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これまで・これからの将棋との向き合い方

まえがき
※偏見と言い訳が多く、カッコ悪い文章となっています

現時点の棋力について

まず間違いなく弱くなっています。
知識は増えているため、他人から見るとあまり変わってないように見えると思いますが、体感では高校生の時よりも弱くなっているかもしれないと感じています。

もちろんパニック障害が深く影響しているのですが、まずは自分の棋歴を辿ろうと思います。

これまでの将棋との向き合い方

小学生の時にプロになれる才能・努力する覚悟がないことに気づき、中学の時はあまり勝てず一時離れていました。

高校生の頃に「プロのように最善手を追い求めるのではなく、自分が楽しいと思う将棋を指そう」と方針転換をしました。
また、ウォーズがリリースされたり、部活環境が非常に恵まれていたため、棋力が上がったと思っています。
俗にいうエンジョイ勢ではあったのですが、当時から思想はなかなか過激だったのかもしれません。

プロの棋譜も追わず、将棋の勉強はウォーズと気になった実戦の振り返りしかしなかった人間が何言ってんだという感じですが、以下のような思想を掲げていました。

・今の自分が一番強いと思えないなら指す意味はない
・「あの時の俺は強かった」等の全盛期語りする人、強豪にまぐれで勝った1回を延々と言い続ける人はダサい

とまあ、こんな思想があったのに言うのもなんですが、自分は社会人1年目の時が一番強かったです。

全国大会について

今まで県代表経験3回の人間の分析なので、話半分に聞いてもらえればと思います。

全国大会の出場者は、優勝候補・上位進出者・予選通過・まぐれ県代表のピラミッド型4つの層で構成されていると思っています。
(…ここらへん、同世代の全国大会常連組の所感を聞いてみたいですね)

・優勝候補   →全国大会であれば5名前後(R選手権とかは該当せず)
・上位進出者  →いつもトーナメント勝ち上がってる印象の人
・予選通過   →死の組を引かなければ予選通過できる人
・まぐれ県代表(県代表数は多い人含む)→説明はあえて省きます

東北地方の話になりますが、今も昔も予選通過層以上の人材が数えるほどしかいないため、強くなりたいなら元奨や強豪がひしめく関東・関西の大会を一度は見るべきだと思います。
自分は大学4年の時に平成最強戦や職団戦に参加して視野の狭さを痛感しました。

かく言う自分は社会人1年目の時に予選通過層に上がれたと思っています。
代表となった3回の成績は、

支部名東日本ベスト16(大学2年時)
アマ名ベスト16(大学4年時)
アマ竜ベスト8(社会人1年時)

であり、学生タイトルといった特筆すべき実績とは縁遠い人生でしたが、一応は超スローペースな右肩上がりの成績で、今の自分が一番強いというのを体現できており、それが自信につながっていました。

そして上位進出者との棋力差や、どうすればその差を縮められるのかがなんとなく分かり、それなりにもっと努力すればプロアマ戦に出られたり、もっと良い成績も取れるんじゃないかと思っていました。

ただ、費用対効果を考えて、ここから棋力差を埋める努力をするよりは、将棋以外のもっと生活が豊かになることに時間を割こうとする気持ちの方が強かったのも事実です。
だからこそ日々鍛錬しているアマチュアの人に対しては、いろんな感情を含めて「よくやるなあ」と思っています。

現在なぜ弱いのか

現在は層がどうとか以前の話になってしまいました。
1年ほど引きこもり生活をして、体力が低下していることを自分の中で過大評価したり、悪い方向への考えが止まらなくなっています。

発病前であれば、県予選に参加するとしたら決勝まで観戦・対局して、その後みんなで飲みに行くというのが慣例でした。
しかし、現状では昼過ぎに負けて、家に帰ってくるのが精一杯となっています。

要因としては、会場まで着けるか・外出先で体力切れになって発作が起きたらどうしよう等の大会前から脳を疲れさせてしまう思考が浮かんでしまうためです。

大会で勝ち進むほどに疲れることで体力面での不安が強くなり、結果的にチグハグで弱気な手を指してしまいます。
また、粘り合いの長期戦が好きだったにも関わらず、体力面の不安から短期決戦を望みがちになり、自分らしさが全く出せていない気がしています。
何よりも、代表権を得たとしても、まだ1人では県外への移動もできそうにないため、勝つ意味がないといったことを考えてしまいます。

個人的なイメージになりますが、映画カイジのブレイブメンロード(鉄骨)を渡りながら将棋を指してるくらいのハンデを背負っているように感じます。
自分の中で将棋が別ゲームになってしまったことを受け入れられていないままとなっています。
相手の手がヌルいのはわかっているのに、正気を保てないせいで適切な応手が指せず、負けるはずのない相手に負けてしまうのが嫌だと思うこともありました。

…ここまで書くと自己嫌悪のオンパレードですね。

これからの将棋との向き合い方

そもそも今の宮城県で代表とるのは難しくなっているとはいえ、決勝まで指し続けるだけの体力と、一人で県外に行けるという2つの条件を考えると、結構長い戦いになるのかなと思います。
ただ、遊びで指すなら楽しい競技ではあるので、いつかは最高成績を更新したいという願望を持ちつつ適度に続けていくつもりです。

そんなことよりも就職先を見つけて、生活基盤を安定させることが最優先なのですが……





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