が明るくて猪突猛進な性格なため、自身の内面で問題を抱えるというシーンはあまり多くない。
そのため、外的要因により問題が発生し「そら」がひたすら頑張って問題を解消する、というパターンが多い。
この外的要因が割と強引で、大枠のストーリーや演出ありきで細かい話が作られていて、キャラクターの性格や台詞もそのストーリーを構成するための道具のように見えた。

第1部でも26話あり、ほとんどがこの構成だが、1話ごとの話の振れ幅としても小さく、正直薄味というのが本音。
薄味ではあるが、人間関係や感情はたくさん描写されていて、その描写された小さな要素を拾って自分の中で再構築し、大切に育てられるピュアで真面目な人にはとても刺さるんだと思う。
自分には「へー、これで1話終わりか。」という感想が多かった。

最後の「幻の大技」を決めるまでの特訓シーンのために4話近くとるが、これも冗長に感じた。
ここでは「そら」よりも「レイラ」が多く描かれるが、ここまでに「レイラ」の描写が少し少なくて思い入れが足りていなかった。
「レイラ」が怪我をしたのに大技を成功させるのはご都合主義すぎて、そっか…となった。
「レイラ」が「そら」の活躍を見てどう思っているか、を1話から毎話入れるくらい「レイラ」「そら」の関係性をゴリ押しして欲しかった。
お互いに特別な存在になってしまう、引力が描かれる百合が好きなので。

以下、お気に入りの回。

第7話「笑わない すごい 少女」
天才少女「ロゼッタ」が「カレイドステージ」に来て特技の「ディアボロ」を披露するが、「カレイドステージ」に必要なものが足りていない、という話。
こういう話は好き。もう少しロゼッタに葛藤があっても良かったしここは2話使ってもいいくらい。

第13話「嵐を呼ぶ すごい 競演」
「そら」と「レイラ」が共演する話。
先輩、後輩の関係から共演する「ライバル」に上がった話でとてもいい。

第20話「ゼロからの すごい スタート」
「カレイドステージ」を追い出されてゼロからスタートする話。
ピンチに駆けつける「ロゼッタ」の頼もしさは尋常じゃない。
もしかして漏れは「ロゼッタ」が好きなのか…?
最後は「仮面スター」も出てきて、胸熱。

第2部も見るが、「プリティーリズム オーロラドリーム」を先に見てしまっている(時系列がはちゃめちゃで申し訳ない)ので、プリリズAD超えられなくない?と思っている。
1話ごとの完成度は女児アニが理想系を叩き出していることを実感した。

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