あまい果実

私は睡眠障害と共に生きているので、
(もう10年くらいかな)
(悲観してないので大丈夫です、お仲間なんてたくさんいるし)
夜はラジオにお世話になることが多いです。

今もラジオを聴きながらこの記事…?
記事ってほどじゃない、日記?
日記かぁ?日記でもないよね、なんやろ。
まぁ……えと、書いています。

ついさっきスガシカオさんのあまい果実が流れました。

この曲、すごいですよね。
とんでもない。

あぁ、どうしようもなく愛の歌だ。と思います。

愛。

ロマンチックな想像をしてしまいがちですが…

いえ、実際ロマンチックなもので、素晴らしいもので、愛がなければ薄味の人生になるでしょう。
(恋とはよべないものであっても、友愛や、もしくは物への愛であっても愛は愛だと思う。)

でも愛がいつまでもロマンチックな形でいてくれるともかぎらない。

嫉妬し、苛立ち、失望したり絶望したりなんかしてどんどこかたちを変えていってしまう。

こともある。

ある程度までかたちを変えてしまった愛は、行き着くところまで行き着くと、今度は恐ろしい速さで憎しみへシフトしてしまう。

こともある。

恋人に対し、配偶者に対し、友人に対し、作品に対し…色々。

実際わたしも20代の頃に、高校時代から何年も付き合っていた、信頼関係もすっかり構築した(と、少なくとも私は思っていた)恋人になかなかの裏切りに会いまして、あの時の愛情のかたちの変わりようと言ったらあまりにグロテスクで自分が怖いほどでした。

あれから数年経つのに、まだきっと許せていない。
狭量な私のこと、おそらくきっと、彼のことを許せる日は来ないのでしょう。

あまい果実も腐れ落ちる。

愛がそこにあったからこそ、果実は実り、何かのきっかけであまい果実は腐ってしまう。

「あまい果実」にはそういう側面もある曲かなぁと私は解釈しました。

ちなみにこの苦くかなしい経験をし、散々泣いて泣いて、涙も出尽くして、そして私は色々な人や物事に対して誠実に生きたいと改めて思うようになりました。

誠実に生きる。
簡単なことではないかもしれない。

でもそれが私にできる最大の復讐かなぁと思うので。

だって不誠実が誠実に勝てるはずないでしょう?

今はズルしてでも「勝てばよかろうなのだぁ‼︎」という振る舞いで、いわゆる勝ち組さんの顔をして生きている人も多いけれど、人生って全て勝ちでは終えられないから。

誠実に生きる、ということは難しい割に地味で目立たないし、憧れられる事もないかもしれないけど、最終的には「自分が思う素敵な自分」へと近づかせてくれると思うから。

私は長い時間をかけて復讐するのです。

もう顔も見ないひとだろうけど、必ず私が最後には強くなるよ。

そしたらあのひとはもう決して私に勝てない。

そう思って。

あれ?
妙な着地で申し訳ないです。はい。

スガシカオさんは凄いというお話。

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