留学しないことによる英語学習でのデメリットと、その解決方法。
私は英語をいままで学んできていますが、留学という選択肢は選びませんでした。
世間一般で「英語を学ぶために効率的な方法は海外留学だ」と言われている中で、
(なんか留学、興味わかないな…)と思ってスルーしてきたのです。
そのなかで、留学をしなかったことで感じるデメリットや、
「留学に行かなくても意外と何とかなる」と感じる出来事があったので、それをまとめました。
(留学、いきたいけど行けない、留学できる人に英語力で負けちゃうのかな…)
(留学してみたいけれど、案外身にならなかったというコメントも聞くな…、事前に何に注意すべきか把握したいな)
という方などのヒントになれば幸いです。
留学しなかった背景
留学しなかった背景には、「寂しがりや」「金銭的な心配」がありました。学生時代、夏休みを利用して留学する人も多い中、
(ホームステイとか無理なんだが!?)
(やっぱり高いな…)
という気持ちが、私の気持ちにブレーキをかけていました。
ホームステイ以外の方法もあることは、今ならわかりますが、
当時は留学といえばホームステイと思い込んでおり、
(家族以外と一緒に暮らすなんて無理…ひとりも怖い…)と不安でした。
また、学生時代は今よりコミュニケーションを取るのが苦手だったので、
留学説明会で現地の学校生活、パーティーの話を、周りの友だちがワクワクして聞いている中で、
(まぶしい…そして、気疲れがすごそう…)
と、変化に対する不安の方が気がかりでした。
そして、
(こんなに後ろ向きな気持ちで留学にいきたいとは、親にお願いできないな)
と、夏休みだけの留学なら別にいいよ、というスタンスだった両親にも、お願いすることはありませんでした。
今でも、海外旅行や出張で国をまたぐことはありますが、長期滞在や移住は、ほとんど考えていません。
そんな私が感じている、留学に行かないことのデメリットと、その対処方法を述べていきます。
デメリット_現地の雰囲気、文化、習慣に直接触れられない
海外の人とやり取りするうえで、これらの背景知識を知っておくことはとても大切です。
コミュニケーションを円滑に運ぶためには欠かせません。
もちろん、相手の文化などを知らなくても、その場で「今の、どういうこと?」と聞いてみたり、意見交換して解決できます。
ただ、私の場合ですが、海外の方と接する機会はビジネスの場が多く、いちいち業務外の質問をする勇気があまりありません。
もちろん、勇気をだすことが一番の解決方法なのですが、私以外全員社長か部長というシチュエーションが多く、日々緊張との戦いです。
対処方法_その文化圏の人に質問してみよう!
今はHiNativeなど、海外の方に質問できるアプリ、サイトがたくさんあります。
上手く質問の意図が伝わらないこともありますが、数回会話することで伝えることができます。
また、先ほどのように、直接やり取りができる際は勇気を出して聞いてみることが大切です。
正直、急きょ海外との打合せが決まることが多いので、
前日に打合せ発覚
↓
大急ぎでカンニングペーパーや不明点リストをつくる。
(当日話しそうなフレーズを書きだす)
↓
頭にできる範囲でたたき込んだり、質問して解決する。
↓
実際用意したうちの2、3フレーズくらいを使う
(20フレーズ以上は書きだすんですがね)
が最近の英語会議直前から本番の行動です。
デメリット_英会話をする環境にどっぷり身を置くことができない
留学の良い点は、「朝から晩まで英語漬け」というところ。
お腹がすいて、ご飯を買いに行っても英語、
スマホの契約も英語(国内で完結する場合もありますが)、
語学学校やワーホリ先でも英語と、英語だらけの環境です。
「日本語圏出身の人たちばかりと話していて、英語が身につかなかった」
「努力したけど思うようにいかなかった」
というコメントも見かけますし、確かにそういった事実はあるのですが、
積極的に会話をするシチュエーションに身を置くことで、対処できるでしょう。
一方、日本ではなかなか英語漬けの環境をつくるのは簡単ではありません。
現地の環境で、異国情緒に触れながら英語を学ぶという素敵な体験ができるのは、留学ならではです。
対処方法_英語漬けな日をつくる!
日本でも、簡単ではないかもしれませんが、英語漬けな日をつくることは可能です。
ひとり言を英語にしたり、洋楽、洋ドラマ、映画を観たり。
英語を勉強している知り合いがいれば、一時的に英語タイムを作って会話するのもオススメです。
私は母と、「愚痴を言うときは英語」という遊びをときどきしています
(お父さんまた靴下脱ぎっぱなし→Dad left his socks off again.とか)。
新井リオさんの「英語日記BOY」にも書かれていましたが、
英会話レッスンを受けにスクールに通うことも効果的だけれども、英語日記を付けたり、
「自分にとっての英語が話せる状態」を再定義することも効果的です。
新井リオさんはその状態を「言いたいことがすぐに英語で話せる状態」と定義し、
自分が使うフレーズを何度も音読して、使えるようにしていきました。
「She is an actor.」という文章も、「I am a musician and designer.」と、
自分の状況に置き換えて、オリジナルのフレーズをストックしたのです。
この方法は、少し時間がかかるので私にはハードルが高いのですが、
先ほどのように、急きょ英語会議!となる直前によく行っています。
デメリット_英語のモチベーションを再浮上させるのが難しい
英語学習をしていると、モチベーションが下がる時期が訪れます。
そのとき、留学中なら、いい意味で英語から逃げられません。
多少のリフレッシュは必要ですが、一日のうちに英語を使う機会が必ず訪れるので、その場面の英語は反復することになります。
モチベーションの有無に限らず、英語の中に身を置けるのです。
日本にいると、完全に英語を遮断することも可能なので、
(もう、勉強、いやだ!!!)
と、完全に英語を遮断し、その間に英語力が下がってしまう危険もあります。
せっかく積み上げてきた知識がかすんでしまうのは、もったいないですね。
対処方法_モチベーションが下がったときの勉強スタイルを決めておく
やる気がでないときは出ないなりに勉強しておけば、完全に英語を遮断することにはならず、
モチベーションが再浮上したときに、スムーズにもとの状態にもどることができます。たとえば、
「音読は負担が多いから好きな洋楽の聞き流しだけ」
「参考書の問題を一日一問だけ解く」
でも構いません。
完全に英語を遮断しないことが大切なのです。
理想はずっと全力で英語に注力できることですが、その状態を保つのは簡単ではありません。
無理に勉強することで、かえって英語にネガティブな気持ちが芽生え、遠ざけるようになってしまいます。
無理のない範囲で英語に触れ続けましょう。
まとめ
パンデミックの影響で、オンラインのサービスがとても発達してきました。
また、YouTubeやインスタなど、無料で学べるコンテンツも充実しています。
留学に行かなくても英語を学べる環境を整えることが、どんどん容易になってきているのです。
自分に合った勉強方法を見つけて、取り組んでいきましょう。
私をめちゃくちゃ喜ばせたいと思ったら、サポートいただけるとその通りになります🌸