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Jazz violinistの私が『コント的なネタ』の音源制作をするなかで、感じたこと学んだこと

シットランテ、ただいまネタ作りの真っ最中〜。

どうも!入山ひとみです。
私は制作中のネタの、オープニングとエンディング曲などを担当しております。

今回はJazz violinistである私が、シットランテのような『コント的なネタ』の音源制作をしていくときに、感じたことや学んだことなどを書いてみようと思います。


これまで、シットランテの他にも、劇団やパフォーマーの舞台公演など、様々なところで音源制作をしてきました。

今年、とある劇団から頼まれ
『昔流行った、大人数のアイドル系の音源』を作ったときのことです。

まず、参考にした元曲のプロモーションビデオを観まくり、聴きまくりました。

深く細かく聴いていくと、とにかく凄い!
音源が立体的で、何故あんな風に作れるのか、とても不思議でした。

「きちんと予算をかけ、一流のエンジニアやミュージシャン達が関わったであろう音源は、もの凄い」
ということを、改めて感じさせられました。

そして何より、その音源からは
「売り出すぞー!!!!」
という制作側の強い意志が、めちゃくちゃ伝わってきました。

当時、このアイドルグループのようなエンタメにあまり馴染みのなかった人であっても、ついつい耳を傾けてしまうようなフレーズが使われていたり。

人気メンバーをトップにするため、歌の配分を完全にエコ贔屓していると思われるのだけれど、他のメンバーやそのファンの方々への配慮が物凄く見えたり。

聴き流していたら気づかなかったであろう、たったワンフレーズだけの効果音があったり。

「そこにブラスセクション(管楽器)が使われていたの?!」なんて発見があったり。


集中して聴くたびに、込められた意図や、新たな音が、どんどんと聴こえてくるのです。その全てが計算されまくっていました。

こんな風に裏までみえてくる音源を、深く聴いた事は無かったので、もの凄く面白かったです。

私の好きなジャンルとは異なる音楽だったけれど、音源制作のために聴き込んでいくことで、たくさんの学びや発見がありました。


さて。シットランテでの音源制作はというと…

大体の場合、脚本を担当する清水から「こんな曲作ってほしいです〜」とリクエストがきます。

「こんな曲作ったから仕上げてください〜」とアカペラで歌声が届くことも。

参考となる曲がある場合は、その曲を軽く分析しながらピアノの前に座ります。
そして、ピアノを弾きながらイメージを膨らませていき…

上手くいけば、神が降ってきます!

が、降ってこない場合もあり…

そんな時は、何日も唸っています!


なかなかアイデアが生まれない時は、生みの苦しみで辛いです。
でも、出来上がったときの、感激・感動はハンパない!
なので、やめられません。

その時の自分の状況など、自分の内面が必ず作品に現れるのも、すごく面白いなぁと思います。

Jazz演奏や作曲とは異なりますが、『作品を生み出す』という点では同じ。
音源制作に取り組む時は、JAZZでの経験の全てが基盤となっています。

出来た作品への愛は120%です!

私にとって音源制作は、とても刺激的で、勉強になる経験であります。

そして、音源制作を専門でやってらっしゃる方たちを、改めてリスペクトしております。


ただ今制作中のネタが完成し、無事お届けできる日まで
今しばらく、お待ちくださいませ〜。


読んでいただきありがとうございます。 サポート、とても励みになります。 今後の作品制作に使わせてくださいませ。