FE風花雪月 キャラ別・スカウト需要と運用について考察(同盟ルート編)


帝国ルートはこちら↓

教会ルートはこちら↓

王国ルートはこちら↓


注意点

この記事はあくまで筆者の主観に基づいており、これが正解とは限りません。
こんな記事を見に来るのは、始めたばかりでどのキャラをスカウトすればいいか分からない方、他の人がどんな軍を編成しているか知りたい方、物好き、暇人だと思うので、育成の難易度も多少考慮しています。
スカウトに関する詳しい条件などはここには書きません。wikiを見てもらった方が早いと思うので。
いずれもDLC導入済みの状態で評価し、ネタバレには配慮していません。
なお、主人公は男性を想定しています。理由は後述。

各ルートの呼称について

それぞれのルートを以下のように呼びます。
・帝国ルート:紅花の章へ行くルート
・教会ルート:銀雪の章へ行くルート
・王国ルート:蒼月の章へ行くルート
・同盟ルート:翠風の章へ行くルート

つまり、公式の呼称する「覇道ルート」がこの記事の帝国ルート、公式の「帝国ルート」がこの記事の教会ルートです。
(この記事以外にも、攻略記事の多くやwikiはこの書き方なので、間違える人はあまりいないとは思いますが、念のため。)

各キャラの評価基準

主に以下の点を考慮しています。

  • そのキャラの単体性能(成長率、技能、個人スキル、紋章、戦技、魔法など)

  • そのルート限定のキャラとの支援

  • 外伝の難易度と報酬

  • スカウトの総合的な難易度

この記事の評価の対象外となるキャラ

ルート限定のキャラは当然スカウトできないので、以下のキャラは対象外です。

  • ①エーデルガルト、ヒューベルト、イエリッツァ

  • ②ディミトリ、ドゥドゥー、ギルベルト

  • ⓷クロード

一応、ルートごとに加入できないキャラを纏めておくと

  • 帝国ルート:上記②③、セテス、フレン、カトリーヌ、ツィリル、ヒルダ

  • 教会ルート:上記①②③

  • 王国ルート:上記①⓷

  • 同盟ルート:上記①②

ヒルダは黒鷲の学級を選ぶと第12章までスカウトできず、教会ルートが確定するまで待たされます。
要求される斧術はヒルダ以外に要求してくるキャラがいない点、魅力30はちょっとキツイい点、贈り物や課題協力で支援値を稼ぎにくい点、教会ルートでツィリルとの外伝に出撃するにはヒルダが必須で、加入時期の都合でツィリルも育っていないので難易度が跳ね上がる点、第1部最終盤で指揮苦手のキャラが指揮Eで加入するのはいくらなんでも厳しい点など、ヒルダは教会ルートでは活躍がかなり難しいですが、今回は考察の対象とします。
また、アンナは支援が全キャラとの間に一切発生せず、性能もお世辞にも強いとはいいがたい点、外伝自体出撃しなくても問題ない(報酬の騎士団が欲しいなら行くくらい)点から、スカウトする必要性が薄いのでアンナも対象外です。
また、この記事はあくまで「スカウトするべきかどうか」を評価しているので、自動加入するキャラについては触れません

主人公の性別と育成について

この記事は、男主人公を選んだものと考えて執筆しています。
ヒルダとレオニーの個人スキルはともに異性と隣接すると効果を発揮するものであるため、対象となる異性、つまり男性が多い方が有利だからです。
また、金鹿には飛行兵が溢れがちであり女主人公(ファルコンナイトが強い)だと騎士団が不足しやすい点も理由の一つです。
男性主人公はウォーマスターでの育成が強力なのでこのルートでの育成を前提とします。

キャラ別スカウト需要

第2部の終盤までは王国ルートと同じです。最後のマップのみ悪路が多いですが、騎兵でも十分に活躍できると思います。
クロード&リシテアのおかげでルナティックの難易度は全ルートで最も低いです。
夜明けの追討戦で前半参戦するのはローレンツ、イグナーツ、ヒルダ、レオニー。この4人は育成必須です。
在籍している生徒は後衛が比較的多いので、前衛が増えれば一気に戦いやすくなります。

黒鷲の学級

フェルディナント:スカウトできるならスカウトしたい。
「強いけどスカウトが大変」なキャラであるフェルディナントですが、逆に言うと「スカウト条件さえ整っていれば活躍できる」ということです。
要求される技能の重装は上げるのが大変ですが、男主人公なら(比較的)簡単。
格闘路線に進む=鬼神の一撃が欲しいのでブリガンドに合格させる=資格に必要な斧Cまで上げる(最終的に斧A付近までは上げる)=同じく斧Cを要求するアーマーナイトの条件を満たしやすい、というロジックです。
この学級は前衛が不足するので、主人公で攻撃を受ける場面が多くなります。そのためアーマーナイトの資格で守備を12まで上げておくと役立つので、重装を鍛える意味が出てきます。
長々と書きましたが、要するに「重装を積極的に鍛える理由があるので、スカウトしやすい」ということです。
また、ローレンツとの連携で威力補正がかかるのもポイント。初期から在籍しているうえに夜明けの追討戦のために育成が必要なローレンツがいるので、彼との連携は+評価できます。
育成・運用についてはブリガンド/アーチャー→パラディンの騎兵鉄板ルートでOK。アーマーナイトの資格を取って副官ガード要員に回す使い方もあります。まぁ大抵は彼を出撃させてローレンツを副官にするのですが…ごめんねローレンツ。
飛行騎士団のめどが立つなら飛行回避盾にするのももちろんアリ。
彼の外伝はリシテアと共通なので、この点でもスカウトする理由があります。報酬は「オハンの盾」「ゾルタンの槍」「エーギル星騎士隊」「コーデリア魔導隊」と全部強い。難易度に見合った優良外伝です。
ここまで書いた通り適正は中々高いですが、彼一人のために他の生徒のスカウトを諦めるのはNG。フェルディナント一人よりも他の生徒数人の方が、戦力は上です。あくまでスカウトしやすいだけで、必須ではないです。
支援相手は学級内にローレンツ、ヒルダ、マリアンヌの3人。ローレンツとは支援Bまでですが先述した威力補正があり、ヒルダ&マリアンヌとは支援Aまであるのでかなり良いですね。スカウト組と教会組からはベルナデッタ、ペトラ、フレン、マヌエラあたりが加わります。
スカウト後のモブ置き換えはミルディン大橋ですが、ここは簡単なので変化なしです。ちなみに同盟ルートでフェルディナントをスカウトすればこのマップのネームド敵将はラディスラヴァとアケロンの2人だけになります。

リンハルト:外伝目的でスカウト推奨。
彼の外伝はレオニーの外伝と共通しています。霧マップの上敵将が固いので面倒ですが、報酬の弓「尽きざるもの」が強い。これ目的でスカウトします。
最低限外伝をクリアできるまでは起用することになります。この学級のヒーラーであるマリアンヌは「レスト」を覚えないので回復役としてやや弱い、魔法アタッカーのリシテアは回復魔法は「ライブ」のみで補助魔法は0の完全攻撃特化、途中加入のフレンは「リブロー」がなく小回りが利かない、と回復についてはやや弱いため、彼を加えることでヒーラーを補います
育成については余裕があればアーチャーで「命中+20」を回収するだけで、基本ビショップへ一直線で問題ないと思います。
スカウト条件は理学と魔力。求める魔力のラインが低く、理学はシルヴァンのスカウトにも必要なので良い方ですね。
外伝は上記の通りです。省略。
支援相手は初期生徒だとリシテア・マリアンヌとそれぞれA。フレンも含めると3人。ちょっと数が少ないので、彼を最後まで主力にするならスカウトで支援相手を補う方がよいですね。具体的には黒鷲の生徒とカトリーヌあたり。
スカウト後の置き換えはメリセウス要塞。まぁ物理で倒すだけなんで、あまり変わりません。

カスパル:スカウト不要。
彼自身、スカウトしてまで使いたいかと言われると微妙な能力(指揮が苦手なのがあまりにも痛い)なので、スカウトはしなくていいです。
また、斧と格闘が得意なアタッカー、という観点では初期メンバーのラファエルとフリースカウトのバルタザールがおり、この2人は指揮が苦手ではないのでこの2人で事足ります。スカウト自体は条件が格闘と力なので楽勝。
1軍で使っていくならブリガンド→グラップラー→(ウォーマスター)で安定。
外伝発生にはメルセデスも一緒にスカウトする必要があるので、このルートでは行くことはまずないでしょう。報酬の騎士団も強くないですし。
支援相手は、学級のメンバーだとラファエルとB、ヒルダとA。スカウト組でありそうなのは黒鷲組と青獅子の幼馴染組、カトリーヌ、シャミア。これだけいるなら十分ですね。
スカウトするとメリセウス要塞でモブと置き換わります。個人スキルが消えるので明確に弱くなりますね。弱体化目当てでスカウトはありかもしれない。

ベルナデッタ:スカウト推奨。ほぼ必須。
説明不要、「囲いの矢」習得者。スカウト理由はこの1点のみ。
クロードも同じく「囲いの矢」を覚えますが、多くて困るということはないです。むしろ1ターンに止められる相手が増えるのでメリットが大きい。
スカウト条件は力と弓。弓は上げやすいですが力がちょっと鬼門。支援度を上げて緩和するべし。第5章までにスカウトすると斧Dで加入し鬼神の一撃を取りやすいです。まぁボウナイトで「囲いの矢」を撃つぶんには別にいらないですが、取れるなら取っておいた方が勿論いい。
外伝はペトラもいると発生します。報酬の「ブリギット猟兵」「ヴァーリ弓兵隊」ともに優秀なのでぜひクリアしたい。
支援について。学級内ではラファエルの(A)+とレオニー(B)の2人ですが、他にフェルディナント、ペトラ、イングリット、セテス、アロイスなどと支援があるのでこの辺りのメンバーがいれば不足はしません。
スカウトしない場合は17章グロンダーズ会戦で出てきます。そして焼かれる。モブ将だとちょっと弱くなります。

ドロテア:スカウト不要。
小回りが利く能力で悪くはないんですが、この学級だと強みを発揮しづらいかなと思います。
理由は支援相手の少なさとマリアンヌの存在。まず支援ですが、金鹿の生徒だとローレンツの一人だけ。スカウトで補えるとはいえ、元が少ないのはキツイです。
次にマリアンヌがいることですが、彼女とは『理学Cでの「トロン」習得』『「リブロー」使い』「どちらも剣が得意」という共通点があります。攻撃面では黒魔法の優秀さからマリアンヌよりも上と言えますが、ドロテアは白魔法はリブローで終わりなのでこの点は劣っています。この学級にはリシテアという最強魔法アタッカーがいるので、攻撃よりも回復・補助魔法の方が需要があります。よって、習得する魔法の観点からマリアンヌに軍配が上がります。
剣が得意であることも共通なので、踊り子適正の高さという点もマリアンヌとはイーブンです。
スカウト条件が高いのも辛い。指揮は主人公の得意技能だからいいとして、魅力の要求値がネックです。魅力はレベルアップかお茶会でしか上がらないので、加入がどうしても遅くなってしまいます。
このようにマリアンヌと比べ強みが少ないので、スカウトはしなくていいと考えます。もし育成するなら踊り子で無理やり役割を持たせるくらいかな…
外伝はイングリットと共通ですが、報酬が実質イングリット用みたいな感じなので2人揃えた方がいいです。
支援については上記の通りあまり良くないです。
スカウトするとアンヴァル宮城戦でモブと交代します。といっても魔導砲台に陣取っているので、変化はほとんどありません。

ペトラ:ツィリルを主力にするならスカウト不要。そうでないならスカウトしてもいい。
ルート限定のクロードと支援がある
のがポイント。ストーリーの展開にもなじみます。
ツィリルがレベルさえ足りていればスカウトできるのに対し、ペトラはスカウト条件が馬術なので、そこをどう見るかです。馬術を上げてる暇がない、という人はツィリルにしてください。(ツィリルはヒルダ外伝の関係で多少は育てたいので、基本は彼でいいです。)
ペトラの運用は剣回避ファルコンがオススメです。イングリットは基本槍装備なので、彼女の苦手な斧はペトラで受けるという感じです。回避盾はイングリットの他にあと1人いればかなり安定します。
飛行騎士団が不足するならアサシン運用すればOK。こちらでも回避は十分足ります。
外伝はベルナデッタと同じなので、そちらを見てください。
支援は先述したクロードのほか、イグナーツとも発生します。この支援ではイグナーツの眼鏡なし差分とペトラの眼鏡差分が見られるので一度は見ておくといいと思います。
他、スカウト勢では黒鷲の生徒とアロイス、シャミア、ツィリルとも支援あり。ベルナデッタは確実にいるでしょうし、上記の通りツィリルもスカウトしたいので最低4人はいると考えれば及第点。
スカウトするとモブ将がグロンダーズ会戦のほか、アンヴァル宮城戦でも出てきます。回避が高いのはモブになっても変わらないので対処法も同じ。

青獅子の学級

フェリクス:外伝目当てでのスカウトはあり。
ノーマルやハードならスカウトしても無双できますが、ルナティックでは指揮苦手が痛い。スカウトに要求する剣は得意技能のため上げやすいとはいえ、Bは+ちょっと厳しい。加入は多少遅れますし、遅くなるほど指揮苦手が重くなってきます。
外伝の「アイギスの盾」と「フラルダリウス兵」は強いのでこれを取りにいくのはあり。前者はヒルダやバルタザールなら問題なく使えますし、後者は物理なら誰に配備しても強い。
運用は物理なら何でもいいですが、剣だと終盤はキツいので弓か格闘が安定します。
外伝は上記の通り。
支援相手はリシテア、レオニーとそれぞれA。ほかは、ベルナデッタやシルヴァン・イングリット、セテス・フレンあたり。少し数が少ないので、この点は弱み。イングリットの副官にはシルヴァンの方がつけやすいのも難点。
スカウトするとグロンダーズ会戦でモブに交代し、結構相手しやすくなるので弱体化目当てのスカウトは十分アリ。

アッシュ:スカウト不要。
金鹿はクロード、イグナーツ、レオニーと弓使いが3人いるので、さらに増やす意義が薄いです。(ベルナデッタは囲いの矢要員なので別枠)
帝国ルートと違い、カトリーヌがいれば外伝で「風呼びの靴」を入手できるため外伝要員としても採用理由が薄い
イングリットの副官にするとしても、シルヴァンの方が威力補正がありリンハルトと同時スカウトしやすいことから彼に劣っています。
スカウト条件の槍も男主人公なら不要ですし、この点も不遇。
外伝は上記の通りで、カトリーヌと共通で発生します。彼がいることで貰えるものはお世辞にも強くない「ガスパール騎士団」なので、無理にスカウトする必要はないです。
支援相手は金鹿の生徒だとマリアンヌのみ。スカウトを含めれば青獅子組とペトラ、カトリーヌ、ツィリルがいますが、マッチしているとは言い難い。スカウトしても第2部で一度離脱し、アリルの後再加入なのも不遇点。この子めっちゃ不遇だな…なので弱体化はありません。スカウトのメリットはここで再加入させられるだけ。
総じて、わざわざスカウトする必要はないと思います。

シルヴァン:副官としてスカウト推奨。
回避盾のイングリットの副官につけて彼女をより強化します。斧が得意なことからフェリクスよりドラゴンナイトになりやすいのもポイント。
レベル20になるまでは前線向けの性能を活かして主戦力として起用できます。レオニー、ヒルダと隣接すればお互いに個人スキルが発動するので特に相性がいいです。
男主人公だとスカウトが大変ですが、理学を上げるのはリンハルトのスカウトという点でもメリットがあるので、許容できる範囲。
外伝は「ゴーティエ騎士団」と「破裂の槍」(第5章で入手していなければ)で、騎士団の方は「神速の備え」持ちで補正もよく、物理なら誰に配備してもOK。破裂の槍も強敵キラーとして使えます。総じて優秀。
支援相手は金鹿の女性陣全員とB、ローレンツともB、フレンもB。スカウト組だとベルナデッタとイングリットもいます。支援Aになる相手がイングリットしかいませんが、彼は基本イングリットの副官なので問題なし。
スカウトするとグロンダーズでモブと置き換わります。ただルーンがなくなるイングリットと違い元々遺産を持ってきていないので、影響は小さめ。

メルセデス:リンハルトをスカウトしないならアリ。
基本的に金鹿はヒーラーが物足りず、マリアンヌとフレンの他にもう一人欲しいというのはリンハルトの項に書いた通りです。メルセデスもリンハルトと同じく「リブロー」「レスト」が使えるので彼と比較します。
まず基本性能。得意技能はどちらも理学・信仰で互角。(メルセデスの弓はあると便利程度。)個人スキルはメルセデスの方が便利、魔法受けとしては幸運が高いリンハルトが有利、といった具合であまり差はありません。
レオニーがいる関係でリンハルトは外伝要員として需要があるのに対し、メルセデスは外伝発生にカスパルが必要、かつカスパルの需要が薄いことから外伝関係では明確に劣ります
支援はローレンツ・イグナーツとA、ヒルダとB。リンハルトより有利ですが、スカウトを考えると黒鷲生徒とカトリーヌ(フェルディナントがBで他はA以上)がいる彼に対しメルセデスはフェルディナント・アロイス(A)、ツィリル(B)と不利。
以上より、外伝・支援の観点から彼女よりもリンハルトをスカウトした方が基本的にメリットが大きいです。
スカウトの条件は弓なので上げやすい。ベルナデッタと一緒にスカウトを狙うことができます。
もしメルセデスをスカウトするなら、リンハルトをスカウトしない前提になります。その場合の育成はビショップへ一直線で。
外伝と支援は上記の通りです。支援相手自体は悪くないです。(リンハルトの方が相手が多いだけ)
スカウト後はグロンダーズでモブに置き換わるのですが、どのみち物理で倒すので関係なし。「ラファイルの宝珠」がなくなるのはメリットですね。

アネット:スカウトは基本的に不要。
最大の理由は外伝が発生しないこと。外伝発生にはギルベルトの存在が必要なので、このルートでは発生しません。
このため「打ち砕くもの」も「魔導学院義勇部隊」も貰えません。
特に後者の騎士団がないのが痛い。指揮Cの優秀な魔導騎士団で、最後まで使っていける性能をしているだけに惜しい。
アネット自身の性能は、魔法アタッカーとしてはリシテアに劣ってしまう上、応援要員にはイグナーツがいます。彼と違い戦技で敵を弱体化させることができないため、サポート力という観点でイグナーツが優勢です。
彼と違い「力の応援」ができますが、これは初期在籍のラファエルで代用可能(指揮D)。もちろん力と速さを同時に上げられるのはありがたいのですが、別に必須というほどではないです。終盤はイグナーツが力の応援(指揮S)を習得するので、完全に彼に劣ってしまいます。
以上のように、最終的には他のキャラで替えが効いてしまうのでスカウトはしなくていいかなと。
イグナーツがスナイパーとして完成すると「ハンターボレー」のために応援スキルを外して攻撃スキルをつけることが多くなるため、ここで彼女を応援要員に採用するという使い方はできなくはないです。ただ、そのころには応援なしで攻略できてしまうことがほとんど。(応援の需要があるのは序盤、キャラが育っていない頃です。)
もし採用するなら機動力のある兵種で応援要員として頑張ってもらうことになると思います。ダークナイト、ダークペガサス、ヴァルキュリアのどれかですね。
外伝は上記の通り、このルートでは発生しません。
支援相手は金鹿の生徒ではクロード(A)、リシテア・ヒルダ(B)。スカウトを含めると青獅子の生徒のほかリンハルト・ハンネマン(A)。最低限の数は揃うので悪くはありません。
同盟ルートだと第2部で敵にならないので、スカウトしても弱体化などはなし。ただ、王国組と殺し合いさせることはできます。人の心

イングリット:スカウト推奨。
全生徒中トップの飛行適正を持ち、回避盾として超優秀。とりあえず呼んで困ることはないです。
運用は普通にファルコンナイトでOK。
外伝はドロテアと共通ですが、イングリットだけでも発生します。「ルーン」「ガラテア天馬隊」が貰えますし、祈りの指輪もドロップするいい外伝です。必ずクリアすべし。
支援はかなり恵まれています。ルート限定のクロードとA+、イグナーツともA+、ラファエルとはA。A以上が3人いるのが強い。(セテスとのA+は王国ルートのみです。)スカウト含めるとベルナデッタ、カトリーヌ、青獅子組がいるので相手には困らないでしょう。
スカウト後はグロンダーズでモブ将に弱体化します。進軍路を工夫すれば相手しないこともできますが、弱くなって困るということはない。

セイロス教団

ハンネマン:スカウト推奨。
例によってとりあえずスカウトする枠です。外伝の報酬がとても良い。指揮Aの騎士団2つと「レイピア」「経験の宝寿」と破格です。
外伝をクリアした後は一切教育せず放置でも全然OK。この場合も弓・理学の講習で仕事があるので、スカウトしない理由がない。
運用する場合はダークナイトでいいと思います。平地が多いので足回りは困りませんし、兵種スキルで火力も出せます。
支援相手は、金鹿の生徒だとリシテア・マリアンヌ(A)。スカウトなど含めると、リンハルト・セテス・アロイス(B)、マヌエラ(A)。数自体は十分足りるので、戦力にもできないことはないです。ルート適正はそこそこといったところです。
未スカウト時の敵対はなし。

マヌエラ:スカウト推奨。
ハンネマンと同じ。外伝が目的です。外伝クリア後は講習役でも活躍します。
運用する場合の兵種は選択肢が多いので軍の編成次第。安牌はトリックスターですが、剣ファルコンやダークペガサス、エピタフなどもあり。
あるいは副官回復で頑張ってもらうのも手かなと思います。
金鹿生徒との支援はローレンツのAのみ。他、スカウトや教会組ではツィリル(B)、フェルディナント・フレン・ハンネマン・アロイス(A)、セテス(A+)。あくまで同盟ルートという視点で見る分には適正低めです。
未スカウト時は第2部で登場なし。

アロイス:スカウト推奨。
金鹿は前線向きのキャラが少ないので、穴埋め役として向いています。が、それ以上にレオニーの副官として優秀です。特別な連携で威力が上がりますし、副官ガードできる兵種にしておけばいざというときの保険にも便利。
もし主力で使うならウォーマスターで安定。もちろん斧ではなく格闘メイン。
例によって外伝は最速クリアでいいです。アロイス在籍時の報酬は、帝国ルート以外では普通に買えます。
支援については、金鹿の生徒だとレオニー以外に相手がいないのが難点。とはいえ支援Aになる相手はベルナデッタ、カトリーヌ、シャミアがいますし、編成次第でペトラ、ハンネマン、マヌエラが加わるので最低限数は足ります。
スカウトしないと第2部からは登場せず。

カトリーヌ:スカウト推奨。
金鹿はもともと剣に特化した生徒がおらず、主人公は格闘運用が強い関係上、誰かしらに役割を持たせる必要がある学級です。カトリーヌはそこにピタリとはまってくれる存在です。
誰か別のキャラ(具体的はペトラやフェリクス)を剣使いとする場合も、「雷霆」を回収するためにスカウトするべき。
カトリーヌ自身の運用は剣ならなんでもOK。ソードマスターでもアサシンでもファルコンナイトでもご自由に。
外伝の報酬は「風呼びの靴」「必殺の指輪」で、どちらも強い。アッシュと共通の外伝ですが、彼がいないともらえないのは「ガスパール騎士団」だけであり、性能的に弱いため、アッシュのスカウトは必要ありません。外伝の発生する時期を考えても、クリアは容易です。
支援相手はローレンツ(A)、リシテア・レオニー(B)。リンハルト・シャミア(A+)、セテス・アロイス(A)、イングリット(B)などもありますし相手には困りません。恵まれているといっていいでしょう。
スカウトしなかった場合は第1部で出番終わり。

シャミア:基本的にスカウトして問題ないが、戦力にするかは編成次第。
技能や成長率的にスナイパーで使うしかないんですが、金鹿は弓兵がクロード・イグナーツ・レオニーと3人おり、それぞれ役割がばらけつつ1軍で最後まで戦える性能をしているので、基本的にこれ以上弓兵を増やしても役割が被ってしまいます。(ベルナデッタの囲いの矢は例外)このため、シャミアは戦力としての優先度が低くなります。他の生徒や教会勢をスカウトした上で枠が余るなら使うかな、というくらいです。
スナイパーという兵種自体は強いものの、スナイパーばかり増やしても面白みがありません。そもそも金鹿の後衛は弓兵を除いてもリシテアという最強の魔導士がいます。
ただ、カトリーヌとの連携で威力補正をかけられるのはシャミアだけなので、1軍で使わないとしてもスカウト自体はやっておくべきです。
外伝はアロイスと共通なのでそちらを参照。最速クリアして大丈夫です。
金鹿の支援相手はクロード・イグナーツ・レオニー(A)、ラファエル(A+)と非常に恵まれており、支援の観点では非常に金鹿とマッチします。他にペトラ、アロイス、カトリーヌ、ツィリルもいて優秀。
まとめると「支援関係は非常に恵まれており、本人の性能もよい。ただし弓兵が多くなる」ことをどう考えるかで判断するべきでしょう。
スカウトしなかった場合は第2部以降登場しません。

ツィリル:スカウト推奨。
金鹿はツィリルの主戦場です。特に理由がなければスカウトしましょう。
もともと同盟ルートでは普通に進めても飛行騎士団を集めやすい(不死隊、金鹿飛竜隊、同盟飛竜隊の3つにキッホル、秘密の輸送部隊で5つ)ことから飛行兵を起用しやすくなっており、飛行得意な彼にとって相性のいい学級です。また「近距離連射」を覚えるので、不足気味の前衛アタッカーの枠も埋めてくれます。
さらに、彼の外伝はヒルダと共通しているため、外伝クリアのためにも彼を育てておく価値は高いです。
ツィリルがいるとストーリー会話にも若干違いがあり、同盟ルートの雰囲気にもよく馴染むのでスカウトして損はありません。
運用は順当に弓ドラゴンが強いです。中級職の間にスキルを回収するのを忘れずに。
外伝は上記の通りヒルダと共通しています。ツィリルがいるともらえる「パルミラ傭兵団」はどうでもよくて、「ゴネリル戦姫隊」と「フライクーゲル」が超強い。外伝自体の難易度が高いため、ツィリルがいることによる報酬は外伝をクリアしやすくなることといえるでしょう。
支援相手はクロード・イグナーツ(B)にヒルダ(A)、リシテア(A+)と金鹿と相性が良く、ペトラやセテス、シャミアも加わるため十分足りています。彼の主戦場が金鹿である理由の一つです。
スカウトしなかった場合は第2部から出番がありません。

灰狼の学級

ユーリス:外伝目的でのスカウト推奨。主力にするのは少し難しい。
トリックスター+ドローミの鎖環は使い勝手が良いですが、同盟ルートだと少し支援相手が少なく活躍させづらいです。
ベルナデッタとイングリットはスカウトしたい存在ですがドロテアがルート適正の低さから在籍させづらく、ハピ・コンスタンツェも同様に適正がやや低いため、少し支援が物足りません
ポテンシャルは十分なので全く戦力にならないことはないですが、絶対に欲しい、とまでは言えません。
外伝は「ドローミの鎖環」が貰えるのでクリアしておきたいです。「私兵団”狼の牙”」はなくても大丈夫な性能です。難易度は高いのでコンスタンツェも一緒にスカウトしておくべし。
支援相手は上記の通りです。基本イングリットにはシルヴァンを副官でつけるので、ベルナデッタか、もしくは主人公(威力補正があります)の副官としてはアリ。

バルタザール:特別な理由がないならスカウトほぼ必須。
彼は同盟ルートへの適正が非常に高いので、スカウトして困ることはありません。支援相手が灰狼組を除くとクロード、リシテア、ヒルダと全て金鹿に纏まっているため実質金鹿生徒のようなものです。
彼自身、前線でアタッカーとして活躍できる能力であり、前衛不足の金鹿にマッチしています。
育成はオーソドックスにウォーマスターでいいと思います。盗賊、アーマーナイトで能力ボーナスを貰えるなら貰っておくといいです。弓苦手ですが「命中+20」は欲しいのでそこは気合で。
外伝はハピと共通。難易度は高いですが「ヴァジュラ」が貰えるだけで勝ち組。ハピはスカウトしなくてもクリアはできなくはないのですが、なるべくスカウトした方がいいです。
支援相手は上記の通りです。省略。
なお、第3章~第5章で加入させれば苦手技能の弓がDで加入するため多少育てやすいです。

コンスタンツェ:強いが、他のルートよりは活躍しづらい。
彼女自身は強いですが、あまり適正はありません。支援相手が限定されてしまうためです。
支援相手はエーデルガルト、イエリッツァ(ともに帝国ルート限定)、フェルディナント、メルセデスの2人だけです。このため、帝国ルート以外では支援相手が少なくなります。
同盟ルートではフェルディナントを(比較的)スカウトしやすい反面、メルセデスは需要薄目。王国ルートでは逆にメルセデスが在籍していてフェルディナントが基本いないので同じに思えますが、ここで他の灰狼勢の適正を考えてみます。
王国ルートはユーリスとハピの適正が高く、終盤まで活躍できます。このためメルセデスを含めて支援相手は3人。対してこちらはバルタザールの適正が高い一方でユーリスとハピはそこまで。フェルディナントも適正はありますがスカウトの難易度が高く、在籍していない場合もあります。最悪の場合、支援相手がバルタザールだけということもあります。そうなるといくら強いとはいえさすがに主力にしづらい。
以上より筆者は無理にスカウトして戦力にする必要はないと思います。
ダークペガサス用の騎士団「ヌーヴェル天馬隊」を入手するにはコンスタンツェの在籍が必須なのでこれ目当てならスカウトしておきましょう。とはいえ、金鹿でダークペガサスにしたいキャラはそこまでいませんけど。一緒に貰える「ドローミの鎖環」も強いので外伝目当てと言ってもいいかもしれません。
支援相手は上で触れた通り、フェルディナント、バルタザール(ともにA)くらい。

ハピ:バルタザールの外伝要員としてスカウト推奨。
リシテアの存在から魔法アタッカーとしては彼女に劣ってしまうので主力運用は厳しいです。回復役としてもマリアンヌがいます。ただ、それでも彼女はスカウトしておいた方がいいです。その理由は外伝。
バルタザールと共通の外伝ですが、かなり難易度が高いです。しかし報酬の「ヴァジュラ」はぜひ入手したいので、外伝をクリアできるまでは育てておくべきです。ハピがいると「ティモテ魔人部隊」も貰えます。これは中盤はリシテア、終盤はマリアンヌに配備するといいです。
外伝クリア後はバルタザールの副官にするのがオススメ。命中難の彼を少しでも補います。
支援相手はこのルートだと灰狼を除くとリンハルトぐらいなので、この点でも主力にするのは厳しい。素直にバルタザールの副官で。

まとめ


最後に、ここまでの総括として、スカウト推奨キャラや外伝の需要があるキャラを纏めます。

主力としてスカウト組

  • フェルディナント

  • ベルナデッタ

  • イングリット

  • カトリーヌ

  • ツィリル

  • バルタザール

外伝目当てor副官起用でスカウト組

  • リンハルト

  • フェリクス

  • シルヴァン

  • ハンネマン

  • マヌエラ

  • アロイス

  • ユーリス

  • コンスタンツェ

  • ハピ

軍全体の編成を見て判断する組

  • ペトラ

  • シャミア

スカウトしなくてもいい組

  • カスパル

  • ドロテア

  • メルセデス

  • アッシュ

  • アネット

ここまで読んでいただいてありがとうございました!


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