決算サマリー（TSLA）

TSLAの決算サマリーです。

テスラの時価総額は$670B（約73兆円）、予想PERで140倍程度と非常に高く、足元の小さな業績のブレに対して細かくバリュエーションすることは困難なので、ファンダメンタル、決算コールの内容についてのみまとめます。

特にコールの中での自動運転やソーラールーフについての技術的コメントは面白く勉強になるものだったので、コンパクトにまとめてあります。

Tesla（TSLA）

2021年Q1決算は
・売上$10.39Bと予想を$110Mビート、前年比＋73.5％。
・調整EPSは$0.93と予想を$0.15ビート、前年比＋308％。
・自動車売上は$9,002M、前年比＋75%、うち排ガスクレジット売上は$518M、前年比＋46%。
・自動車生産台数は前年比＋76％、前期比＋0％、デリバリーは前年比＋109％、前期比＋2％。
・ソーラー設置は92MW、前年比＋163％。
・ストーレージ設置は445MWh、前年比＋71％。
・スーパーチャージャーステーションは2,699箇所、前年比＋41％。

生産、デリバリーは前年比では高い成長をしているものの、高級路線のモデルS/Xを新しいバージョンにするために生産がゼロ、デリバリーも大幅減のため、前期比ではほとんど伸びませんでした。

足元はS/Xの生産を再開しており、これから成長していく見通しです。
工場もどんどん建設して生産台数を伸ばす予定。需要が生産レベルを大きく上回っているため、可能な限り生産しているとのことです。

決算コールより

自動運転について、完全自動運転についてはhardest technical problemと言える問題があり、それを解決するためには人工知能のニューラルネットワークを小さなコンピューターに詰め込むという問題を解決する必要がある。