「自分を褒めてあげたい」なんて言ってみたい
千葉県で開催されたマスターズを観戦に行ったのは、昨年の夏だった。その時、クロールで25Mを泳ぐのがやっとだったのに、出場してみたいという思いが強くなった。
それは、泳ぎ終えた後の皆さんの笑顔が背中を押してくれたからだ。泳ぎ終わってたとえそのレースで最下位だとしても、タイムが発表され自己ベストを更新したのだろ、何度もガッツポーズしている姿は輝いていた。
今年、95歳の木村さんが年齢別で競うマスターズ大会の平泳ぎで3つの世界記録を打ち立てた事は記憶に新しい。
彼女は「苦しいけど楽しい。スタート台に立った時の緊張感、ゴールした時の爽快感、やめられません」と百万弗の笑顔で水泳の魅力を語った。
自分自身も少しでもその緊張感と爽快感を味わってみたい。そのためには、来年2月のマスターズ大会に向けて競泳に真摯に取り組んでいくつもりだ。
私が出場するのは、70歳から75歳のカテゴリー。自分の目標タイムはクロールで20秒を切ることだ。挑戦している感覚を追い求めたい。レース終了後に「自分を褒めてあげたい」なんて言ってみたい。