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でかくて綺麗なお風呂に入った話〜後編〜


くぅ〜浸かれましたwこれにて解脱です!になるべくしーぴぴはクソデカスーパー銭湯(ちょっと高級)へと足を運んだ。無事に苦海を脱し涅槃の境地へ辿り着くことは出来るのか?

前回の記事はこちらだ。

この記事から読む人のためにダイジェスト版をお届けする。

「何が嫌いかより何が好きかで自分を語れよ」
を無視することに決めた筆者

筆者もまた銭湯に勤務しているが、温浴施設としての格の違いを見せ付けてくるこの度の同業他社に「そうだそうだやれやれ!」いう応援の叫びが止まらない。

たびたび職場を下げる発言をするので、ちくちく言葉が苦手な人はご注意願いたい。

加減が分からないので前後編に分けてみたが、特に面白いことが出来るわけでもない。なんてことはないただの日記だ。

元気に行こう。


わくわく質問コーナー

Q、しーぴぴってなに?
A、一人称であり、親しまれているニックネームである。

Q、しーぴぴは何歳?
A、次の誕生日で30である。


▼露天風呂って川遊びみたいで楽しい。足裏を刺激するこれは…?職場初の白星なるか。

前回の記事より
お天気お姉さんの素敵な説法

曇りというのは東京様のことでこちらは雨だ。露天風呂にも屋根付きのエリアがあるため問題なく利用させてもらった。しかしマダムたちは誰も入らない。貸し切りである。

自分は良くても体が雨で汚れて人様に迷惑をかけたらいけないので濡れないよう慎重に歩きながら、まずはヒノキ風呂へ。

あ〜あったねヒノキ風呂という概念。

そもそもプライベートで温泉に浸かったのなんて2.3年前くらいなので、そんな常識的な存在も新鮮に、やはり特別に感じられた。

ヒノキのいいにおいだ。しーぴぴヒノキだぁ〜い好き。だって意味あるもん。

ヒノキは抗菌作用に優れており、香りによるリラックス効果以外にも抗炎症効果や自律神経のケアなど様々な効果があるのだ。しーぴぴには医薬品ついて学んでいた過去があり、効果と効能という熟語の使い分けもばっちりだ。そんな過去があっても資格も無ければ学歴も元気も無いので社会的にはなんの意味もない。そんな何もない人間にも、温泉は平等に幸福を与える。湧いてくれてありがとう。

ジャリ。

外だし最近天気が悪いから仕方がないけど、底にめちゃくちゃ砂利がある。職場の露天風呂には無いのでそこは褒めてあげてほしい。

そんな砂利も「川遊び好きだから川みたいで楽しい」とか本気で思えてゴキゲンで入浴出来たのですごい。でも実際、そうだと思う。露天風呂は「汚くね?」という問題と常に隣り合わせだ。しかし川遊びに慣れていれば、川よりは綺麗っしょ!いやどうかな?くらいで済ませられる。海はネチョネチョしていて苦手なのと、陰キャ過ぎて一緒に入れる人が居なかったのとで、考慮に入れておりませんがどうでしょう?

岩岩した典型的な露天風呂にも入った。浴場全体に言えることなのだが、ちょっとぬるい。それが小雨の日の屋外なので尚更ぬるい。露天風呂対決だと職場に軍配が上がるかもしれない。おめでとう。すぐに内風呂に戻った。

▼ふたたび漢方薬湯へ。隣には高麗人参風呂もあるよ♫セルフ乳がんチェックもするよ♫


漢方薬湯で得られた整いに脳の報酬系をやられたのでまた入りに来た。計3、4回入った気がする。ほぇ〜肩まで浸かると一際心地よい。

隣には高麗人参風呂も用意されている。
薬湯ほどのインパクトはなく、ほのかにそれらしいにおいがするのみの優しいお湯だ。しかしこちらも体がとても温まる。いいねえ、流すのが勿体無いくらいである。

なんでも本場韓国から厳選された最高級高麗人参を使用とのことだ。助かるねえ。高麗人参、生えてくれてアリガト!

ふと、自分の胸がやけにぷかぷか浮いていることに気が付く。たぶんナトリウム系の温泉なのでただな水よりは浮力があるのだと思う。推測だ。

職場の銭湯と同じような源泉が湧いているはずなのだが、あまり味わったことがない現象だ。体も軽くなるわけだ。

もみもみ。年齢的にそろそろ色んな病気が他人事では無くなってくる。
21歳くらいの時に不安になって婦人科で乳がん検診してください!と頼んだものの、若すぎるとマンモグラフィーが上手く撮れない上に被ばくのリスクが利益を上回ると断られた。何より、若い人は基本大丈夫って!

そっか〜!安心安心!
自分でこんなふうに触ってセルフチェックしてね、とも言われたものの、しこりがあったらどうしようと思って揉むの怖いんだよなァ〜〜。

あっという間に30代である。

怖がっているバヤイじゃないのである。
今ならなんか行ける気がする。

もみもみ。

異常なし。高麗人参風呂の浮力に手伝われて、こんなことまで出来てしまった。朝日が心地良い。

noteを書こうと思ったのもこの辺からである。
明らかに精神が良い方向へ向かっている。

ここに来るまで「なるくるないさって何?なんくるあるんだけど」と人様の地域の方言にまで一人でキレるほど精神が摩耗していたのに、今ではなんくるなる気がしてきている。

▼最後におかわりサウナ。早く出ないと料金がプラスされるらしい。半日ここに居てもいいですか?


サウナブームで整い整いとよく聞くが、前回も書いたように水風呂に入る勇気もなく、アツ〜いとサム〜いを繰り返してカタルシスを得た経験がまだない。でもサウナは好きだ。長い時間は入れないけど、それでも入りたくなる。

さっきはアツ〜いほうに入ったので、次はぬる〜いほうだ。来たばかりの時にちょっと入ってみて、これはぬるすぎるなと思いすぐに出たのだが、今は薬湯と高麗人参風呂でポッカポカなのでこのくらいがちょうどいい。

ストーブの真横の席に座る。いずれにしてもぬるい。しかし暖められた木の温度が伝わってきて、だんだん気持ち良くなってくる。

一人なのでちょっと腕を広めに、リラックスした体勢をとってみた。背もたれも危険のない緩やかな温度だ。あれ?なんだ?

脳内麻薬出てる気がする。

エンドルフィンは言い過ぎかもしれないが、幸せホルモンがぶしゃぶしゃ音を立てて湧き出すのを確かに感じる。そろそろ出たほうがいいのに動きたくない。あと2時間はこうしていたい。常に精神が緊張している私には、この感覚が凄まじく珍しい。精神が解きほぐれるとはこのことなんだと思い知らされる。

外側から優しく静かに暖められ、内側もそれに呼応して自ら程よい熱を発していく。眠いわけではないのにまるで微睡みのような、それはそれは心地良い脱力感に包まれる。ここに居る限り、これが永遠に続くのだろうか。

何処のサウナにもやたら長時間居る土地神様のようなお客様が居ると聞くが、あれは今日のしーぴぴの成れの果てなのだろう。

それじゃあ、あの人たちは相当な幸せ者ということだ。いつかそうなりたい。涅槃の境地はそこにある。

▼スパークリングスパって炭酸泉のことだったんですか?次回へ期待


やはりニルヴァーナは一朝一夕に得られるものではない。通えってか。うん♪わかった♪次は1万持ってくる♪ そんな気分である。

お気付きだろうか。

あんまり職場へのちくちく言葉が出てこなくなったのである。

この日記は、でかくて綺麗なお風呂で思い起こされたこと・感じたことを時系列順に忠実に書き起こしている。後編に入ってから口汚く何かを罵るような気が起きなくなってきた。

明らかに性格まで良くなっている。

ゴールも見えてきた。幸いにも今日はまだ全てのお風呂に浸かれたわけではなく、次回への楽しみが盛り沢山で残っている状態だ。

泳ぐことが許されたプール状の広いお風呂(すごくね?)、イベント毎に変わる香り湯、ジャグジー風呂もまだ入っていない。一応水風呂も…。

この日記を書くにあたり公式サイトもチェックしてみた。ふむふむ。スパークリングスパ?これもしかして炭酸泉のことですか?

スパークリングまでなら入ってくるがスパが付くともうお手上げである。学の無い人間を舐めるなよ。炭酸泉と書いてあれば真っ先に入ったような気がする。しかしそれだけが理由だろうか?記憶を遡る。

…スパークリングスパ、ブクブクおばさんが浸かってたわ。鼻まで。

二酸化炭素を足さないでほしい。

追加料金まであと数分だ!急いで会計機へ向かう。650円っと…

650円!?

見出し機能を使ってまで大文字にしたい瞬間である。

安いだけが取り柄のうちの銭湯ですら土日は680円なのに?????

色々時間毎やコースによって料金が分かれておりメインのコースは2000円ほど。しかししーぴぴは早朝料金の時間帯に来たため、こんなにお安く、しかも空いている快適な状態を満喫できたのだ。

にしても650円は安すぎである。

費用対効果がバグりすぎだ。

玄関近くのソファーに寝ている人が居た。入場ゲートの外側で料金がかからないエリアである。
何処にでもこうして雨風をしのいで寝ようとする●●キが現れるのだと思い知り、小雨も降っているので足早にスーパー銭湯を後にした。

仏陀も苦行をやめてから悟りを開いた。
つれーことばっかでは良くないってのは、2500年前から分かっていたことだ。


前回に比べると勢いが失われたかもしれないが険が薄らぐのも仕方ない。温泉の効能のひとつである。ではでは、頑張って店長に社会保険やシフトについての直談判してきますね♪

ここまで読んでくださり感謝いたします。

筆者は引き続き、サンリオキャラクター大賞でクロミちゃんを応援しています。

次は30目前にして突然クロミちゃんにハマったことについてでも話そうかブロー。

さようなら。

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