お気持ち表明する前に

なにかの事件が起きた際、当事者のどちらか一方が完全に正しいことを前提にしてお気持ちを書く人が非常に多い。

AとBの言い分が食い違っていたり、どちらか一方からしかの情報が無かったり、どっちもあるけど全然詳しい情報がない場合、それを疑ったりとりあえず様子見してからでも遅くはない。

多くの場合、マスコミがある種センセーショナルならタイトルをつけることで、一気にそちらの方向に「(当事者どちらかが)けしからん!」という人が非常に多くなってしまっているように感じる。

1を見て100を感じたとしても、実際に見たのは1でそれも当事者ではなく又聞きの又聞きである。感じた100は想像で補われており、正鵠を射ることはなかなか無い。

第一印象で思うこと、感じること自体は悪いことではないが、それを元に決めつけて話を進めると基本的には損しかしない。

すぐに情報が手に入る時代だが、入ってくる情報は起こっていることの断片的なことでしか無いことを頭に入れておいてほしい。

あと、この文章が自分へのブーメランにならないことを祈りたい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?