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2024年YGG出資馬

シザリガーです
私の今年度YGG出資馬についてのnoteです
YGGに入会して約1年半になりますが、初年度に出資した4頭のおかげですごく楽しい一口馬主ライフを過ごしています
去年のYGGさんの馬は本当に優秀で、私もスウィープフィートをはじめ出資した馬はすべて3歳春時点で回収率100%を超える勢いです YGG最強!!

改めて私の出資基準は【募集額以上の賞金を稼ぐ馬】が基準です 
今回はこの3頭を出資した理由を回収率的な目線を中心に多角的に解説していきます!
そしてこの仔達が重賞を勝った時に改めで掘り返して自慢するための物でもあります(笑)
かなり深堀したので見ていただけると嬉しいです!


ツキムスビ(ロマンスガッサン22)

基本情報

 牝馬 父ホッコータルマエ 母父メイショウボーラー 園田保利良平厩舎 募集額880万円 1口17600円


この仔の出資理由は大きく分けて3点
・兵庫の世代限定戦が賞金の宝庫
・血統的魅力とホッコータルマエ産駒✖️白砂
・兵庫最強クラスの保利良厩舎

1つずつ解説していきます

兵庫の世代限定戦は賞金の宝庫


出資した大きな理由の1つが本馬が兵庫募集馬な点です!
兵庫競馬は今最盛期を迎えており、売り上げは開催日数が多いとはいえ地方最強の大井競馬に近い売り上げを誇っており、馬レベルも地方古馬最優秀牡馬イグナイターなど園田だけではなく地方重賞ならどこでも通用するレベルで高いです
そんな今絶好調の兵庫所属馬のメリットを挙げると

・南関東以外では最高レベルの賞金
・6月デビュー可能
・地方限定馬の重賞競走の充実度

の3点です

まず賞金についてですが、まず新馬戦で勝てば250万もらえます。これだけ見れば中央の方がいいじゃんってなりますが、多くても大体8頭、少ないと5頭しかいないレースの新馬戦です。また、6月から2歳戦が行われ正直仕上がってなくても出る馬も多いので、レベル自体も中央や南関東より正直低いです
なのでぶっちゃけシンプルに勝ちやすいです

また重賞競走の種類は南関東並みに豊富です
2歳時は園田で地方限定重賞3レース(牝馬限定1レース)と交流重賞兵庫ジュニアグランプリ、3歳冬は姫路で2レース(牝限1レース)の世代限定戦が行われます
賞金はすべて700万円以上で、2歳戦は12月31日の園田ジュニアカップ以外すべて園田1400Mで行われるので、条件さえ合えば無双できます
最近だとマミエミモモタロー号が5戦5勝と無双していて、2歳時点で獲得賞金はなんと3000万円です すごくないですか?羨ましいです(笑)
【実は去年から1つ重賞が廃止されていまるので今年はここまでは稼げないかもです】
と、条件の能力さえ合えば暴れたい放題です
現環境の園田なら、能力のある馬に出資できれば甘い蜜を吸えるわけです。そして私は本馬はその能力が備わっていると考えています!


血統的魅力とホッコータルマエ産駒✖️白砂


出資する上で最優先事項なのは血統で、中でも母系を私は意識しています
母ロマンスガッサンは中央ダート1勝で、叔父に武蔵野S優勝ワイドバッハがいる血統ですが、ポイントは母の全兄弟にメイショウイチオシというOP馬がいるという点です
メイショウイチオシは牡馬でダートOPまで出世した馬ですが、ロマンスガッサンは1勝。この差はシンプルに牡か牝かの違いだと思っていて、ロマンスガッサンも血統的に能力はあったのではないかと現役成績をみて推測しています
また、父ホッコータルマエは中央リーディングは昨年度27位、今年度(4月末時点)29位と平凡なんですが地方リーディングは昨年、今年度ともに4位と非常に優秀です
いくらダート種牡馬といっても地方と中央でこれほど差がでるのは異端なのですが、なぜこうなっているかというとホッコータルマエ産駒の(時計のかかる馬場での適正の高さ)が原因だと私は考えています。
なんで適正があるのかの考えを語ると時間がかかりすぎるので簡略しますが簡単に言うと非サンデー系の種牡馬はこの傾向が強いです
そして兵庫の7割で行われる園田1400Mホッコータルマエ産駒は勝率17%複勝率42%と相性抜群です! 簡単に言うと今年の武豊Jや横山武Jより勝率と複勝率が高いです(笑)
しかもそんな血統馬に頼もしいパートナーがついています

兵庫最強クラスの保利良平厩舎



私は兵庫競馬を2日に1日は馬券に参戦するレベルに嗜んでる?兵庫競馬ファンなんですが、兵庫競馬は正直厩舎力の差がすごいです
上位厩舎の厩舎力は本当にすごくて、田中一巧厩舎 柏原厩舎 飯田良弘厩舎 保利良平厩舎など毎年複勝率5割超の厩舎も存在します。その他上位厩舎も数多くてレベルが高い環境なのですが、そこと比較すると正直馬券購入者からすればふざけた仕上げでレース出してくる厩舎もあります

そんな感じで兵庫競馬は地方競馬の中でも規模が大きく厩舎の数も多いほうですが上位厩舎と下位厩舎の差がすごく激しいです(個人の印象です)
そんな数多くある兵庫の厩舎の中でも保利良平厩舎は優秀です!

保利平厩舎の成績はえげつなくて今年度は現時点で勝率24%複勝率57%とルメールレベルです(笑)
更に地方馬ながらJPN3黒船賞3着馬タイガーインティなど大物も在籍しています。めちゃくちゃ心強い

ちなみにこの厩舎の主戦は兵庫最強の吉村智弘ですが吉村さんと組んでなくても普通に強いんで鞍上が違ってもそんなに心配しなくて大丈夫だと私は思っています。勿論吉村さんに乗ってくれたら兵庫競馬ファンとして幸せです

将来のビジョン

私は地方競馬ではタイム派で、地方に在籍する以上持ちタイムが活躍する為の最重要要素だと感じています
兵庫競馬の7割は園田ダ1400m戦なのですが、2歳時に1.31秒台を出せたら怪我がなければ募集額は必ずペイ出来ますし1.30秒台なら無双できます。まず1:31秒台を目指して頑張って欲しいです
馬場が重くて小回りなこの競馬場でこのタイムは当然難易度は高いのですが、私はこの子ならそれが出来ると考えたので出資しました!

ブリスタイム(プリモタイム22)

基本情報

父コパノリッキー 母父ブライアンズタイム 門別 小野厩舎
募集金額990万円 一口価格 19800円 

この仔の出資理由は2点
・圧倒的な母系
・門別最強説

圧倒的な母系

この仔の最大の魅力は活躍馬は複数排出したお母さんの繁殖的な能力の高さだと思っています
半兄にJDD馬ヒガシウィルウィン、獲得賞金1億円馬スリーグランドなど超のつく大物が複数いて募集価格990万円はシンプルに破格です
ちなみに父ヘニーヒューズの半兄ベンテイガは落札額5000万円超えています。そんな中なんであの価格で落札できたのか私にはわかりません YGGマジック?
市場評価が低かった理由は母が2004年生まれでこの仔は18歳時の産駒で高齢出産な所かなと推察します

しかし私はこの仔は1空胎明けの産駒なので母体の繁殖能力にそこまで影響はないと考えています
そもそもダート馬は高齢出産でもそこまで影響がないと思ってるのが私の持論です。詳しく話すと長くなるのであれですが、簡単に根拠を示すなら(ミックファイアも高齢出産です)

父コパノリッキーも4年目で地方リーディング12位と悪くないですし個人的に繁殖の割に頑張っているイメージがありますし東海の英雄セブンカラーズ
等大物もいます。ただリッキー自身もそうですが若干産駒が晩成傾向にあるのでもしかしたら2歳から大暴れはできないかもです
ともかくこの血統が990万募集なら買わない理由はないと私は思っています!

門別最強説

地方の2歳馬において門別最強説はもはや説ではなく常識だと私は考えています
実際今年の地方最強馬サントノーレは門別出身ですし、2歳の交流重賞で不通は基本JRA勢にボコられますがJBC2歳やエーデルワイズ賞は普通に門別馬が馬券内にいたり勝ったりします
今の門別最強環境の要因は様々な説がありますが、私は2歳馬が半分以上を占める門別競馬の経験に基づいた調教能力と充実した坂路や重い馬場で早期実践経験ができる環境の2つが大きな要因だと考えてます

将来のビジョン

去年門別馬に2頭出資して感じた事は【2歳門別競馬は修行場】だということです
今はかなり門別競馬も賞金が充実してきましたが、やはり南関東や園田、高知よりは賞金は下がるイメージですし、門別馬が強いので勝ち上がると賞金割に合わない相手関係になります(笑)ですのでブリスタイムに求める事は門別で力を早急に証明し、タイム的に水準を突破したら賞金の高い所に移転してその競馬場で無双する この立ち回りです

能検で見せた圧倒的な走りならどこ行っても通用すると私は思っていますし、2歳で賞金2000万以上積む事も不可能でないスケールの馬だと思っています
今の地方競馬はダート改革の影響でネクストスター戦など高額賞金レースは充実しています。各地域1頭以上は2歳で獲得賞金2000万以上稼いでいる馬がいる状況でした
この状況を見越して私は地方出資馬に投資しています! 今やダート馬は地方デビューさせた方が効率的に稼げる時代に来ていると考えています

ロッソヴィーノ(アヴァマローネ22)


基本情報

父ニューイヤーズデイ 母父 Curlin 栗東 牧浦厩舎
募集額1430万円 1口28600円


この仔の出資理由は2点
・ニューイヤーズデイ産駒は優秀
・世界的名馬の祖母

ニューイヤーズデイ産駒は優秀


ニューイヤーズデイは優秀です(唐突)
同期にスワーブリチャードという怪物が出ているのであまり世間には認知されていないですが優秀なんです
だって現時点で勝ち上がり率4割超えてるんですから

普通にやばくないすか? まだ未勝利終了まで5か月あるのにすでに日本の平均勝ち上がり率33%を超越しています
確かに社台Fの割合が高いので勝ち上がり率は高くは出るんですがそれでも現時点で勝ち上がり率4割は異常です。200万の種牡馬でこれはえぐいです
日本では今はまだ大物はいないですが時間の問題だと私は思ってます。何なら今日の兵庫チャンピオンシップでエートラックスが大物になるかもです
既にアメリカではマキシマムセキュリティ等G1馬を輩出しています
このスーパー優秀な父の産駒に出資したいと思ったのがこの仔に興味を持ったきっかけですが、母系を調べたら仰天し出資を決意しました

世界的名馬の祖母

母自体はアメリカで5戦0勝の平凡な馬です
しかし祖母があのデイアットザスパ 18戦11勝でBCフィリー&メアターフ含むG13勝エクリプス賞受賞の超大物なんです!!
この馬にキズナつけて当歳セレクトセールにでも出したら4億ぐらいしそうなレベルの超良血馬です
この馬の孫に父ニューイヤーズデイで1430万募集? そんなん行くしかないだろってのが出資理由です 短絡的でしょ(笑)

配合面でもこの配合は面白いと思っていて、ニューイヤーズデイの繁殖相手はかなりの割合でサンデー系です。この種牡馬はドレフォンと同じでサンデー薄め用に社台スタリオンが連れてきた馬だと私は考えています
しかし同じアメリカの2歳活躍早期引退馬の2頭ですがこの2頭の種牡馬は産駒傾向が違っていると考えています

例えばドレフォンは母が芝系だと子供も芝馬になる傾向がありますがニューイヤーズデイは全然ないです。普通にダートの勝ち上がりが圧倒的に多く父の遺伝子が主張するタイプだと感じています
ニューイヤーズデイの様なタイプの種牡馬には日本の芝適性の強いサンデー系繁殖よりもゴリゴリのアメリカ血統を組み合わせたほうが中途半端にならない大物が生まれるんじゃないかと私の配合理論的に考えています。あ、配合の話すると長くなるので割愛します(笑)

なので、祖母芝馬なんですけど本場アメリカの優秀繁殖にニューイヤーズデイを付けたらアメリカンな強いダート馬ができるんじゃないかなと考えています。そのような血統的な背景にこの仔の馬体と坂路の走りを見て魅力と能力感じたので出資に踏み切りました

自分は母系で出資馬を決めるスタイルで一口馬主をやっています。そのおかげでスウィープフィートという超大物に出会えました
祖母の走りを映像で見てしまった時点で出資することが心の中で確定していたのかもしれません。それぐらい祖母は偉大で、すごい走りをしていました

牧浦厩舎

YGG民の方には好かれていない印象のあるこの厩舎ですが外から見ている分には個人的に好感度高いです
社台系が少ない厩舎の中ではトップクラスの厩舎だと思っていますし数字的にも優秀です。そしてこの厩舎は最近私が一番好きな騎手Mデムーロを勝負レースに起用しているのも出資理由の1つです
この仔の名前はイタリア語から連想されています。そんな馬にミルコが乗ってくれたらエモさを感じてワクワクします!

私はまだこの厩舎の馬に出資したことがありません。YGG民からの評判はよろしくないですが、とりあえず今の私はこの厩舎である事も出資するポジティブな要因の1つです

将来のビジョン


この馬は大物になる可能性があると思ってます
個人的にはダート馬で距離適正は1400〜2000が最適正だと思って出資しました
期待する所は【交流重賞】に参戦できるレベルの成績です!
交流重賞に出るためにはクラシック世代なら最低2勝、古馬ならopクラスまで上がる必要があります
物凄い難易度ですがそれが出来る可能性があると私は血統的や動き等を見て総合的に判断しました!

この子は体質が強く無さそうなので我慢する事は多いと思いますが、贅沢な悩みが出来るだけの実力を見せてくれたら幸せです

まとめ


冒頭でも言いましたが私はYGGの出資馬に本当に助けられています
出資馬の活躍のおかげで金銭的な負担も全く無いですし、大舞台で走る興奮は今までの人生になかった興奮と感動をもたらしてくれます
そんな最高な馬たちを去年ラインナップに入れてくださったYGGさんには感謝しかないです

今年のYGGの出資馬は意図的にすべてダート馬で勝負してみました
理由はシンプルに良いと思った馬が全てダート馬だったのと今年から始まったダート改革によって魅力的な場所になっているダート路線や地方競馬の賞金的なメリットと出走回数が多い楽しさに目覚めたからです

どんな舞台でも出資馬が無事に過ごして競馬で楽しませてくれたら私は幸せです
今年のYGG募集馬がどんな活躍をするのか楽しみにしています!


最後までご覧いただきありがとうございました



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