クレジットカードとBNPLの違い、国際ブランドには脅威ではなく追い風の可能性
今回はクレジットカード手数料のお金の流れや、最近流行りのBNPL(Buy Now Pay Later)との違いについて解説したいと思います。
特に最近のAmazon UKによるVISAクレジットカードの受け入れ停止やBNPL流行の背景にVISAやMastercardの手数料が高過ぎるという論調があり、BNPLはVISA、Mastercardのような国際ブランドをディスラプトする存在かのような認識が広がっている印象なのですが、実際にはBNPLの手数料は高く、国際ブランドの手数料はかなり安いですし、国際ブランドをディスラプトするのはBNPLではなく、Closed Loop Networkである、ということを説明出来ればと思います。
またBNPLはVISA、Mastercardも提供可能なので脅威どころか追い風になる可能性があります。
国際ブランドの手数料は安い
VISAやMastercardなどは国際ブランドと呼ばれます。クレジットカード排除(国際ブランド外し)が起きる理由にこれら国際ブランドが取る手数料が高過ぎるという意見がありますが、国際ブランドが設定する全体の手数料と、実際に国際ブランドが受け取る手数料は異なり誤解されています。
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