景気後退期に資産を守るポートフォリオとは
クレジットサイクル判断によって景気後退が来ることが予想される時、つまり、これから株式市場の下落局面になると予想される時、資産を守るためにどのようなポートフォリオを組めば良いでしょうか?
現在のクレジットサイクルからは少なくとも5年先くらいにはなりそうなのでだいぶ先の話にはなるのですが、あらかじめ考えておく事でいざという時の対応も楽になります。
資産を守る考え方
資産を守る基本的な考え方は2つです。株式ウェイトを減らすか、下落局面で儲かる資産のウェイトを上げるかです。
1つ目は株を売却してキャッシュ比率を上げる事で株式市場に晒されているリスクを下げる方法です。ポートフォリオが株とキャッシュなので、全体のリターンは株と同じ方向に連動しますが、その比率を小さくすることが出来ます。
キャッシュ比率をどれだけ上げるかは個人のリスク許容度で決めればOKです。
株を全売却してキャッシュ100%にすれば損する事はないという単純で分かりやすい方法ですね。
2つ目は株式が下落する局面で上昇しやすい資産を組み入れる事で、株式市場と動きの異なるポートフォリオを構築する方法です。
この方法はどれだけ逆向きの資産を組み入れるか次第ではありますが、株式の下落局面でむしろ資産が増えるようなポートフォリオを構築する事も可能です。
この記事ではこちらについて詳しく書いていきます。
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