見出し画像

ファスト&スロー(上)の読書メモ(2)

フロー:まったく努力しなくとも極度に集中することができ、時が経つことも、自分自身のことも、あれこれの問題のことも忘れている状態。

日常生活でいうと、ゲームにのめり込んでいるときとか、テスト前の追い込まれた状態での勉強とかかなぁ。どんなことをやってても自由自在にフローに入れるのなら、大成しそう。

自我消耗:なにかを無理やり解いたあと、次の難題が来た際にセルフコントロールしたくなくなること。

例があげられてて、タスク中に健康的なおやつか、高カロリーなおやつを出されると、高カロリーを選択しがちみたいな。ダイエット中は難しいタスクに挑戦しても諦めやすくなる。

日常生活でいうところの、送り迎えを頼まれたところについでにゴミ出してと言われてめんどうだなぁと思うみたいな感じかな。

自我消耗を起きるとモチベーションが減るらしいので、できるだけ起こさないようにしないといけない。ちなみに強力なインセンティブ、つまり、多額の金銭が絡むと抵抗できるようになる。

血中のブドウ糖の濃度が減少すると、自我消耗の症状が出る。
勉強中とかに甘い物が食べたくなるのは体が求めてるからなのかな。
太るけど。

システム2はいったん思い込んだ答えを疑うのがニガテ

ボールとバットの値段の問題や、殺人率がワーストの都市を含む州の殺人件数などで確認された。

セルフコントロールと知能の相関

マッシュルームテスト(Youtubeとかでみたことがあるかも。)でセルフコントロールできた子供は将来的に、知能テストの点も高かったことを確認。

連想マシン

ヘッドホン 信号機

みたいな風に言葉が並んでいると関連づけて考えてしまう。

つまり、ほんとは因果関係がないのに、データで偶然出てきてしまうと、さも関係があるように考えてしまうみたいな感じかな。理性であるシステム2が働いてれば、すぐに、偶然では?と思うかもしれないが、そもそもシステム2は努力したがらないのでえ、多分知識がないと見逃してしまうのだろう。

プライミング効果:何かの回答を出す時、直前に聞いたこと、見たことに影響を受けること。

これがあるからこそ、アンケートとか調査ではなるべく簡潔な説明が必要そう。

イデオモーター効果:直前に聞いたこと、見たことが文の回答だけでなく行動にも現れるというもの。

「彼、マスク、黄色、白、マフラー」「フロリダ、はげ、ごま、忘れっぽい、シワ」みたいな物から、隣の部屋にいって、短文を作れみたいなタスクをやると、後半の選択肢のグループの方が隣の部屋へ歩いていくのがゆっくりになるらしい。ほんとにそうなのかは実際に体感できないのでなんとも言えなさはあるなぁ。

ちなみに双方向で効果が確認されてる(つまり、ゆっくり歩くと、そういう高齢者を想起する単語を見つけやすくなる)らしい。

人間の体っておもろいな。

お金がプライムされると、自立性が高まる

レディ・マクベス効果:汚いことや心が汚れたと感じるようはことを創造したあとは、「けん」が最後につく言葉をあげよといわれたら、おそらく「せっけん」がでるみたいな感じのプライミングのこと。

また、オフィスでミルクを消費したら募金するのような形で行われた時、目の写真が募金箱に貼られた週と、花の写真が貼られた週では確かに値段が違うことが示されてた。

まぁ、例が少ないのでなんとも言えないが、管理してる募金箱とかがあれば実際にやってみたい。

認知容易性:今までの経験から、認知が容易でシステム1でほぼ完結できるのか、困難でシステム2の応援がいるのかがシステム1により測定される。

プライミングについて、これで説明している。

記憶も視覚のように錯覚するのも、これ。

記憶も錯覚するので、真実も錯覚するが

「鶏の足は3本」より、「鶏の足は4本」の方が頭を使わないと真実ではないことを見抜けない。

真実性を錯覚させるには

高級紙に印刷し、コントラストを強調し、原色の方が良い。

直感的な答えが間違う問題(バットとボールの値段や、ハスが池を半分覆う時間、機械が生産にかかる時間)について、くっきり見えるときと、見辛い時は、見辛い時の方が間違いがすくない。

本によると、認知的負担でシステム2が顔を出しているかららしい。

単純接触効果:無作為に知らないものについて(知らない言語の単語等)について、出現頻度の高いものが良いものという風に認識する。

単語や、人の顔、多角形とかで確認された。

3つの単語を並べて、それらが関係があるか2秒で答えてもらうと、結構当たるらしい。










この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?