手作りカードを届けたかった理由

                           (2021.1.14)

 私は自分の手作りカードを販売するにあたり、メンターでありコーチでありアドバイザーである方に、色々な相談やアドバイスをいただいています。そして最近、というかずっとその方に聞かれていたことがありました。それは「なんで手作りがいいのか?」その問いに私は何となく「ぬくもりが伝わる」とか「丁寧な感じがする」と答えていました。ですが、話すたびに何度も聞かれる。「なんで?」と。そこでもう少し掘り下げて書き出してみました。すると自分でもびっくりするような答えが見つかったんです。ということで今日は「手作りカードを届けたかった理由」についてお伝えしようと思います。

 わかっていると思っていたその理由。いざ書き出してみると言語化が難しいんです。それでもいくつか出てきました。「気持ちが豊かになる」「生活にハリができゆとりが生まれる」「季節を先取りできる」「ありがとうと喜んでもらえる」など。そしてびっくりする答えにたどり着きました。「そういえばこれ、唯一親に褒めてもらったことかも。手先器用だねぇって。」これが頭に浮かんだ時、一瞬固まりました。いやいや、私もだいぶいい歳ですよ。なのにこれだけ生きてきて、これだけ人生経験積んでも、根っこの部分って、コレ?と。唖然、愕然、大ショック、、、。私は、私が提供するもので人が笑顔になるのが嬉しくて活動を頑張ってきました。でも、その根底にある笑顔にしたかった人が親だったこと、それがスタートだったと知ってしまい、どんだけ~、と切なくなりました。これを知ってしまし戸惑っていますが、自分の鎧みたいなものがはずせる予感。また一歩、ぐっと前に出た気がします。