BTC再度60000ドル割れ警戒。ロングは難しい局面
BTC月足が確定したので中長期考察。前回記事ではまぁまぁ強気よりな印象を持っていたが9/30の日足が弱すぎたので目線に変更が。
まず月足を見る限り、今年春からのATH後に月足レベルで横横しているが、特徴として【陰線の次の陽線は、陰線に対してインサイド】している点。
つまり、調整下落に対し反発が弱いことを意味している。無論、長期的には上昇トレンド内の調整期間という認識は変わりはないが、9月の陽線実体高値が規則通り陰線内に収まってしまったので、調整期間はまだ継続する可能性が高いと見ている。
続いて週足。月足同様、今年春からの調整期間の週足を見てみると、3本連続で陽線を出したことはなく、陰線は4本が最大。つまり、今週の足は過去を考えると陰線で確定する可能性が高く、アウトサイドして確定するとなると更なる安値を深掘りしてくる可能性に警戒したい。
アノマリー的には10月は陽線になりがちだが、現状下位足の形成や上位足の規則性を見る限り、個人的にはそこまで期待するのはどうなのか?という気持ち。下位足で何かしら変わった動きがでないとなかなか長期を見たロングを打ちにくい。
続いて日足。チャート内に細く記載した上値のレジスタンスにもはや到達することすら不可能になった。これまでより非常に買いが弱く、高値に張り付けないチャートなので日足レベルでも弱さを感じる。現状、黄色の平行チャネル内での推移に変化しているが、詳しくみていこう。
平行チャネル内の動きを詳しく見てみると、規則正しい動きをしているのがわかる。上昇トレンドでは一本のサポートラインを定め、高値付近で右肩上がりのダブルトップを形成する。その後はより角度の緩やかなネックラインを定めて割れたあと、力強い下落に至っている。
一方で、チャネル内の下落の強さという面でも、やはり上昇期間より下落の期間が短いというのも見て取れる。チャネル内での上昇トレンドの日数が大幅に増えているということはそれだけ買いの力が弱まっていることを示唆する。
よって、現状ビットコインを注目すべきポイントは、記載した規則性に乱れが生じるかどうか、というところに注目したい。現状ではまだ弱い印象があるのものの、今後強気になるそぶりを見せたらロングを検討したいと考えている。