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日本再興戦略

今回は落合陽一さんの日本再興戦略を読んでみました。
この一冊を読むだけでも、落合さんの頭の中身を垣間見えた気がします。

前半は特に難しい言葉が多く、注釈をじっくり読みこまないと理解なんて到底できないです。
しかし、今理解出来ないとしてもふとした瞬間に心に落ちるものなので頭の片隅にとどめておきたいと思います!

その中でも、今回搾り取る事ができたエッセンスをまとめてみようと思います!その中で3つまとめてみたいと思います!
・日本らしさとは?
・リーダー2.0
・次の日本に必要な物

日本らしさとは?

今の日本は欧米らしさをとりいれようとしてます。しかし、欧米という言葉自体が幻想だと述べています。

欧米を分解すると、「欧州型」と「米国型」の2つに分けられます。ここの概念をもう一度見直す事が大事です。

運営の仕組みは欧州型だけど、資金の仕組みは米国型という風に色々な型が混在しているのが現状です。

要は、外来的に入ってきてるものを欧米型とひとくくりにして全て取り入れようとしてしまっているんですよね。

そこで、日本は他の国と違い天皇が象徴として存在し、実際の政治は別の人がやるという仕組みを1500年ほど続けてきています。他の国は1500年ぐらいまで「誰が王様になるか」の争いを繰り返しているんですよね。日本は他国に先んじて統治構造に達していました。

そんな日本の原点、向き不向きを見極めたうえで、学ぶ価値のあることと学ぶ価値のないことを峻別していくこと。アートを考え、新しいものを見つめること。これらが大事になってきます。

リーダー2.0

今までのリーダーの理想像は、一人で何でもできて、マッチョで、強い人。中央集権的な人でした。

これからはリーダー2.0のタイプが必要になってきます。それに必要な能力が
1. 弱さ(共感性の高さ)
2. 意思決定の象徴と実務権限の象徴は別でいい
3. 後継者ではなく後発を育てる。
この3つです。

リーダー1.0はカリスマ的なボーカル(プレスリー)のようなタイプですが、2.0はとがった個人が集まってできるバンド(ビートルズ)のタイプです。

しかし、これはどっちが優れているという話ではなくこういうタイプの人も必要になってくるよって話です。

小さいコミュニティ化が増えてくるので、仲間意識が高い、支えたくなるようなリーダーが必要になってくるのだと思います。

次の日本に必要な物

これからの必要な能力は2つです。それはポートフォリオマネジメント金融的投資能力です。

日本は元来、百姓のような100の生業を持つようなタイプです。
1つの職業に囚われず色々な職業を兼任し、職業のポートフォリオを組みながら過ごしていくのが大事になってきます。

今回のコロナでもそうですが、多くの企業が大ダメージを受けています。そこで、1つの職業しかしていなく、その会社が倒産してしまったら収入は0になってしまいます。

しかし、ポートフォリオを組んでいたら別の収入源で賄うことも可能です。1つの事に専任しようとすると、バイアスがかかってしまいその仕事しか出来ないようになってしまいます。

投資能力は時代の流れを読むのに非常に役立ちます。どの商品を選んらリターンが得れるのかを予測することになるので、そもそも時代の流れを読めていないと戦えないです。

この2つの能力を磨くためには小さいころからの教育を変えていく必要があります。この部分は親が意識的に学校以外で変えていかないといけないと思います。

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