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おやすみ前はアニメに限る。

早寝早起きをこころがけている。ニートだからこそ、である。
今日も副業の依頼もなく、のんびりと自宅を警備している。
日中は警備にあたり、日が沈めば速やかに休み支度をして床に就く。
なんだろう、健康的ではないか。

ニートにとって健康はとても大切だ。なんせ病気になると医療費がかかる。職がないのに、ついでにお金もないというのに、費用がかさむ事態はもっとも避けたい。そもそも保険料だって高いのだ。働いていなくても、かかるものはかかる、払わなければならないものは払うしかない。
ニートはお金がかからない生き方ができるかどうかが重要なのだ。
健康でいることは、ニートにとって最重視すべきことといっても過言はないだろう、と気取って言ってみる。

うそです、本当は光熱費の節約が一番の理由です。
幸いなことに、ここは日が当たればあっという間に部屋が温まり、暖房は不要になる。日中にデスクワークをこなせばライトも不要。
日が落ちて気温が下がったら、もちろん部屋の中も急速に冷えていくが、さっさと寝てしまえば暖房代も電気代も節約できるではないか。
そう思っての早寝早起きである。

こういう生活をおもしろがれない人間はニートは向かない。
貧乏なら貧乏なりの暮らしの中で楽しみを見出したり、起こる出来事ひとつひとつに想像力と柔軟性を駆使して利点を見出しながら適応する能力がないとやっていけない。
ニートだって、選ばれた人間しかできないのだ。

今日はあまり指が進まない。こんな日もある。

さて、夜寝る前はアニメを観ると決めている。
ドラマは長いし、視覚的情報量が多い。「相棒」なんか観たら最後まで観ないと眠れなくなる。犯人がわかっていても、事件のカラクリが読めていても、である。右京がどうやって推理していくのかを見届けなければ、文字通り一日が終わらなくなってしまう。
「相棒」のおもしろさはさておき、ドラマは現実世界を映したものなので、目が一生懸命に映像を見てしまっているような気がする。
アニメはどんなにきれいな絵でも、線画である。実写ではない。明示されるものとその量がはっきりとしている。そのぶん情報量は少ない。受け取るべきものが厳選されているということだろうか、目が迷わなくて済むように思える。目が忙しくない。ぼんやりと観ていられる。
ベッドに横になって、うとうとしながら録画したアニメを観る。
眠くなったら、途中で電源をオフして寝てしまう。気になるなら次の日に最初から観たっていいのだ。
「ああ、ここからどうなるんだろう、でももう眠いや、続きは明日観よう、今日はもう寝よう、だってとてもとても眠いんだもの…」そんな眠気を感じながら寝入ることができる。
なんだかおもしろい夢でも見られそうじゃないか。
まだ一度も何かを操縦して空や宇宙空間を飛んだり、転生してなにかを倒しに行ったりする夢を見たことはないが、そのうち見られるんじゃないかな、と期待して、寝る前アニメ生活を続けている。

ちなみに昨日観たのはラグナクリムゾンでした。
続きが気になるなあ。


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