トップをねらえ！②

3～4話は山賀が脚本をやっています

3話ではスミスとの恋愛もの

4話でようやくガンバスターが登場します

もともとは4話で完結する予定だったんだけども、急遽5、6話制作が決定して次回予告でも言ってました

4話でガンバスターが宇宙怪獣を止めるために自分を犠牲にして貫かせてからのバスターコレダー、そんでエクセリヲンのオペレーターがタシロ艦長に「ガンバスターはどうした？」「溶けて蒸発しているでしょう・・・」ってなって「モニター回復します、いました！ガンバスターです！」

ここでガンバスターの姿がみえて酒井法子の「アクティブハート」が流れるんです、ここがめっちゃいいんですよ

そんでOPでは1番だけ聞けて、4話で1番が流れ終わるんだけど、2番が流れると同時にスタッフロールが入るんですよ、ここがまたいいんですよ

謎の感動があるんです

あのリズミカルな前奏と黒バックでスタッフの名前が流れていく感じがすべて丸くおさまった感があるんです

だから本当に4話で完結させるつもりだったんだろうなってわかりますね

だからね、劇場版を観る価値はないんです、ちゃんとOVA版を見たほうがいいんです

トップをねらえ！のキャラデザは美樹本晴彦ですけど、貞本さんがやる予定がありました、けどバンバイビジュアルの人が「貞本くんもいいんだけどね・・・」って、やっぱ安定して売れる線で美樹本さんがやることになったんです、ボクにいわせれば「美樹本さんもいいけどね・・・」ってなります

4話でガンバスターが発進するんだけど、進みながら機体が回転していく動き、ここがね、なんかよくわからんけどめっちゃ動きがかっこいいんです

多分描いたのは庵野監督だと思うんですけど、このかっこいい動きには見覚えがあって、マクロス愛おぼえてますかのクライマックス

これも奥のほうからカメラに向かってマクロスがぐいーんって近づいて来るんですが、ここの動きがめちゃくちゃかっこいい

これは庵野監督のものだと思うんです、いや、板野さんの可能性もあるけども・・・ただカメラに近づいて向かってくるだけなんだけども、なぜかすごい動きがかっこよく見えるんです、理由はわかりません

トップをねらえ！はそんなに予算がないんです、だから文字でなんとか間をもたせています、字幕芸というやつです、これでなんとか間が持つということを発見したときに岡田さんと庵野監督は無言で握手をしたそうです

トップをねらえ！科学講座の「はーてなはーてな♪」のコーラス、あれ日高のり子が歌ってると思ってたんですが、ガイナックスの女の子のスタッフです、田中公平さんがいってました「予算がないから捕まえた」って

アイキャッチの「ガーンバスタ～～ガンバスタ～」は田中公平さんが歌っています、予算がないからです

予算がないなりに字幕で工夫するという発明はエヴァンゲリオンやシンゴジラでも応用されています、文字がバンって出るだけで緊張感が保てて間が持ちます、すごい発明がトップをねらえ！で誕生しました

つづく