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まずは概説書を注文

全く未知の分野で授業をするには,まずその分野に関する一通りの知識を頭に入れる必要があります。その分野がある程度成熟しているなら,概説書が数冊はあるはずなので,それを探してざっと読みます。

所属している組織に充実した図書館があれば,そこへ行って適当な本を探し,すぐに読むことができますが,私が所属する組織の図書館はとても貧弱です。したがって,生協やアマゾンなどに注文することとなります。

私は今回,新刊書を買うことができない本『ラジオの歴史』はアマゾンへ,また新刊書が買える『ラジオの技術・産業の百年史』は生協に注文しました。

  1. 高橋雄造『ラジオの歴史——工作の〈文化〉と電子工業のあゆみ』法政大学出版局,2011,402p(販売価格6,480円,新刊の本体価格4,800円)

  2. 岡部匡伸『ラジオの技術・産業の百年史——大衆メディアの誕生と変遷』勉誠社,2020,550p(本体5,400円)

これらの本の特徴は,ラジオということで主にラジオ受信機を扱っているということです。確かに,日常的に私たちがラジオというと,ラジオ受信機のことを意味する場合が多いので,あまり違和感はありませんが,しかし私が行いたいラジオの歴史の授業では,ラジオ受信機だけでなく,送信側のこと,それからラジオ放送のコンテンツに関することなど,ラジオに関係することを幅広く扱っていきたいので,これらの本を読んだ後は,さらに別の角度からラジオを扱った概説書を探してみたいと思っています。