読んで満足からの脱却

(2021.5.10)

 おはようございます。sizukukoboです。

 嬉しいことがあったのでご報告させてください。noteの「みんなのフォトギャラリー」に載せていた、私の作った母の日用の花束メッセージカードの写真を何人かの方に使っていただきました。選んでもらった事実がすごく嬉しくて、また新しいカードができたら写真を載せよう、と思いました。これもとても励みになります。小さいと思えることでも新しいことをやってみると世界が広がります。これからも、「ちょっとやってみようかな」はチャレンジしていきたいです。

 今日は「読んで満足からの脱却」についてお話したいと思います。
 正直言うと脱却できていないので、今日の記事はこれからの努力目標になります。

 皆さんは、本などを読んで知識を得た時、その知識を実際の生活に活かすことができますか?やってみようとトライすることができますか?私はほとんどできなくて読んで満足してしまい、1ヶ月もすると読んだことの半分は忘れています。だから3ヶ月、半年と 時間が経つうちに記憶がどんどん薄れて、気づいたら似たような本をまた買って読む。そんな繰り返しです。大きな目標の3つもまさにそうです。ダイエットも片付けも収入アップも、これまでどれくらい本を読んだり、学んできたことか。それなのに得た知識が全然身に付いていない。費やしてきた時間とお金を考えると途方に暮れます。

 年を重ねるにつれてできること、やれることに限りがあることを痛感するようになりました。本を読んで満足、こういう時間は今後取れなくなっていくと思いました。 視力の低下が深刻になってきて「さあ本を読むぞ」という気にならなくなってきました。体力も気力も少しずつ落ちていることを実感して、 限りある時間を今まで以上に大切に、 そして有意義に過ごしたいと思うようになりました。

 「読んで満足」は、モチベーションも上がるしいい時間を過ごせているので今まではそれで良かったです。でもこれからは今までと同じように過ごしている時間はありません。これまで読んで得た知識も含めて、少しずつでも生活に取り入れたい。最近特にそう思うようになりました。

 実は私の片付けブームの時に本を大量に処分をしたことがありました。今とても後悔しているのですが、その時に片付けの本がたくさんあったのを思い出しました。片付けられない家に片付けの本が大量にある。なんとも皮肉なことです。物を大量に捨ててもすっきりしない家に満足できなくて、それで本格的に整理収納の勉強をしました。こう考えると自分の失敗が資格取得につながったという意味ではプラスでした。

 しかし、資格を取得しても学んだことを活かしていないと意味がありません。あ、言い過ぎました。意味がないとは言いません。意味はありました。でも資格取得が目的になってしまって、「生活をより良くする。」このために学んだはずなのに、目的が変わってしまっています。本を読んで満足、これと同じことが起きています。

 私は本当に遠回りな生き方をしているなと思うのですが、今こうして振り返って、ようやく「このままだと残りの人生も読んで満足、やった気になって現実は全く変わっていない」そんな人生になると思いました。たまにはいいと思うのです。疲れた時に本を読むととても癒されます。
 あ、今ふと、腑に落ちました。読む前に読むことが目的、そう思って読んでいるものはそのまま癒しになる。でも、読んだ内容を生活に活かしたい、そう思って読んでいる how toものは 読んだ後に行動しないと、行動していない自分に対して居心地が悪くなる。そういうことかもしれません。