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絶景、五平餅と蕎麦と緑茶の直売所

2021年にオープンしたばかりの「道の駅したら」から車で約10分の穴場の「直売所」。

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ツウは「道の駅したら」が満車の場合は、迷わず田峯観音直売所に向かう。

目当てはこれ!地元民の中でも大人気の絶品「五平餅」は20cmもある。

田峯 五平餅2

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ここの景色を見ながらの極太の田峯蕎麦(土日のみ)や五平餅は、食べ慣れた地元住民が通うほどの美味しさなのだ。(珍しい極太の手打ち蕎麦のコシがたまらない!ぜひ一度召し上がってみて欲しい(土日のみ)

もちろん食事の前にこちらにご挨拶を。

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三河三観音のひとつ「田峯観音(だみねかんのん)」。

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「難を逃れることができる」という観音様。コロナ禍に気を清めるために訪れることをお勧めする。

この田峯観音には古くからの言い伝えがあり、それを守るために戦時中も休むことなく毎年2月に地元住民が「歌舞伎」を奉納し続けている。

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言い伝えとは、江戸時代に切ってはならない御林(幕府が領有した山林)を村人が間違えて切ってしまった。その噂を聞きつけた役人が調査に来ることになった。見つかってしまえば罰せられてしまう。

しかし言い訳は通らない。そこで「村が3軒になっても必ず芝居を奉納するので村を救ってください」 と観音様に願をかけたところ、 夏だというのに大雪が降り、 切り株が雪で覆われた。

調査に来た役人はその雪深さを見て「こんな寒いところに木を伐り出しには来ないだろう」と山に入ることなく帰り、罪に問われることなく済んだという。それ以来、田峯の人たちは奉納し続けている。

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歌舞伎が行われる舞台(文久3年1863築)は、県指定有形民俗文化財になっている。

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芝居小屋も昔ながらの竹で組む。中に入ると江戸時代にタイムスリップするようだ。もちろん舞台も地域住民が組む。

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昼田楽・夜田楽・朝田楽の3部で構成され、1年の豊作を祈って奉納する夜田楽は珍しく、貴重な伝統芸能とされている。

大祭で行われる田峯田楽(国指定無形民俗文化財)や奉納歌舞伎は歌舞伎(狂言)といっても、台詞のある村芝居なので伝統芸能に慣れていない方も比較的わかりやすい。

地元の子供達による子供歌舞伎は特に人気で、大人顔負けの名演技で芝居小屋が盛り上がる。

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ちなみに田峯地域の子供達は学校で歌舞伎の授業を受け、一度は舞台を踏むチャンスがあり、アメリカのイリノイ大学生との競演や海外公演などの国際交流も盛んである。

その田峯観音の参道階段の麓にある直売所は、地元のとれたて野菜をはじめ、地元で収穫した田峯茶、手作りの漬物などを買うことができる。

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お土産として人気の「田峯和紅茶」

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地元のお母さん達の手作りの漬物なども豊富。

毎朝、とれたての野菜も購入できる。

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忘れちゃいけない味噌おでん!最近では地元の果物を使ったソーダや手作りケーキ(土日のみ)などのスイーツも人気。

田峯特産物直売所

愛知県北設楽郡設楽町田峯字鍛治沢14
TEL:0536-64-5516
【夏】9:00~16:00
【冬】9:00~15:00
http://damineth.hamazo.tv/





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