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「いる」のではなく、「ある」存在

今日は大阪の万博公園にある国立民俗学博物館に行ってきました。
実は3/28から6/11まで「日本の仮面」という企画をやっていて、ずっと気になっていたのでようやく念願が叶ってとても嬉しい!

この展示は、能、神楽、その他地域ごとの祭りや神事に使われているお面(おめん、ではなくおもて、と呼びます)を集めてきたもの。
獅子舞に使われるような立体感と迫力溢れるものから、どうしてこうなった!?みたいなオカシかわいい面様まで、表情豊かで幅広いバリエーションの面様たちとご対面してきました。

面様は、舞いや神事のときに人がつけて使う物ですが、面様自体に神様が宿るとも言われ、神様そのものと考えられる方もしばしば。
ということは、面様をつけた人は神様にもなれる、と考えられていたのだろうか。
だとすれば、面様をつけて舞ってきた日本人は、神を「自分たちの外側にいる」存在というよりも、「自分たちの内側にある」存在として祀ってきたのかもしれないなぁ、と思わされた展示でした。

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神聖な存在とは分かっていつつも、その表情に思わずニヤけずにはいられなかった

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