今回起こった事案について

昨夜、眠れない・・・と言った事件の裏側について

情報共有できればと思い、書き出します。

著作権法に触れる?触れない?問題

ことの発端は2年くらい前に「医療系の著書を書くんだが、出版社が出してきたラフがいまいちである」というような相談から始まりました。
今思えば 出版社担当編集者からすれば、【こんな感じのイメージ】くらいのただの何も考えていないラフだったのでしょう。

私はその頃には、レイアウトデザインもできる様になっていたので、
それでは全然ダメなので こうしたらどうかと提案をお渡ししました。
2回くらいやり取りをしたのでこれ以上進めるなら料金が発生する旨も伝えていたと思います。担当編集者に伝え、採用してもらう、とも言っていた記憶がありますが、私もよく覚えていません。

医療系の著書は文字だけでは固くなり過ぎてしまうので、小さなキャラクターも添えました。これは要望されたわけではなくただの提案に少しアレンジを加えた程度のものでした。

それから約2年が経過して、その後の話も聞かないので断ち消えになったのかなと思っていました。

ところが実はきちんと進行していたようで、しかも残すは装丁くらいまで進行している状態でした。
しかもその著書が、私がその時色々と提案していたものであることは伝えられず、ただ【著書ができた】とのお知らせでした。
中身のデータも一部いただきましたが、その時は大阪でのイベント参加の準備真っ只中ですぐに確認することができませんでした。
後日、送っていただいたデータを拝見したところ、 まさかの

私のレイアウトデザインがそのまま使用されている

とういう状態でした。

レイアウトデザインは著作権に引っかかるかそうではないか、グレーゾーンにあるところだと思います。
ですが明らかに 全く同じ配置、付け加えたキャラクターこそアレンジされていたけどポージングや配置まで同じでした。

すぐにその方に連絡をし、このレイアウトデザインは2年くらい前に私が提案したものであることを伝えました。
その方はすっかり忘れていたようで、どういう状況にあるのか詳しく説明を求めるも謝る一方でした。

・デザインデータをそのまま送信しただけ
・担当編集者はそのデータを確認もせずその方のデザインだと思って使用した

ということが段々浮き彫りになってきました。
と、同時に、私が提案したデザインを、その方が担当編集者に
【私がデザインしたものである】ということを伝えず、そのまま送信した
ということも確認できました。

担当編集者からしてみれば 「ラフを送ったら著者先生からこんな詳しいデザイン来るなんて!」 とまるで天からデザインが降ってきた状態だったのかもしれません。
ですが、編集者がよほどの初心者でない限り、このレイアウトデザインが素人作品ではないことくらい一目瞭然であったはずです。

そのまま事は進行し、あたかもその方のレイアウトデザインであるかのように編集は進み、今日に至ったところのようです。

私も安易に、デザインを提供し提案してしまったのもいけなかったと思います。

ですが、

・プロのレイアウトデザインをそのまま送信
・受け取った側が何も確認せずそのまま使用

こんな雑なことが起こりうるなんて思いもしなかったです。
その事実を、そのことの重大さをその方に伝えましたが、まるでお門違いの返答が返ってきたりもして・・・。
人の話を文面を読む気もないのかと辟易としました。

出来上がってしまった著書はそのまま販売されると思います。
それはもう仕方がないことですし、今更何かを言って共同著者の耳に入るのも憚られる。(パワハラ病院関係者もいたので)

ただ、私のような思いを同じクリエイターの皆さんたちに
絶対してほしくないので 注意喚起の意味も込めて長々と文章に書き起こしました。

私は、看護師としては20年以上のキャリアを積んだ、いわゆるベテランと言われる世代にあると思います。(お局 ともいうかもね)
ですが クリエイターとしては約5年。
まだまだ実績も経験も足りないひよっこです。

2年前のあの時は
少しでも経験を重ねてできることは何でもチャレンジしたい! と思っていた頃です。
その気持ちに つけこまれたような・・・
悲しいとも悔しいとも、怒りとも何とも言えない気持ちと感情で
昨夜はほとんど眠れませんでした。(不幸中の不幸で夫は遠征で不在でした)

ただ不幸中の幸いもあって、今はイラストレーターとして所属させていただいている場所があるので
所属場所の代表に相談させていただきました。
深夜にも関わらず対応していただき、アドバイスもいただき、本当に救われました。

ここまで長文を読んで下すった方、
ありがとうございます。

寝ることと食べることが得意分野の私が、こんな心理状態になるとは思っても見なかった。

今日は昨夜のことを夫に聞いてもらい、ゆっくり休むことができそうです。
(寒いので ねっこもぺったり寄り添ってくれています)

看護師を副業として、クリエイター業を本業にして生活できるまで
もう一歩のところまで来ています。

目標達成まで、どうか優しいフォロワーさんたちに見守っていただけたらと思っています。


yunchiru

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