全感覚祭に行った。

本気だった。誰もが。美しかった。人間の良い部分、残念な部分を始めて同時に見られた瞬間だった。

11日。記録的な台風が来て、12日に予定していたイベントが行われないことが決定。にも関わらずたった数日でこんなにも素晴らしい空間を作り出した。なぜできるのか。

それは簡単。マヒトさんが素敵な人だからだ。素敵な人には素敵な人が集まる。類友はまじだし、引き寄せの法則はスピリチュアルでもなんでもなくて物理的に考えても当たり前なことだ。

一概にマヒトさんを素敵な人と言っても具合性がないですね。ちょっと冷静になって真面目に俺なりに分析したい。GEZANのライブを見たのは初めてだった。ドラマの振動、ベースの重低音、ギターの弾み、全てが体に染み込んでいくのが細胞全体が感じていた。それも自覚できるくらい本気で伝わってきた。俺なりに勝手にこの空間の想像が膨らむ。それはGEZANの音だけではなく、マヒトさんのアートワークからもきた。これ完全にスピってるやんって(笑) そのフィルターをかけて歌詞を聞くとより深く体に音ともに文字が体に刻み込まれる。

ちょっと言いたいことが多すぎて話飛びまくるかもだけど興味ある人は読み続けてほしい。ありがとう。

今回のイベント、エントランスフリー。このフリーってどういう意味だろう。FREE。日本で見たらこれは無料って捉えられてしまう。俺もそう捉えることが実際多い。けどこのFREEという単語には"自由な"という意味がある。俺は今回の意味は確実にこっちだろうと捉えた。多額のお金を使い、大阪、東京で開催、ましてや直前でのキャンセル、そして次の日に渋谷7会場を借りての開催。多額のお金が動いている。マヒトさんはじめGEZANの方々と対して話したことはないし、こんな憶測で語るのも馬鹿かも知れないけど、俺は本当に良くも悪くもいろんなことを感じた。別に有り余るほどのお金があるわけじゃなさそうだ。ではなぜこんな大掛かりなイベントをエントランス"FREE"、フード"FREE"にしたのか。それは一人ひとりにこのイベントに対して対価を払って欲しかったんじゃないだろうか。

社会的に1円の大きさ、10000円の質量はおなじだけど、実は一人ひとりにとってその価値はそれぞれ違うんだ。収入が少ない人からしたら1円でも貴重なものだろう。けど僕がここで感じたのは、いくら払うかじゃない。払う気持ちがどれだけあるかだ。

会場に入ったもの途中からだから、これは本当に一意見だとして聞いて欲しいけれど、スタッフの投げ銭の呼びかけに対して、誰も払っている様子がなくて、あれ?って感じた。見てて正直苦しかった。そして個人的にそこで金銭的サポートをできない自分のひもじさも苦しかった(笑) 俺はお金をたくさん持ちたいんだけど、もちろん自分の生活を豊かにしたいという気持ちは一番にあるけど、そういった応援したいと思える人たちのサポートをすごくしたい。まあこれも自分の生活を豊かにしてくれるからするんだけどね。

ごめんね、最高のイベントなのにこんなネガティブな方向からコメントしちゃって。もちろん本当に最高のイベントだった。縁者の方々の言葉はスッと入ってきた。なぜかというと彼らは口だけではなく、行動しているからだ。音楽のジャンルも関係ない。好きな人たちで集まってエネルギーを生み出す。本当に気持ちが良い空間だった。

ちょっと全感覚祭からすぐ予定があったもんで時間見て書いてたから他にも書きたいことあったとは思うんだけど、とりあえずこの辺で。いろんな感情が入り混じったイベントだった。これが"全感覚"祭だ。人間という物を強く感じた。

このイベントを作り出してくれたマヒトさんはじめ演者さん、スタッフさん、ボランティアの方々、お客さん、全ての方々にありがとうを送りたいです。

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