インフレ懸念はどこにあるのか
インフレ懸念とはインフレのコストプッシュによる企業業績の悪化やインフレを抑え込むためにFRBが金融引き締めに転換する懸念のことを指しており、インフレ率(CPI)が急上昇を始めた半年前頃から言われだしました。
コモディティ価格を見る時によく参照されるCRB Indexは19種類のコモディティ価格をミックスした指数ですが、コロナ前よりも+15%程度上昇しており、特にアルミ、銅などの金属は50%も上昇しています。
しかし当マガジンでは今起きているインフレはディマンドプルインフレの良いインフレであり、心配する必要は無い、むしろ良いことの方が多いという記事を書いており、実際にS&P500、Nasdaqともに上昇傾向のため、最近ではインフレ懸念は無かったという風潮になりつつあります。
しかし誤解してはいけないのはインフレが存在しないということではなく、インフレは存在するが、ディマンドプルなので懸念する必要は無いということです。
そしてインフレが存在するため全く懸念が必要無いというわけではなく、ごく一部ですがインフレ懸念通りのコストプッシュを食らってしまっている企業もあるため、どのようなところにインフレ懸念があるのかご紹介します。
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