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小笠原紀行①|1000km先の東京へ

今日から1週間、小笠原の父島に旅に行ってきます!
1週間といっても、唯一のアクセス手段のフェリーで24時間かかるから、実質父島に滞在するのは中3日。長いようで短い1週間だけど、人も景色も動植物も、新しい出会いのたくさん詰まった旅になることでしょう!

朝11時発のおがさわら丸に乗るために、竹芝客船ターミナルへ。
ターミナルはそこまで広くないけど、お土産屋さん・コンビニ・駅弁ならぬ船弁の出店・自動販売機など、乗船前後にニーズのありそうなお店は一通りある。

意外と空いている竹芝の待合スペース
小笠原だけでなく、東京の離島のお土産が買えるお土産屋さん
買い忘れたお土産を帰りに買うのもアリ?

10:30頃になると、チケットの番号順にアナウンスがかかり乗船開始!

おがさわら丸(通称おがまる)というこの貨客船が本州の東京(内地)と父島を結ぶ唯一の船。つまり、行きも帰りも大体の人はみんな同じ船に乗ることになるから、この船に乗るメンバーは父島に着いてから同じ時間を過ごすことになる。
そう思うと思わず同じ船に乗り込む人たちをキョロキョロと眺めちゃいます(笑)

ちなみにこの船に乗るのは、人だけではなく貨物も。船のお腹には、生鮮食品や建設材など、父島の暮らしに欠かせないものたちも積み込まれているのだそうです。

船内に入ると、たくさんの乗員の方がお出迎えしてくれて、キャリーを上の階まで運んでくれました!船上でこんなVIP待遇が受けられるなんてビックリ、、

今回私が乗るのは2等寝台。
もともと2等和室のつもりだったけど、行き道は体力を温存したいので往路はちょっと奮発して2等寝台にしちゃいました。
そしてその価値とってもあり!で、ちゃんと個室のようになってるベットがあってとても快適。置かれていた布がシーツなのか掛け布団なのかよく分かりませんが、私は掛け布団派でいきます。

船内には、レストランの他に誰でも使えるラウンジや、父島の生態系などについてまとめたちょっとした資料が置かれているスペースなどがありました。

レストランも閉店後の時間には談話スペースとして開放される

机はないですが、椅子に座ってのんびりできる場所もあります。もちろん外のデッキに出て、広大な海を眺めるのも最高!出発直後はお台場や横浜のザ都会な風景や、遠くから見るとまるでおもちゃ箱のようなコンテナが積み上げられた景色を見ることができます。

東京湾岸の高層ビル群を望む
内地の風景ともしばらくおさらば

ちなみに、私は6階のデッキに出るや否や外の風景に感動してその場に居続けていましたが、1番最上階まで登るとベンチやテーブル席もあります。最初に1度船内を散策してみると自分のお気に入りの場所を見つけられるかもしれません。
お酒やおつまみを持ち込んで昼飲みをエンジョイしている方や、潮風にふかれながら読書を楽しんでいる方など、みんな思い思いにデジタルデトックス*の時間を楽しんでいました。
(*船内では基本電波は通じません。東京湾を出てしばらくまでは使えていましたかまだ、その後はパタリと途絶えました。航海中、大島や八丈島の近くを通るタイミングだと通じることもあるみたいなので、どうしても緊急で電波が必要になったときは、そのタイミングを見計らってデッキに出てみると良いかもしれません。)

事前に見ていた他の方のブログや情報サイトで、”かなり船が揺れるので酔う”という情報を目にしてだいぶびびっていたのですが、私は今のところ大丈夫。小笠原に近づくと少し揺れも激しくなるそうなので、油断は大敵ですが。
どうやら数年前におがさわら丸の船体が新しいものに代替わりしたらしいので、新しい船体になってからは揺れが少ないという可能性もあるかも?酔い止めを飲んだもの良かったのだろうと思います。

今日のハイライトはなんといってもデッキから眺めた夕日。ちょうど八丈島と青ヶ島の近くを通過中のタイミングで、夕日を背景に島のシルエットがとっても美しかった。
まんまるの太陽が沈んでいくとき、あまりにも輪郭がくっきりと見えるから、思わず「太陽が泳いでる!」と叫びそうになりました。

八丈島・青ヶ島と日の入り

デッキは22:00以降閉まってしまうみたいなので、その前にそろそろ星を見に行こうかな。さっきは雲のない晴天だったけど、星は見えるでしょうか?
さてさて、いよいよ旅の始まりです!

(2024年5月4日)

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波にゆられて気持ちよく昼寝してたのに、忘れ物に気づいて白目剥いた

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