中国発RPG「黒神話:悟空」の大ヒットがフィギュア市場にも波及!4万円のコラボフィギュアが1分で完売

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中国発のRPGゲーム「黒神話:悟空」の爆発的なヒットが、関連グッズ市場にも大きな影響を与えています。ゲームに登場する主人公「天命人」の精巧なフィギュアを含むコレクションボックスは、発売1分で完売し、現在では転売価格が3倍以上に高騰するなど、大きな話題となっています。

ゲームの大ヒットがフィギュア会社に幸運をもたらす

このフィギュアを制作したのは、杭州守川文化創意(以下、守川文化)という、これまであまり知られていなかった会社です。しかし、「黒神話:悟空」の大ヒットと、小米集団(シャオミ)の雷軍CEOが購入したことがSNSで話題になったことで、同社は一躍注目を集めることになりました。

守川文化の軌跡:高品質フィギュアで世界を目指す

守川文化は、2013年に設立された当初は、ゲームや映画のパッケージデザインなどを手がける会社でした。2018年からは、高品質なフィギュア制作に軸足を移し、マーベルやワーナー・ブラザーズといった世界的企業とライセンス契約を結ぶなど、着実に実績を積み重ねてきました。

同社は、精巧な彫刻のようなフィギュアを制作するQueenStudiosと、関節を動かせるフィギュアを制作するINARTという2つのブランドを展開しています。今回の「黒神話:悟空」のフィギュアは、INARTが手掛けたものです。

中国発IPのフィギュア化:新たな市場の開拓

守川文化は、これまで主に欧米のIPキャラクターのフィギュアを制作してきましたが、「黒神話:悟空」のフィギュア化は、中国発のIPとしては初めての試みとなりました。

同社の鍾会長は、中国でも優れたIPが育ちつつあるとし、将来的には国産IPのフィギュア制作にも力を入れていく方針を示しています。

グローバル展開と今後の展望

守川文化は、2023年後半からグローバル展開を加速させており、米国や東南アジア、オーストラリア、欧州などの市場に進出しています。また、今後も資金調達や新たなIPとの協業を進め、世界市場でのプレゼンスを高めていく計画です。

ポイント

  • 中国発RPG「黒神話:悟空」のヒットが、関連グッズ市場にも波及している。

  • 高品質なフィギュアを制作する守川文化が、注目を集めている。

  • 同社は、グローバル展開を加速させ、中国発IPのフィギュア化にも力を入れていく方針。


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