見出し画像

なんで今、 X-Pro3 だったのか。

つい先日、x-pro3を手に入れた。

x-e4のシンプルで小さくて軽くて、
グリップが無いところも大のお気に入り…
なのにである。

しかも、
やれpro4が出るんじゃないかとか、
やれXサミットが開催なんじゃないのかとか、
そんな時期に、
どうして今、
xpro3 だったのか。

pro3 + xf35mmf1.4 

1. 目が合ってしまった。

その日、
もうずっと防湿庫の中がイッパイだったので、
思い切って某社のレンズを数本売りに行ったのだ。
ただそれだけのはずだった。

そうは言っても店内をグルッと一周、
ザッと見て回るじゃないですか。
なんなら虎視眈々と物色するじゃないですか(笑)。

そして、
あれだけレンズとカメラだらけの店内で、
例の黒い箱と目が合ってしまったのだ。
「お。まだ新品あるんだ・・・。」

・・・そっから先はもう、
思う壺なのだった(誰の?笑)。

pro3 + xf23mmf1.4

2. そして、話しかけてきた。

xpro3をジットリと眺めつつ、
心の中では
「ちょっとデカいよなあ。」
「グリップがなあ。」
なんて思っていると、
店員さんが実物触ってもいいとおっしゃる。

「そ、そうお?んじゃちょっとだけ。」

と、触っていると、
話しかけてきた。
店員さんがじゃないですよ、
カメラがです。
↑ホラ、段々言ってること、
オカシくなってきてるでしょ。
その日、とても疲れてたんです(笑)。


「あたしはね、
自分で言うのも何なんすけど、
小さいレンズも相当イケますし、
うちの1.4シリーズとも相性ピッタリすよ。
ただレンズがね、少し重くなるんで、
グリップつけときやした。」
(xpro3談)


それはあたかも、
待たされた居酒屋かなんかで
「お待たせしちゃったんでつけときやした」的な、
「山かけマグロ小鉢一品」的な、
「おっ。ちょっとウレシイね。」的な、
そんなものの言い方に、
グリップがなんだかとてもウレシイ、
とても良いものに見えてきたのです。
更によくよく見てみると、
取ってつけたかのようなそのグリップの、
いかにも後付けしたような「つけときやした」感が、
とても可愛らしいものに見えてきたのですね。
しかもこのグリップ、
指先がよく引っかかるように
まるく凹彫りになってるのが秀逸。

pro3 + 7artisansf1.2

3. やっぱり声を聞くことが大事だった。

ほんのひと言ふた言でも、
やっぱり実物の声を聞く事が大事だった。
自分の思い込みや決めつけは、
すべて解決してしまったのだ。
(新たな思い込みとも言う(笑))

OVFで広角側の枠が…とか、
液晶のパカパカが…とか、
色んな議論があるのはわかりますが、
私の場合そのあたりは初めからあまり問題視していなく、
全てわかったうえで、
「個性」で一件落着(笑)。
(あくまでも私見です。)

OVFは大歓迎だし、
広角側の枠なんて使ってればわかってくるし、
元々モニター確認はしないし、
バリアングルに至ってはしまっちゃうタイプなので、
そのあたりの個性はシックリくる。

それに私自身、
道具側のクセをわかったうえで、
それを使いこなす方がカッコイイと思ってしまう、
ヒジョーにメンドクサイ人間なのです(笑)。

xe4 + xf18mmf2                pro3 + xf35mmf1.4

4. 決定打は一期一会。

もう新品は世に出てる限りだよってこと。
買わずに後悔するなら、
買って後悔しようって思うこと。
そして何より、
見て触って、伝わってきちゃったってこと。
展示品なんかで散々触ってきていたのに、
伝わってきたのは今回が初めてだった。

これからは、
その日の気分で上の写真のような2台持ちだってできちゃう。
大きめと小さめのこの組み合わせ、
最強じゃないでしょうか。

え?
pro4出たらどうすんだ、ですって?
そりゃそんとき考えます(笑)


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?