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書案六尺 〜 『たかがコロナと思ったけれど されどコロナであったよな』

…とまぁオチのない都々逸みたいな見出しになったが、要は今頃のタイミングでコロナに罹患した(していた)話なのである。
第五類になってから久しいし、実際に罹患中に死の恐怖などは全く感じていないのだが、やはりこんだけ世の中を停滞させたウイルスであるよなぁと思ったので、しばらくご無沙汰していた文章のアップ一発目はこの話でと考えた次第。

 今から1ヶ月ちょっと前、昔からの友人有志で水天宮で呑んだ。人混みを歩いたのはこの時ぐらいなのでおそらくここが起点かなぁ。
 数日後、一日中の空咳。体内がヤバいと言った感覚の全くないただの果てしない咳。
 エチケットとしてマスクはしたが何だろなぁと言った感じだったのだが、数日後そこそこの熱と鼻水をはじめとする水っ気の奔流。
 ここに至るも、コロナとはつゆ程とも思わず、気候の乱高下による鼻風邪だろうとしか考えておらず市販薬で何とか抑え込んだ。
 1週間後に別件でかかりつけ医に行った際に『なんか鼻風邪引いてた様ですわ 今は全く問題ないんですけどね』などとのんびりと話したら症状を聞いた医者が『ちょっと別室で検査ましょう』などと言って目の前に衝立置かれた時に遅ればせながら事によると俺コロナ?とふと思ったのだが案の定コロナですねの一言。
 もう療養期間過ぎてますねと言われ、特に薬も出しませんのでってな感じで解放されたのだが、シフト仕事で穴も開けられないので、久々にN 95マスク(かつてのサラリーマン時代、鳥インフルエンザの真っ只中の台湾に行く時に会社の安全衛生担当の人がくれたもので結構スタイリッシュで目立たない)などかけて、身近な人にのみコロナだったわと告げ、極力喋らない様にしておったのだが、やはり新型コロナと世の中があれだけ騒いでいたのがよくわかったことがある。

 自分はこうだったの話しかできないのだが、言うならば急性期を過ぎてもしつこく感じるいわば『熾火の様な不快感』が結構続くのだ。
 計ったところで平熱なのだが燻っている様な熱感 そして突然やってくる咳と鼻水などの風水害 この二つが診断後10日ほど続いたのだ。

 なるほどこんなのがずっと続いたなら、心身両面で苦しいだろうなぁとしみじみ思った。
 今過去形でと思ったと言うことはやっとそんな燻りが取れ、おおよそ後遺症と思われる症状もない訳だが、このウィルスのアウトブレイク以後、罹患後の症状に悩まされてメンタルまで弱ってしまった方は周りに何人もいた。本当に辛かったですよねえ。

 この病気の話に限らず、自分が経験しないとわからんことは当たり前だが多い。
 そんな事全て『結構厄介でしたよねぇ』なんてお互いに軽く苦笑いで語れたら良いのになぁとふと考えてしまった我が闘病の記である。

 さてさてなんやカンやで滞っていた自分の日常を改めて始めましょうか。
 また好きな人々と楽しく呑まにゃあならんし、カスタマイズしたエアガンの40メーターでのゼロイン調整もしなきゃなぁ(何言ってるかわからんでしょ)

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