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自粛とリスクヘッジのための副業

「自粛」というとコロナ禍のイメージが
最近では根強いですが
本来「自粛」という言葉は日本ではよく使われていました。

直近ですと
私たちの業界では
某社の大規模通信障害のあとの
積極的な営業の自粛期間があり

さらに遡ると東日本大震災の時も
日本全体が「自粛ムード」でした。
コロナのイメージが強すぎて
「そういえばそうだったな」と
思う方も多いでしょうが。

私は今回の自粛では影響をほぼ受けず
むしろ通信業界だったので
業界全体は潤った方ではないでしょうか。

ただ前回の東日本大震災の自粛で 
一度大きな生活の危機に直面したことがありました。

「こんな日本でたくさん人が死んでる時に
 商業活動なんて不謹慎だ」

そういう雰囲気が日本中を包み込み
そういった購買意欲を煽るような
華やかなCMの類も一切なくなって
ほとんどすべてACのCMだけになりました。

当時ネットの影響力よりまだTVの影響力の方が
強かったので
その時の衝撃もまた大きなものがありました。

私は当時アウトバウンドのコールセンターで
営業をしていたので
そのような不謹慎な営業活動の類に分類され
出勤自体が3分の1に減らされてしまいました。

これでは生活していけません。

私は大学時代にやっていたキャバクラのバイトを
派遣という形で復活して
なんとか生活をやりくりしました。

コロナ禍だと難しい方法でした。

そういった意味では
昔からリスクヘッジをしながら仕事をする
という経験はいくつもしていたのでした。

大学時代に飲食店のバイトをしつつ
実習に就活にで
バイトに時間を割けなくなった時も
それでも生活に必要な資金は
確保しないといけなかったために
時給が高いということで
キャバクラのバイトも掛け持ちから始めたのでした。

本業にほぼ影響がなかった中
私がなんとなく副業をしないといけないような
衝動に駆られたのは
この長年の経験からくるものだったのでしょう。

結果として
生活に困っていたわけではなかったので
私はそのソワソワしたエネルギーを
資格試験の勉強という形にかえました。

日本という国は
平和なようでいて
協調性や共感能力が高すぎることが災いして
その雰囲気が経済よりも優先されてしまう
ことがたびたびあります。

「自粛ムード」が発生することにより
生活が脅かされるリスクは意外と高いのです。

もちろん副業を政府が後押ししてるといっても
まだまだ企業にそれを容認している空気は
浸透しているとはいえません。

ただ空気を読んでばかりでは仕方ないのです。
日本人の強い協調性により
あなた自身の命が脅かされるということも
多くないということを覚えておきましょう。

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