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ギロチンのお話

パリ五輪のオープニングでマリーアントワネットが歌ってるので
トレンドにあがってましたが
なんかあの歌ってギロチンソングですよね?
リドリースコットの「ナポレオン」の冒頭のギロチンシーンも同じ歌が流れてました

ギロチンというのは当時庶民の娯楽でした
お祭り感覚だったんです
マリーアントワネットが歌ってるやつもノリノリなリズムなんですよね
フランス人はうひょー!ってな気分でギロチンで盛り上がっていました

マリーアントワネットといえば名言に「パンがなければケーキを食べればいいじゃない」というのがありますが
どうもあれ本人言ってないみたいです、叔母だか誰かがマリーを陥れるために噂を流してたようです

ギロチンにかけられた人でアントワーヌ・ラヴォアジエさんという人がいます

アントワーヌ・ラヴォアジエ

この人は酸素を発見した人です
現在の元素周期表の土台を作った人でもあります
あとカロリーを考えた人です
人類の科学にめちゃくちゃ貢献してます
人類史に影響を与えたTOP100の20位くらいに入ってます
これだけ人類に貢献した人でも
徴税人の家系だったということでギロチンにかけられて殺されました
フランス人ってアホですね

ギロチンの名前の由来はギヨタンという人からきてます
発明者ではないですが提案者ですね

断頭台というのはすでにイギリスにありました
ハリファックスの断頭台です

ハリファックスの断頭台のレプリカ

15世紀のイギリスは貴族が支配する暗黒の世紀でした
盗みをしたものは簡単に死刑にされます
イギリスのハリファックスではこの断頭台が残酷なおかげで
盗みをする者は極端に少なくなったそうです

首を切り落とされるというのはビジュアル的にエグいのかもしれませんが
私はそうは思っていません
一瞬にして首と胴を分断することで死の苦しみを極力減らすという
人道的な処刑方法なわけです

そして見せしめというパフォーマンスもあり
犯罪抑制の効果も高いわけです
事実ハリファックスで盗みが激減しました

日本では切腹するときに介錯人という人がいます
ハラキリのあと痛みが長く続かないように首を切り落とす人です
わざわざ死ぬのに痛い思いをしてからの首斬って楽に殺すっていう
なんかよくわからないシステムですね
相当な達人でもなければ一瞬で首を切り落とすのは不可能です
ときには一回で切れずに余計な苦しみを味わったこともあるでしょう

それに比べたらギロチンのなんてありがたいシステム
もしかしたら首吊りより楽かもしれないなって思ってます

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