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共通の話題

                    (2021.4.22)

 こどもの日まであと13日となりました。2週間を切りました。1月から3月と比べて4月というのは私にとってはゆっくり時間が流れる月です。ですが気づけば4月も下旬。過ぎてしまえば早いです。何事も終わりに近づくと時間の流れが加速する気がします。来週の満月に向かって、学びの一週間にしようとvoicyを聞いたり、本を探したり、 YouTubeを見たり。それなりに忙しくしています。でも、今の私にとっての学びは自分の興味のある分野に偏っています。
 自分の生活にとって必要なものだけを選んでいる。 ちょうど一年前はその逆で一日中テレビをつけてワイドショーとニュースを見ていました。去年も今年も少し極端な情報の選び方をしているなあと思っていた矢先、最近人と話していて話題が全く噛み合わないことに気づきました。

 今日は「共通の話題」というテーマでお伝えしたいと思います。

 先日 YouTubeの「毎週キングコング」をみました。そこでキングコングの二人がお互いに自分のホットなニュースを伝え合いながら「これを知らないの?」「この話題はそんな低いテンションなの?」と心底驚いている様子。自分の知っている話題は誰もが知っていて相方も同じテンションで盛り上がってくれる。そんな風にリアクションを期待していたのに、反応が薄くて、 ましてや言葉そのものを知らないということに驚愕している二人の会話を見ながら「これって、職場でも結構あるな」と感じたんです。

 勤務先は年代がバラバラですが、テレビを見ている人が圧倒的に多い。そうするとワイドショーを見なくなった私との共通の話題がほとんどないのです。私の興味が料理や「どこどこの〇〇が美味しい」など、そういうものにもっと向かっていればもう少し話にもついていけるのですが関心が薄い。食べることは好きですが、料理は時短と考えている私にとっては土鍋でご飯を炊くような丁寧な暮らし方をしている先輩たちの話は、羨ましいけれどついて行くことができません。
 ハンドメイドが好きな人も多いですが分野が違います。裁縫やミシンを使ってバックや洋服などを作る。これに関しては全く手も足も出ません。
 どれも先輩たちにとっては日常で当たり前にしている暮らし。そしてテレビや新聞で得たニュースを共有する。私はただ聞くしかありません。
 
 私の興味の範囲がとても狭いこともありますが、人それぞれ興味は違って当たり前。ましてや今は職人のように一つのことを極めていける時代。ネット社会になった今、共通の話題で盛り上がれるというのは逆に稀なことで、盛り上がれたらすごくラッキーなことなのかもしれません。

 私にとっては音声メディアはもはや毎日の生活に欠かせないものです。でも、stand.fmやvoicy、himalaya 、クラブハウスと言った言葉を聞いたことがない人もまだまだたくさんいるのだと肝に銘じないといけないと感じました。
 思った以上に自分の受け取っている情報は自分に最適化されている。西野亮廣さんが言った言葉を思い出した次第です。

  ※ラスト30秒原稿なしスピーチ練習中