番外:震災から11年
東日本大震災から11年が経ちました。
行方不明者の方が未だ約2,600名もおられるというニュースを見て、ご家族の方々の無念の思いは想像を絶するものであると思います。
昨年は震災から10年という節目の年でもあったことから震災を振り返る特集は比較的多かった印象がありますが、今年はややトーンダウンした感があると私は思いました。
あの時、自衛官として青森県で勤務していた私にとっては一生忘れられない出来事でした。
被災地を見たときには、本当に日本は終わるのではないかと感じたのが本音です。
災害派遣に従事しましたが、頭の中はパニックです。
本当に日本は大丈夫なのだろうか・・
毎日がただそれだけで、黙々と命令に従ってがれきの除去作業に従事しました。
時が11年を過ぎても、完全な復興にはほど遠い現実。
それでも皆、今日という日を一生懸命生きています。頭が下がる思いで一杯です。
今年も私はただひたすら被災地の復興を祈ることしかできません。
皆様の幸多からんことを祈っております。
黙祷