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EDH《薄暮の埋葬布、リーサ》

こんにちは。今回は統率者レジェンズの伝説のクリーチャー《薄暮の埋葬布、リーサ》を統率者にしたデッキを紹介します。
デッキレベルは7~8を想定しています。

リーサはイニストラードの大天使の四姉妹(シガルダ、ブルーナ、ギセラ)の一人で姉妹とともに人間を守護していました。リーサは怪物や悪魔などと交わり、理解しようとしました。
しかし、その後現れた大天使アヴァシンはその思想を認めず、リーサが悪魔の王と契約を交わしたのを機にリーサとその部下たる天使の飛行隊を滅ぼしました(公式サイトより)。

薄暮の埋葬布、リーサ (2)(白)(白)(黒)
伝説のクリーチャー — 天使(Angel)
このゲームで統率領域からこの呪文をこれ以前に唱えていた回数1回につき(2)を支払うのではなく、2点のライフをそれに等しい回数分支払う。
飛行、絆魂
プレイヤーが呪文を唱えるたび、そのプレイヤーは2点のライフを失う。5/5
M:TG Wikiより引用)
さて、クリーチャーの能力ですが、白黒のクリーチャーらしくプレイヤーに制限・ペナルティを加える能力となっています。すべてのプレイヤーは呪文を唱える際に2点のライフを失います。これはオーナーも例外ではありません。ですが、飛行と絆魂を持っているので攻撃を通しやすくライフを回復できるので、ライフレースで優位に立てます。
また、呪文を唱えるたびにライフを失うので存在するだけで無限に呪文を唱えるコンボの抑止力となっています。打ち消しをほとんど持たない白黒デッキにはありがたい能力ですね。

今回はリーサを軸に対戦相手をヘイトカードで縛りながら戦います(スタックス)。また、装備品で強化し、統率者ダメージでの勝利も狙います。

デッキリスト
統率者(1)
薄暮の埋葬布、リーサ

クリーチャー(28)
歩行バリスタ
エスパーの歩哨
ルーンの母
ルーンの与え手
セラの高位僧
雨ざらしの旅人
ダウスィーの虚空歩き
闇の腹心
エーテル宣誓会の法学者
石鍛冶の神秘家
迷宮の霊魂
静寂をもたらすもの
スレイベンの守護者、サリア
ドラニスの判事
薄暮薔薇の棘、ヴィト
エイヴンの思考検閲者
弁論の幻霊
エメリアのアルコン
太陽冠のヘリオッド
配分の領事、カンバール
織り手のティムナ
静寂の守り手、リンヴァーラ
磁石のゴーレム
アカデミーの学長
戦闘の神、ハルヴァール
石切りの巨人
マガーンの鏖殺者、ヴォーナ
太陽のタイタン

ソーサリー(7)
鋼打ちの贈り物
滅ぼし
悪魔の意図
悪魔の教示者
議会の採決
毒の濁流
名誉回復
不気味な教示者

インスタント(9)
悟りの教示者
吸血の教示者
流刑への道
剣を鋤に
解呪
断割
過大な贈り物
苦渋の破棄
殺し

エンチャント(7)
領事の権限
安らかなる眠り
ネクロポーテンス
ファイレクシアの闘技場
命運の掌握
息詰まる徴税
極上の血

アーティファクト(16)
魔力の墓所
師範の占い独楽
太陽の指輪
虚無の呪文爆弾
巻物棚
秘儀の印鑑
聖列のタリスマン
冷鉄の心臓
オルゾフの印鑑
統率者の宝球
稲妻のすね当て
梅澤の十手
火と氷の剣
饗宴と飢餓の剣
多勢の兜
再鍛の黒き剣

土地(32)
4冠雪の平地
3冠雪の沼
汚染された三角州
血染めのぬかるみ
溢れかえる岸辺
乾燥台地
湿地の干潟
吹きさらしの荒野
新緑の地下墓地
虹色の眺望
雪原の陥没孔
神無き祭殿
無声開拓地
孤立した礼拝堂
汚れた原野
勝者の大霊堂
悪臭の荒野
陽光昇りの小道//恐怖昇りの小道
コイロスの洞窟
古えの墳墓
魂の洞窟
ロークスワイン城
ファイレクシアの塔
ヨーグモスの墳墓、アーボーグ
真鍮の都
マナの合流点
統率の塔

基本プラン
まずはなるべく早いターンでのリーサの着地を目指します。3~4ターン目にリーサを出せればかなり対戦相手にプレッシャーをかけられます。
2ターン目に手札、場を含めて土地3枚(白白黒を確保)あり、手札に《悪魔の教示者》、《吸血の教示者》、《悟りの教示者》があれば《魔力の墓所》をサーチし、3ターン目にリーサを唱えることができます。
フェッチランドはタップイン土地を処理するため《雪原の陥没孔》を優先して持ってきます。
リーサが出せたら、あるいは出せる直前くらいからヘイトクリーチャーを出していきます。《ドラニスの判事》は出せるなら最速で出しましょう。後のターンになればなるほど強さは目減りしていきます。《エメリアのアルコン》、《エーテル宣誓会の法学者》などクリーチャーで相手の行動を制限します。
その後は、白黒が得意なパーマネント除去で捌きながら攻撃していきます。
上述の通り、リーサ自体がヘイトクリーチャーなのでじわりじわりと相手を追い詰める白黒らしいデッキと言えるでしょう。

装備品

稲妻のすね当て (2)
アーティファクト — 装備品(Equipment)
装備しているクリーチャーは速攻と被覆を持つ。(それは呪文や能力の対象にならない。)
装備(0)

リーサの除去耐性と速攻のため。統率者税をライフで払えますが何度も除去されるとさすがに厳しいです。

梅澤の十手 (2)
伝説のアーティファクト — 装備品(Equipment)
装備しているクリーチャーが戦闘ダメージを与えるたび、梅澤の十手の上に蓄積(charge)カウンターを2個置く。
梅澤の十手から蓄積カウンターを1個取り除く:以下から1つを選ぶ。
・装備しているクリーチャーは、ターン終了時まで+2/+2の修整を受ける。
・クリーチャー1体を対象とする。それはターン終了時まで-1/-1の修整を受ける。
・あなたは2点のライフを得る。
装備(2)

ファッ○ンジャパニーズウェポン。

火と氷の剣 (3)
アーティファクト — 装備品(Equipment)
装備しているクリーチャーは+2/+2の修整を受けるとともに、プロテクション(赤)とプロテクション(青)を持つ。
装備しているクリーチャーがプレイヤーに戦闘ダメージを与えるたび、クリーチャー1体かプレインズウォーカー1体かプレイヤー1人を対象とする。火と氷の剣はそれに2点のダメージを与える。あなたはカードを1枚引く。
装備(2)

パワーを7にすることで3ターンで一人倒せます。
また、戦闘ダメージ1回につきそれぞれ誘発するので二段攻撃と相性抜群です。

饗宴と飢餓の剣 (3)
アーティファクト — 装備品(Equipment)
装備しているクリーチャーは+2/+2の修整を受けるとともにプロテクション(黒)とプロテクション(緑)を持つ。
装備しているクリーチャーがプレイヤー1人に戦闘ダメージを与えるたび、そのプレイヤーはカードを1枚捨て、あなたはあなたがコントロールする土地をすべてアンタップする。
装備(2)

土地アンタップが素晴らしい。除去を構えられます。

多勢の兜 (4)
伝説のアーティファクト — 装備品(Equipment)
あなたのターンの戦闘の開始時に、装備しているクリーチャーが伝説であってもそのトークンは伝説ではないことを除き、装備しているクリーチャーのコピーであるトークンを1体生成する。そのトークンは速攻を得る。
装備(5)

戦闘フェイズの開始時にリーサのコピーを作り出します。このコピーは統率者本体ではないので、統率者ダメージは入りませんが呪文を唱えたときのライフルーズを倍加してくれます。しかも速攻を持っているので攻撃に参加でき、絆魂によりライフ回復ができます。
かなり厄介なアーティファクトなのですぐに除去されるでしょうが残ったときの効果は絶大です。

再鍛の黒き剣 (2)
伝説のアーティファクト — 装備品(Equipment)
装備しているクリーチャーは、あなたがコントロールしている土地1つにつき+1/+1の修整を受ける。
伝説のクリーチャーに装備(3)
装備(7)

実質統率者専用装備品のロマン砲です。統率者レジェンズには《統率者の板金鎧》(+3/+3修正、プロテクション(固有色以外の色))がありますが、こちらを採用している理由は爆発力です。《統率者の板金鎧》は修正値はほかの剣と大差ありません。プロテクション(固有色以外の色)はもちろん強いです。《猿術》や《急速混成》、《混沌のねじれ》、《ケンリスの変身》には当たりません。しかし、単体除去の色である白と黒には当たってしまうので今回は採用を見送りました(書いているうちに板金鎧のほうが強く見えてきましたが今回は良しとします)。
メリットの爆発力についてですが、土地の数だけP/T修正されるため、修正値において板金鎧を上回るのは容易です。後述の《戦闘の神、ハルヴァール》の常在型能力で二段攻撃を付与し、土地を6つ用意すればリーサが11/11となり1回の攻撃で一人を倒すことができます。
リーサはゆっくり戦うジェネラルですので順調に土地が伸びればワンショットキルは可能でしょう。

もっと装備品に寄せてみたかったのですが主に攻撃役はリーサなので装備品ばかりあっても機能しないと考えて6枚になりました。

各種装備品とのシナジー
乗騎の装備品をサーチするため、《悟りの教示者》、《鋼打ちの贈り物》、《石鍛冶の神秘家》、《石切りの巨人》を採用しています。

石切りの巨人 (3)(白)(白)
クリーチャー — 巨人(Giant) 戦士(Warrior)
警戒
(1)(白),(T):あなたのライブラリーから装備品(Equipment)カード1枚を探し、それを戦場に出す。それをあなたがコントロールするクリーチャー1体につける。その後、ライブラリーを切り直す。
4/4

警戒4/4で殴りながらデッキから装備品を場に出し、そのまま装備してくれます。しかも《稲妻のすね当て》が装備されたクリーチャーにも装備することができます。

戦闘の神、ハルヴァール (2)(白)(白)
伝説のクリーチャー — 神(God)
あなたがコントロールしていてオーラ(Aura)や装備品(Equipment)がついているすべてのクリーチャーは二段攻撃を持つ。
各戦闘の開始時に、あなたがコントロールしているクリーチャーについている、オーラ1つか装備品1つと、あなたがコントロールしているクリーチャー1体を対象とする。その前者をその後者につける。
4/4

私のイチオシカードです!
剣を装備したリーサに二段攻撃を付与することにより2ターンで1人を倒すことが可能になります。


サブプラン
このデッキには2種類の無限コンボを採用しています。
《太陽冠のヘリオッド》+《歩行バリスタ》
《薄暮薔薇の棘、ヴィト》+《極上の血》
どちらもライフゲインをトリガーにしているのでリーサとの相性抜群です。
コンボ方法については、有名なコンボなので割愛しますが、《アカデミーの学長》とのシナジーがあるのでその部分を紹介します。

アカデミーの学長 (3)(白)
クリーチャー — 人間(Human) クレリック(Cleric)
アカデミーの学長が死亡したとき、あなたはアカデミーの学長を追放してもよい。そうしたなら、あなたのライブラリーからエンチャント・カードを1枚探し、そのカードを戦場に出す。その後ライブラリーを切り直す。
1/2

死亡時の誘発型能力でデッキからエンチャントをそのまま場に出せることを利用して、《ファイレクシアの塔》や《悪魔の意図》、《梅澤の十手》の-1/-1修正能力を使ってヘリオッドか極上の血のどちらかを場に出すことができます。
悪魔の意図で生贄にしたときはそのままコンボパーツの相方をサーチできるのでスマートですね。
アカデミーの学長は対戦相手に全体除去を使うのをためらわせるので積極的に出したいです。
また、手札を補充したいときには《ネクロポーテンス》や《ファイレクシアの闘技場》をサーチできるのでかなり幅広い運用ができます。

リーサで攻撃、ライフゲインできるのでヘリオッドバリスタコンボでは《歩行バリスタ》をX=1で唱えておくことができ、2マナの節約ができます。
ヴィト極上の血コンボではコンボスタートのラグが解消されます。

なお、コンボパーツは単体でもリーサとシナジーしており、《太陽冠のヘリオッド》はリーサに+1/+1カウンターを乗せて強化でき、《極上の血》は戦闘ダメージやリーサの能力でライフゲインが見込めます。
《薄暮薔薇の棘、ヴィト》は《領事の権限》ともシナジーしており、対戦相手の無限トークンコンボを抑制します。

最近のカードはすごい!
デッキリストを見ておわかりと思いますが、現行スタンダードやモダンホライゾン2で得た戦力は多いです。《ドラニスの判事》、《エメリアのアルコン》、《太陽冠のヘリオッド》、《戦闘の神、ハルヴァール》、《エスパーの歩哨》、《ダウスィーの虚空歩き》、そしてなにより《雪原の陥没孔》です。
カルドハイムまでフェッチランドからサーチできる白黒の2色ランドは《Scrubland》と《神無き祭殿》しかありませんでした。デュアルランドはなかなか手が出ませんので非常に助かります。そのほかにもここ最近のカードを多く採用しています。
今後どんどん強いカードが出てきそうなので楽しみですね。

さいごに
今後変更点があれば随時更新していきたいと思います。
とことん嫌がらせして(友達をなくさない程度に)相手を苦しめるデッキにしたいですね。
良いカードの情報がありましたらぜひ教えてください!
また、このデッキはリーサの能力にフィーチャーしていますが、フレーバーに寄せて天使、デーモンデッキも楽しそうですね。

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