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ドラえもんの道具考察③フエール銀行

1時間で利息が10%つくというとんでもアイテムです

ドラえもん連載時、銀行普通預金の利率が年5%あった時代に描かれたものなので、あの当時の金利で儲けることができる世の中をさらに子供用にわかりやすく描いています、ドラえもんは本当によいマンガです

そんなわけでフエール銀行の性能を説明しますと

ざっくり計算すると1日でお金が8倍になります2日で64倍、一週間で200万倍になります、100円が一週間で2億円になります、働かなくて済みますね

そこで当然疑問が浮かびます「そんな増えたら誰も働かなくなるじゃん」と

まずこのフエール銀行、実際に作ることは可能です、お金は無限に作ることができるので可能です

仮に日本が「明日から銀行金利は1時間10%にします」と政府がそういえばそうなります、そしてまたたく間に国民の貯金が一週間で200万倍になります、と同時に物価も200万倍になります

現実でやるとこんなもんです、ドラえもんが22世紀から過去に来てのび太だけが使えるからフエール銀行は価値があるんです、みんなのお金が増えたら意味がありません

では22世紀でのフエール銀行ではどうなっているのか?みんながお金を無限に増やしていた場合、お金に価値は無くなります

ドラえもんはちょいちょい「今月はお金があんまりないんだ」みたいなことを言います、22世紀ではフエール銀行は無効化されてるんだということがわかります

結論から言うとフエール銀行は子供の教育道具です、その可能性がもっとも高いんです

なのである程度までお金は増やすことができても、おもちゃみたいなものなのでリミッターがついているのです、増えた金額は本体価格に乗せて最初からいただいているんです

原作ではのび太がどうしてもすぐ欲しいおもちゃを発見して、銀行から借り入れして借金が膨大に膨れ上がる、そんなオチですたしか



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