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スケート選手 ’’食べること’’ を見直して足関節の怪我の再発予防

私はスケートインソールが専門で、
昨日も難しい足病医によるインソールのCAD 設計のセミナーを、
脳みそ振り絞って、、、受けていました。

殆どが足の問題をどうインソールで改善可能かというセミナーでしたが、
やっぱりこちらの足病医の先生も、
インソールを作ればそれで終わりとは
言っていませんでした。

筋膜リリースしたり、
昨日回復リハビリしたり、
靴も大事だし…

足だけ🦶部分的に人と関わるなどは不可能です。

足の骨や筋肉だけ単体であるのではなく、
足に血液が行くのがstopしたら、
足は動かなくなります。
それどころか、
壊死しますよね。

先月は糖尿病の足講座を
専門医から学ぶ機会がありました。
正直、骨格筋についてはそれなりに学ぶ機会ありますが、
なかなか内臓疾患については、
糖尿病インソール以外は
あまり勉強する機会はありませんでした。

しかし、よくよく考えてみると、
血液、
筋肉、
靭帯、
骨、
皮膚、
爪、
全て食べることで、
再生産や成長が可能となります。

最近、
アキレス腱炎症、
足関節のインピンジメント (骨がぶつかり合い炎症)
のスケーターを対応しました。

スケート選手は一般的に
1)寒い中で練習
2)シャープなブレードにのり飛んだり回ったりする
3)幼少期の筋肉量が少ない時期から足膝腰に負荷がかかる動きを沢山する

そのため、
筋肉よりも、
腱や靭帯など関節周りの怪我がほとんどです。

となると、
筋肉量が少ない選手は、
関節周りに負担がかかりやすいのは明らかです。

ではどうするか?

食べる。
良質な筋肉を増やす。
それで関節への負担を減らして、
関節をガードする。

筋肉が
テーピングみたいな、
サポーターみたいな、
自分の筋肉でプロテクト。

柔道整復師
ストレングスコーチ
アスレチックトレーナー
スポーツドクター
オリンピアン
コーチ…

色々な人と相談しましたが、
この選手の怪我再発防止には、食事が大切だねと
意見は一致しました。

整形外科的な対応だけでなく、
選手育成には、
内科的なことも、
全身を考える、
英語では体全部を一体のものとして見る医学をholistic medicine

フランスではosteopathic medicineといい、  
体全体を一つのものとして捉えることが大切だと足病医の先生にもアドバイスされます。

食べたり飲んだり
身体を作る材料のことも

怪我をしたら、
よく考えないといけないですね。

もちろん関節に負担かからないように、
インソール使用したり、
整形靴使用したり、
アライメント改善トレーニングや
筋膜リリース、ストレッチ...
することは大前提ですが。

しかもその前に、
痛みや炎症があれば、
1週間は完成休養をして、
自然治癒を待ち、
練習に行きたいのを我慢する。

それが完了し、
次に怪我を繰り返さないためには、
食べて筋肉量を増やし、
筋肉やその他の軟部組織の質を改善して
関節周りへの負担軽減する。

自分は太めで、
「食べる量はこれ以上増やせないわ!」
ということなら、
食べるものの「質」を再検討してみてください。

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アスリートフードマイスターを勉強した、
バンビのように細かった
しょっちゅう骨折や怪我をしていた元スケーター
のママから、
自粛期間中に
アスリートフード講習で勉強した内容を
教えていただいたもの。

その一部をシェアします。
家庭科の教科書にあるような話は横に置き、
瞬発力に必要な食べ物とか、
集中力が必要なスポーツな食べ物とか、
スケートですぐに使える知りたい箇所だけをシェアします。

オフ期、
トレーニング期、
試合期の食事の話もありました。

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私はスポーツ栄養専門ではないので、
もっと知りたい方は、
自分で勉強か、本を読む、セミナー受講などなど、
ご自身でスポーツ栄養について探求ください。
但し私は、
一般的な日本で指導をしている栄養指導は、
?と思うこと多々あります。

最近の例は、有名プロアスリートを指導している管理栄養士さん。
水やお茶より、当分や電解質が入っているポカリスエットを飲んでくださいね」とスケーターにアドバイス。
それから、
「どうもうちの子疲れるのよね... 」と母
カナダのスケート選手の栄養指導の人に相談したら、
安価な白い砂糖が沢山入っているスポーツドリンク…
「砂糖は急に血糖値を上げるのと、砂糖中毒になってしまうので、特に子供にはお勧めしないな」と言われました。

因みにこの子はポカリをやめたら、体が疲れなくなり元気になったと。
こんなことがよくあるので、私は有名選手を指導している管理栄養士さんの話も慎重に話を聞きます。

怪我の改善や予防には、食べる物の質も深い関係あると思います。栄養素的には同じだけど、どれを選ぶか。

この機会に

自分は今何を口に入れるのかな?
自分の足はどんな形かな?
とセットで
注意を払ってみたらどうでしょう。

私は特にオーバストドルフのアルプスの山の中で暮らしてから、
口に入れるものを非常に配慮しています。
認知症予防として、
糖尿病や生活習慣病の予防としても、
まだまだスケートは何十年も
自分は滑り続けたいので。



砂糖

お茶
農薬
食品を乗せる食器や洗剤なども
安全なのかと。

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それからもう一つ。

アスリート生活は時間に追われますが、
食事をする時間を楽しむことも重要かと。
今、自分が口に入れるものについて、
どういう材料で出来ているか、
どうやって調理しているか、
どうやって運ばれてきたか。
今、口に入れるもののストーリーを考え
それが自分のスケートのパフォーマンスに
どう繋がるか、
今痛い足や膝にどう影響するか
想像しながら食べると、
感謝の気持ちや
身体を配慮する気持ちが自然に湧き、
ひとりでも、家族とでも、
食事を楽しめるのではないでしょうか?!

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痛みがある人もない人も、
パフォーマンスが
うまくいっている人も、いってない人も
次に口に入れるものについて
少し配慮してみてください。

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