エヴァンゲリオンを理解したい!(表)その3
第壱話「使徒、襲来」ANGEL ATTACK (Bパート)
実況風解説編
Bパートです。続きます。
ここで英語タイトルANGEL ATTACK
直訳すると「使徒、襲来」
タイトルそのまんまです。
NERV本部の全景が映されます。
基地機能のほとんどは見えてる部分のさらに下にあるのではないかなと考えてます。
広報部とか一般職員が勤めているのはこのピラミッド部分(多分)
NERV本部内で地図を見ながら迷うミサトとシンジ。
ここら辺とかWCとか書かれてます。結構細かくて一時停止推奨です。
左上にはさりげなくセントラルドグマの文字も。
アナウンス「技術局一課E計画担当の赤城リツコ博士。」
ウェットスーツを脱ぐ金髪に泣き黒子のある女性。
「赤城リツコ」です。
またこのE計画は今後の話の根幹の一つになってきますのでよーく覚えておきましょう。
アナウンス「至急 作戦部第一課葛木ミサト1尉までご連絡ください。」
ミサトさんをリツコに探させる様子。
リツコ「あきれた。また迷ったのね。」
ミサトさん本部で何度も迷うって作戦部第一課として大丈夫なのか?
エレベータにてリツコがミサトを見つけます。
リツコ「例の男の子ね。」
ミサト「マルドゥックの報告書によるサードチルドレン。」
マルドゥックは後に登場するマルドゥック機関のことです。
ちなみにマルドゥックの元ネタは由来は古代 バビロニアの主神で50の異名を持つマルドゥクから来ています。
サードチルドレン。シンジのことです。
一人なのに複数形のチルドレンには違和感がありますが慣れましょう。
サードなので他にもファースト、セカンドもいると言うことがわかります。
ミサト「父親にそっくりなのよ。可愛げのないところとかねぇ」
嫌い同士なのに親子ですね。似るとこ似てます。
冬月「3年ぶりの対面か」
ゲンドウ3年ぶりのシンジとの対面に向かいます。
あれほどシンジを拒絶するゲンドウです。シンジも会うことを嫌がってますし、3年前どんな感じであってたのか考えるだけ恐ろしい親子です。
リフトに乗るミサト、シンジ、リツコの3人。
ミサト「初号機はどうなの?」
リツコ「B型装備のまま 現在冷却中」
ミサト「それ本当に動くの?まだ一度も動いたことないんでしょ?」
リツコ「起動確率は0.000000001% 09システムとはよく言ったものだわ」
ミサト「それって動かないってこと?」
リツコ「いいえ0ではなくってよ」
背景には巨大な紫色の巨人の腕が見えます。
ここでようやく背景に初号機の登場(手だけですが…)
動いたことがないのは驚きです。(起動はしたことあるかも?)
その上起動確率がほぼ0%、失敗したら人類滅亡の危機なのにこの様子ってこの組織本当に大丈夫なんでしょうか?
リツコの「0ではない」という発言のちの演出に響いてくるので覚えておきましょう。
ライトが点灯し、エヴァンゲリオン初号機のお目見えです。
シンジ「顔?巨大ロボット?」
リツコ「人の造り出した汎用ヒト型決戦兵器人造人間エヴァンゲリオン その初号機よ」
ここで重要なキーワードが出て来ます。
汎用ヒト型決戦兵器人造人間エヴァンゲリオン
そうです。エヴァはロボットではなくて人造人間つまり人です。
リツコ「建造は極秘裏で行われた。我々人類 最後の切り札よ」
極秘にこの規模のものを作るNERVおそるべしって思いますが、情報漏洩しまくりの組織なので極秘裏に行えたかどうかは眉唾ものです。
ゲンドウ「久しぶりだな シンジ」
ようやくゲンドウとシンジが対面します。
よく見るとシンジ震えてます。
そりゃあんな真っ黒の手紙送ってくるのだから嫌よりも恐怖の方が強いのでしょう。
ゲンドウ「出撃」
ミサト「まさか初号機を使うつもりなの?」
ここのミサトさん芝居なのかなーってくらい不思議。
ミサトさん、なんでシンジをここに連れて来たの?
意味不明すぎません?
ミサト「綾波レイでさえエヴァとシンクロするのに7ヶ月かかった」
これ後々考えると結構不思議、レイの特性上シンクロするのはそこまで難しくないような…
レイの特性についてはまたかなり先にて判明します。
エヴァとのシンクロについてはエヴァ初号機の起動シーケンス時に解説します。
ミサト「今来たばかりのこの子には無理よ。」
リツコ「座っていればいいわ。それ以上は望みません。」
ここの会話ミサトは操縦させようとしてて、リツコは起動させようとしているんですね。
リツコは操縦は無理でも初号機の特性でシンジが座れば起動できると踏んだのでしょう。
初号機の中にはある秘密があるのでそれに関連しているのですが…それもまた今度別の回にて判明します。
シンジ「これに乗ってさっきのと戦えっていうの?」
ゲンドウ「そうだ」
シンジ「いやだよ」
嫌いな父親に命令されて乗るわけないだろ。
ゲンドウ鬼畜です。
ゲンドウ「必要だから呼んだまで」
シンジ「なぜ僕なの?」
ゲンドウ「他の人間には無理だからな」
ここのセリフ実は謎です。
本当にシンジが必要だったのかはこの段階ではまだわかりませんし、ゲンドウにはレイもいます。
他の人間には無理ってわけではないと思うのですが。
ゲンドウ「乗るなら早くしろ。でなければ帰れ!」
多分ここ本気でゲンドウ帰って欲しがってます。
ゲンドウはシンジを初号機に乗せるつもりは毛頭ないのです。
シンジは予備のもう一人なのですから。
ミサト「ダメよ逃げちゃ。お父さんから…何よりも自分から」
ここミサトさんずるい大人です。
シンジはエヴァに乗る乗らないの問題を抱えてて悩んでいるのであって、それをお父さんに向き合う向き合わないに話をすり替えてます。
ミサトさんの強すぎる自己投影が産んだ悲劇その1です。
ゲンドウ「冬月 レイを起こしてくれ。」
冬月「使えるかね。」
ゲンドウ「死んでいるわけではない。」
ゲンドウ「予備が使えなくなった。もう一度だ。」
レイ「はい。」
ここでゲンドウはレイを使うことに決めます。
多分元からレイを使う気だったんでしょう。
では、なぜシンジを呼んだのか
それは先ほど述べた初号機の中の秘密に隠されてます。
「死んでいるわけではない」ここからわかるようにゲンドウ、レイにもかなり厳しい人です。
実は漫画版ではシンジが乗る前にレイが初号機に搭乗し使徒と戦います。
まぁ惨敗しレイは大怪我を負うのですが。
リツコ「初号機のシステムをレイに書き直して!再起動!」
システムの書き換えだけでレイは初号機に搭乗できます。
後に登場するコアは関係ありません。
ボロボロのレイ登場。
相当の怪我の様子。
怪我の原因はおそらく零号機起動実験の時のもの
起動実験については後々解説します。
ゲンドウはレイがこの状態なの知って乗せようとしてます。
ゲンドウ鬼畜です。
使徒の攻撃により初号機のケージのライトが破損
その時、電源を切り動かないはずのエヴァ初号機が動きます。
落下する瓦礫からシンジを守ります。
ニヤリとするゲンドウ。
ゲンドウがシンジを連れて来たのはこれが目的です。
シンジのためなら理屈を無視してでもエヴァ初号機は動くのです。
この後も度々初号機はシンジのために無理やり動きます。
ここで動いた謎も初号機の秘密が原因です。
リツコ「まさか ありえないわ!」
エヴァは理屈を超えたところで動くからです。科学じゃないんですよ。
ミサト「守ったの?彼を?行ける。」
ミサトは使徒を倒したくてしょうがないので、この時点でシンジを初号機に乗せる気満々です。
本当にボロボロのレイをか抱えるシンジ
シンジ「逃げちゃダメだ。逃げちゃダメだ。逃げちゃダメだ…」
名言ですけど、これミサトさんの強すぎる自己投影による呪いのせいです。
この呪い最後の最後までシンジに付き纏います。
エヴァ起動シーケンスのシーン
エントリープラグが挿入され、LCLが注水されます。
ここまでが第1次コンタクトです。
リツコ「大丈夫肺がLCLで満たされれば直接血液に酸素を運んでくれます。」
LCLですが呼吸以外にも衝撃緩和とかにも使われてます。
あのサイズの巨人の胸部なんて歩くだけでめちゃくちゃ揺れますからねまして戦闘なんて…
そしてこのLCLの正体はかなり先で明かされます。
エヴァ起動シーケンス続きます。
主電源を接続し第2次コンタクトの開始です。
マヤ「A10神経接続 異常なし。」(オペレータの子ですリツコの後輩)
A10神経について、かいつまんで説明すると
A10神経は感情や快楽を司どる脳神経です。
恋人同士や母と子がお互いを想ったりする愛情にはA10神経が深く関わっています。
なぜそれがエヴァに?これもまたエヴァの秘密にかかわっています。
リツコ「思考形態は日本語を基礎原則としてフィックス」
エヴァは操縦桿を使って操縦しません。考える。つまり思考することで動かすのです。
言語によって頭の使い方が変わることからそれぞれの言語に合わせたパターンが搭載されているのだと思われます。
リツコ「初期コンタクト全て問題なし」
ここまでが初期コンタクトです。
マヤ「双方向回線開きます」
ここからエヴァとパイロットがようやく繋がります。
マヤ「シンクロ率41.3%」
シンクロ率はエヴァとの繋がりの強さを表してるものだと思ってください。
数値が上がれば上がるほどエヴァをより高精度に動かすことができますが、反面。高ければ高いほど、エヴァへのダメージをダイレクトにパイロットに伝えてしまいます。
マヤ「ハーモニクス全て正常値 暴走ありません」
ハーモニクスはエヴァとの接続の安定性ではないかなと考えてます。
シンクロ率とハーモニクスは今後もよく出てくる単語なのですが、シンクロ率の説明はあってもハーモニクスはイマイチなくてわかりません。
強度がシンクロ率、安定度がハーモニクスではないかなと思います。
「暴走」不穏な響きですがこれはまた次回に。
ミサト「発進準備!」
初号機の固定器具が外されていき、射出口に運ばれていきます
ミサト「よろしいですね?」
ゲンドウ「使徒を倒さぬ限り我々に未来はない」
なぜ使徒と戦うのか?人類の未来が消えてしまうからです。
本当はいろいろな事情がありますが今の段階ではこの認識で大丈夫です。
冬月「碇 本当にこれでいいんだな」
ニヤリと笑うゲンドウ
冬月からすればレイを使うと思ったのに…って感じでしょうか?
ニヤリと笑ったゲンドウは先ほどのエヴァが勝手に動いたのを見てこの戦いの勝利を確信したからでしょうね。
ミサト「発進!」
ついにエヴァが発進します。
ミサト「シンジくん 死なないで」
ここで第壱話が終わります。
EDのFly me to the moonの後、次回予告です。
次回予告
「エヴァは使徒に勝つ」
このネタバレ予告、「城之内死す」感あって好きです。
「だが、それは全ての始まりに過ぎなかった。」
そうです。シンジの地獄とこの世の終わりに続きます。
「父親から逃げるシンジ」
逃げて欲しかった…逃げるべきでしたね。
「ミサトの傲慢は自分が彼を救おうと決心させる。」
本当に傲慢です。勝手に自己投影しないであげてください。
「次回 見知らぬ天井」
「この次もサービス!サービス!」
ミサトさんのサービス!サービス!が聞けるうちはわかりやえすくて助かります。
次回第弐話Aパートに続きます。
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