大切に想う
ふと、昔のある友達のことを思い出した。表向きではいつも笑顔で、気が配れて、だけど頑張りすぎちゃうから彼女自身の限界を超えるとキャパオーバーして泣いてしまう彼女。
同じクラスだった彼女は日々僕自身に何もなくても毎日心配してくれたり気にかけてくれていた。毎日、元気?って聞いてくれた。嬉しかった。そんな彼女自身僕からしたら心配な人ではあった。元気かな。
別にプライベートでも仲が良い訳ではなく一回も遊びに行ったことはない。学校で会うだけ。でも僕にとってそれは関係ない。好きな人は好きだ。
なぜ彼女のことを思い出したのか考えてみた。答えはすぐ出た。
彼女は僕のことを大切に想ってくれていたから。それが僕に伝わっていたから。特に彼女との特別濃い思い出は思い浮かばない。強いて言えば学校行事を一緒に頑張った仲間ってくらい。
そんなのは関係なく、どれだけ人から愛をもらっていたかなのだと思う。まじで関係ない。
もう何年もその子のことを考えていなかったが、僕の脳は覚えている。この脳味噌のどこかの記憶ポケットにしまってあるのだ。人は与えられた優しさをいつまでも忘れない。
会ってないから嫌いとかじゃない。会わないから愛がないとかじゃない。
会えなくても、会わなくても、好きは好き。僕が今、思い出さなくても、僕の脳は覚えている。僕の身体が覚えていなくても、僕の心が覚えている。どれだけ僕ごあなたのことを想ってくれていたか言葉にできなくとも、感覚として覚えている。
あなたを思い出せた僕は幸せだ。
話が繋がるかは分からないけど、この状況下のもと家から出れないから会えない人、たくさんいると思う。
でも安心して。たとえ会えなくても、あなたが大切な人を想っていればあなたの気持ちは伝わるよ。
これだけ時間が経ったって、僕はあのとき与えられた優しさを覚えている。過去は変わらない。
この状況下人との関係が良くも悪くも変化した人もいると思う。それも大丈夫。なるべくしてなった形で、あなたが望めば、貴方がその人のことを想えば元に戻るから。てか尚更良い関係になるんじゃないかな。そんな訳ないじゃん!って怒らないで。信じることが大事だよ。
恥ずかしいけど久しぶりにその子に連絡取ってみようかな。
とりあえずもう寝なきゃ、おやすみ。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?