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ゴミ屋敷を片付けるまで

私の部屋はゴミ屋敷と呼ばれるような環境で、そこに8年間引きこもり続けていました。色んな支援機関にSOSを出しましたが何ひとつ状況が変化しなかったので、自分なりにゴミ屋敷を解体するためのメソッドを記録できたらなと思います。

最初に捨てないといけなかったもの

ゴミの分別が出来るのは上級者がすることだと言い聞かせることにして部屋のゴミは少しずつ片付けられました。どんなゴミであったとしてもゴミ袋にひとつにまとめて捨てることを優先して半分ぐらいのスペースが生まれました。

目の前にあるものを袋に移すという作業からがスタートになりました。それを外に持ち運んで部屋を広くできれば掃除は始まりました。

ゴミの分別をしないといけないと思い込んでいませんか?自分はその感覚を捨てることで分別から解放されてゴミを捨てにいく習慣を身につけられました。

警告されたら説明しましょう

恥ずかしいという感覚はゴミ屋敷を増築していくことになります。ゴミ屋敷になったので手伝ってくれませんか?と質問して一緒に片付けてくれた人は残念ながらいませんでした。

警告されたとしてもゴミを部屋に増やすよりも部屋からゴミを出してる方が良いのです。悪気があってしてるわけではないと理解してもらうこと。出来ないので手伝って欲しいこと。を伝えることが大事だと感じられました。

粗大ゴミまでの道のり

粗大ゴミを夜中に公園に捨てに行くことが、これまでに4回ありました。それでも捨て方が難しいと感じられたのでパチンコ屋の前に放り投げに行くという習慣を身につけました。

これは本当に良くなくて警察が家に来ます。
事情を説明して『片付けができないしパチンコ屋には嫌悪感がある』ということを伝えて厳重注意を受けました。精神医療を受けていたのでそのことを説明して2度としないことを署名しすることになりました。安易な気持ちで嫌いな人の家の前にゴミを捨てたりしたら捕まるんだなということが教訓になりました。

アドバイスに苛立ちを感じ続ける

今の自分は部屋を散らかってはいますが人間が住むことが出来るような空間です。分別という恐ろしい呪いを解き放つことで少しずつ人の暮らしに近づいてきました。

部屋を片付けたら心もスッキリするみたいなことを人から散々言われてきましたが、その感覚が自分にはありませんでした。部屋を片付けたとき『部屋ごと燃やしたいな』という気持ちしか無いのです。片付いた空間を見たとしても素敵だと思わないのです。

ディズニーランドのオフィシャルホテルに泊まったときもそうでした。騒ぎまくる彼女の腕をへし折ってドナルドの口に突っ込んでやろうかなと思うぐらい空間にこだわりがないのかもしれないです。

今できることは何だろうか

本来であれば片付けができない人には片付けを教えてくれる人が必要だと思います。しかしそれがとても難しいのですよ。

ゴミ屋敷になる前に部屋にあるものはとにかく吐き捨てていくこと。分別とかに怯えるよりも自分の健康状態に怯えないといけないので『とにかく捨てまくるです』

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