映画日記「シェフ 三ツ星フードトラック始めました」

料理が美味しそうな映画でした。

本日も映画視聴にお誘い頂いた。
映画月間も後半に入り観たい映画リストも徐々に消化出来てきたので新しく紹介してもらえるのはありがたい。

あらすじ

有名料理店のシェフのカールはオーナーの意見にしぶしぶ従い何年も続いてる同じ料理を提供するが、それをインフルエンサーに叩かれてSNSで噛みついて炎上し、料理店はクビになるしどこも雇ってくれなくなる。
そんなカールがコミュニケーションが取れていなかった息子や前職の部下と一緒にフードトラックで全てを取り戻すお話。

感想

料理と音楽がいい。
主人公が作る料理はどれも美味しそうだし、仕入れ中や料理中、運転中などの様々なタイミングで流れる曲がどれも素晴らしくかみ合っており、正直このシーンを流しているだけで映画の半分くらい満足できたと思う。
この映画を観る前にご飯食べててよかった。
食べてなかったら腹が減って集中出来ないところだった。

主人公本人についてはあんまり魅力を感じなかったが、主人公の周りがだいたいいいやつで周りの人間ガチャで全員SSRかUR引いたんかってくらい恵まれてる。
トップレベルで恵まれてるなって思うのは部下と息子で、部下はお金よりも名誉よりも主人公と一緒に料理がしたいと駆けつけてくれて、うまくいってなかった息子との関係も改善し周りの人たちともコミュニケーションを取ってくれたので一気に話が進んだ。

息子についてはほんっとに出来た息子で、父親が自分にあんまり関心持っているように見えなくても我慢して、それでも父親とコミュニケーションを取りたいと憧れてくれて、SNSをうまく活用してお店の宣伝をしてくれて、父親にシェフと任命されて喜んで自分で学んで調理してくれる息子なんてどこを探してもおらんやろって思った。
他にも元妻だったり元妻の元旦那だったり元恋人だったり、なんだかんだ人脈でなんとかなった部分もあるので恵まれていると言えば恵まれている。

息子との関係がこれまでの状態ではよくないと分かっていながらも歩み寄れず、少しずつ料理を通じて関係を修復していって、最後に息子から送られてきた動画で沢山の笑った親子の写真があって一緒に働いてほしいと電話で伝えるシーンはとてもよかった。

あんまりインターネットが分からずSNSで噛みついて炎上してるのはちょっとリアルだったなと思う。
インターネットに理解がないとこうなるよなって当然の結末でもあった。
映画作成当時がまだ青い鳥さんの時代だったようでなんか懐かしんでしまった。
昔のツイッターに戻りたい…

主人公が料理以外がてんで駄目でコミュ力がこっちが観ててほんまこいつってなるレベルでひどかったのと、最後のオチがもうちょっとほしかったなってのが個人的には惜しかった。

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