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GIVERについて

アダムグラントさんの「GIVE&TAKE」
がベストセラーになってその後
中田さんのYouTube大学で紹介されたり
「GIVERTAKER」という
漫画を元にした舞台があったりして

「GIVER」とか「TAKER」というワードは
かなり一般層に浸透したように
思えます。

その少し前、中田さんのYouTube大学を見て
その話をいつも行く
バーの店主にした時に
これまでの話の中で
5本の指に入るほど
食いつきが良く

ことあるごとに
「GIVER」とか「TAKER」と言った
言葉をその人も
使うようになりました。

私の恋人もその影響を受けていて
この三人間では
この言葉は普通に通用するワードとして
使っています。

なのでこの三人で
周りの人の話をする時に
「誰がGIVERだ」とか「TAKER」だと
冗談半分で言ったりするのですが

そんな三人は三人とも
「GIVER」のフリして「MATCHER」だなと
思いました。笑

「MATCHER」というのは
周りと「GIVE」と「TAKE」の量を
調整しようとする性格の人で
三種類の中で最も多いと言われています。

日本はとくにその傾向が強いようで
私は実際本の中に書かれている比率より
少し日本人はMATCHERが多めなのでは
ないかと感じています。

それが「義理チョコ」とか
「年賀状」とかいう形で
現れているのかなと。   

お返しがないと
「あの人は返さない」と腹を立てるのも
TAKERと変わらないMATCHERだなと
思う反面
そんなふうになりたくないので
「お返しを期待してのプレゼントは
 辞めよう」
とある時から決めました。

あと本にはMATCHERの次に多いのが
意外とTAKERではなく
GIVERということですが

GIVERには成功者と失敗者が
大きく二極化するとも
書かれています。

虐げられているGIVERも世の中には
多いということです。

多数のMATCHERは
心のどこかで
お返しを期待しながら
贈り物をします。

そんな中
期待しないでGIVERの贈り物は
ある意味リスクがあり
「投資」と捉えることも出来ます。

「投資」ということは
送った先を誤ったら
搾取されることになるし
それがうまく帰って来た時には
MATCHERよりも成功を手にすることが
出来ます。

「まずは与えよ」と言いますが
何か返ってくる保証のない中で
どれだけの人が
与えることができるのでしょうか。

となると前提条件として
人の心を揺さぶって
理性の働きを弱くするという
過程が必要だったりします。

自分の感情が微塵も動かないものに
見返りの期待できないGIVEなんて
多くの人間はできないものです。

理性が完全に崩壊して
感情のみでGIVEするようになったら
そりゃあ虐げられるGIVERとなって
TAKERの餌食になるでしょう。

結局のところは
たとえ「GIVERになれ」と言っても
少しばかりの理性は残して
おかなければならないのです。

人に与えるということも
貯金の概念ではなく
投資の概念であるべきだと
思っています。

「リスク」をやたらと恐れて
何も与えられない人間には
なりたくないものです。

ちなみに私はこのクリスマスに
お店のメンバーにクリスマスケーキを
買ってきました。

このネタのために
ここに書いておくまでは覚えていて
その後はそんなことも
忘れてしまおうと思っています。笑

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