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第5回:「喜び」で創造する側へと転換する

私の人生のテーマは、「喜び」を選んで生きる生き方をアナウンスしていくことです。

私が、「喜び」を選んで生きる生き方をアナウンスすることで、こうなったらいいなと思うことは次の3つになります。

⓵一人でも多くの人が、人生に対して積極的になって笑顔で生きてけるようになること
➁一人ひとりが「喜び」で生きることで、ネガティブな選択をせずに生きていけるようになること
③一人でも多くの人が「喜び」で生きるようになって、広い視野を持って過ごせるようになり、自由度の高い人生を歩んでいけるようになること

こういった感じで、多くの人が「喜び」をきっかけにして、従来の生き方にとらわれずに、新しい感覚で生きていけるようになっていけばいいなと思っています。

これからは、旧来通りシステムに合わせて生きていく人と、これまでにはなかった新しい生き方をしていく人と、大きな二極化が起こってくるのではないかと思います。

特に今の社会のあり方に馴染むことができなかった人達が広い視野を持てるようになって、新しいムーブメントを創っていくのではないかと思っています。

新しい生き方を選ぶ人は「精神的な個」を優先させ、旧来型の生き方を選ぶ人は「社会的な個」を優先させて生きていくのではないかと思います。

私たちの精神構造は2500年前から変わっていない

前回の記事にも書きましたが、現代人は「精神的な個」よりも「社会的な個」を優先させて生きています。このことは、実は仏教が生まれた紀元前500年前頃から指摘されていたことだったりします。

その根拠はというと、仏教の「般若心経」の中のにある「遠離一切顛倒夢想 究竟涅槃(おんりいっさいてんどうむそう くきょうねはん)」という一説にあります。これは「物事を逆さに見る一切のことから遠く離れることで仏の世界に行きつく」という意味です。

つまり、当時の人も物事を本来あるべき姿を逆に見ていたために、「転倒した認識から離れて涅槃の世界に行きましょう」といった説話が生まれていたのです。そう考えると、「般若心経」が出来た時代から現在に至る2500年あまりの間、私たち人類はずっと「精神的な個」よりも「社会的個」を優先させて生きていたといえます。

意識の次元を上昇させられる時代到来

私たち人類が、なぜこんなにも長い間、精神性を優先できずに物質的意識ばかりを優先させてしまっていたかというと、情報の伝達力が弱かったからといえるかもしれません。

当時のインドのような地域では、精神性を優先することで視野の広い意識を持ぅて意識の次元を上げていった人達もいたことでしょう。しかし、そういった情報は、山や海といった立地的な要因が情報を伝達させる力を弱めていった考えられます。インドで生まれた仏教でさえ、日本に伝わるまでおよそ1200年ほどかかっているし、その内容の正確性も時を経るごとに失われてしまっているはずです。

一方、現在の情報の伝達する力は、時間も地域も関係なく一瞬で伝わるようになっています。こういった情報の伝達力は、スピリチュアルや次元上昇に興味を持っている人を世界的な規模で増やしていく原因となっているはずです。近代社会が作り上げた情報のネットワークが、より多くの人の意識を上昇させる力になっているといえるでしょう。そういった意味でも、ブッダの教えから2500年という時を超えた今こそ、転倒した意識から離れて涅槃に入るという次元上昇が世界規模で可能になっているのです。

「受け取る側」から「与える側」へと転換していく

話を戻すと、私たちが「喜び」を中心にして生きていくようになると、これまでの「受動的立場」から脱却し「創造する側」へと変わっていくことになると考えられます。

「喜び」を生活の中心に置くことで「他人軸的な生き方」から「自分軸的な生き方」へと変わっていく流れが生まれていくように思います。社会のシステムに従属するのではなく、一人ひとりが持って生まれた人生のテーマを追求し、それを社会に提供し貢献していく生き方が主流になっていくことでしょう。自分の人生に素直に向き合って、自分の「喜び」を追求し、その結果、周りの人に良い影響を与えられるような人が増えていくことでしょう。

実際に、こういった流れは徐々に現れていて、これまでとは違った生き方をしている人が増えているように思います。例えば、メジャーリーグで活躍している大谷選手や将棋の藤井棋士などがその代表例であると私は感じています。

大谷選手や藤井棋士に共通していることは、自分が何をすべきかを理解し、それを追求することで「精神的な個」を充実させ、それに付随するような形で「社会的な個」も養っていることだと思います。彼らの言動を観察してみると、その「軸」は常に自分の側にあり、自身の「喜び」を追求していくことで、結果的に周りに良い影響を与えているように感じます。

これまでの常識にとらわれない新たな視点を取り入れて、それぞれの業界に旋風を起こしているような人が、これからどんどん増えていくと思います。そしてもちろん、私たちも彼らのように自分にとっての「喜び」を追求していくことで、人生を豊かにし、周の人に良い結果を与えられるようになっていくことでしょう。

私たちが見本となって世界を変える

これから主流となっていく新しい生き方が世の中に定着するまでには、ある程度の時間が掛かるかと思います。しかし、私たちが「喜び」を選択し豊かな人生を歩んでいくことができるという見本を作って行くことで世界の在り方を徐々に変えていけるようになることでしょう。

私たちが、この世界を変えていくためにすることは、実はそんなに難しいことではありません。大谷選手や藤井棋士のように、「楽しい」と思うこと「喜び」を感じられるようなことを追求していくだけでよかったりします。

必要なことは「好き」という気持ちや「喜び」であり、その思いに素直に従って生きるだけでよかったりします。「好きこそ物の上手なれ」を地で生きていくだけで、私たちは新しい生き方のパイオニアとなれるのです。

ここまで、かなりの部分で理想論を書いてきたように思います。しかし、人は理想を描くことができないと、そこに近づいていくことができなかったりするものです。理想がなければ試行錯誤もできないので、まずは理想を掲げることが重要だったりします。

理想とは「精神」が作り出すものであるため、私たちが「精神」を優先した社会を構築してくのであれば、当然、「理想という精神性」が必要になってきます。理想があるからこそ、そこに意志が生まれるものであるため、理想を掲げるということはとても重要なことなのです。

といったわけで、今回は、新しい視点を取り入れた新しい意識を持った人の生き方を書いてきました。次回は「喜び」を得ることが自分の立ち位置を明確になっていくということを書いていきたいと思います。

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