見出し画像

富裕層と高級車

【記事】:高級輸入車、コロナでも堅調 1~5月は4%増

【URL】: https://www.nikkei.com/article/DGXMZO59965420U0A600C2X13000/

【選定理由】
 自動車業界は減少傾向だと思っていた中、前年比で増加している層があるのに興味をもったから。

【要約】
 新車価格が1千万を超える高級輸入車の登録台数は前年を4.1%上回った。

5月は1部の販売店が営業を停止していた影響もあって12.9%減になったが、輸入車全体の46.4%減と比べれば減少幅は小さい。

実際に、フェラーリの販売台数は5月単月で過去最高の販売台数を上げている。高級輸入車は受注から納車までの期間が長いとはいえ、直近の販売でも新規顧客が多く、しばらくは好調が続きそうである。

とはいえ、国内の新車市場全体に目を向ければ、低迷は長引いている。5月の国内新車販売台数は前年比44.9%減であり、東日本大震災に続く減少幅である。

消費税増税等で、購入の冷え込みが見え隠れしていたなか、コロナで追い打ちをかけられる形となった。輸入者も例外ではなく、46.4%減と8か月連続のマイナスになっている。その中で、高級車の販売に関しては影響は少ない。

【記事に対する自分の主張/考察/見解】
 高級車を買うような人は、元々資産(現金)を持っている人だと仮定します。理由としては、車が必要不可欠なモノとして購入するなら、軽自動車のようなコスパの良いモノを買うという選択肢もあります。そうではなく、自分の趣味のためとか、ステータスのためというマズローの欲求階層の上位にあるものが理由の場合は、高級車を買うという選択肢が出てきます。

用途として、生活(仕事)に必要なものとして買うか自己実現の為に買うかの違いです。
今回の、高級車を買う層は自己実現の為に買う人がほとんどです。

実際、気に入った車があれば購入したいという意見が38%を占めている。(参考: https://ayumitrust-holdings.co.jp/topics/2011/1501)このような人は自由に動かせる資産(現金)が多いから随時購入したいという意見がでてくるのだと思う。

今回のコロナにおいて、現金を持っていない人は法人、個人問わず大変な思いをし、逆に現金を持っている人はそこまで影響を受けずに生活をしているであろう。加えて、自粛を余儀なくされ消費するものが無くなったので、今まで検討段階で終わっていた人も、購入に踏み切ったという事もあるだろう。

一般庶民が必要としている車は、今回のコロナの影響で車に使うお金が回らず購入を控え、全体として前年比よりも減少する結果となった。対して富裕層は現金に余裕のある生活をしているので、本当にいいモノを提供すれば、購入に至るという結果の表れが今回の高級車の登録台数の結果なのだろう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?